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侯爵様の悪役令嬢(自称)  作者: 杉野みそら
第六章

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お嬢様は恋に気付かない!〜クリスマス番外編〜前編

ぶった切りすみません。クリスマス番外編です。

果たして未だに恋に気付いてないルシアお嬢様のクリスマスはどうなるのでしょうか。

前後編でお送りします。


※エルド視点です。


 屋敷に、赤と緑の飾りが増え始めた頃。

 私はようやく気付いた。


(……この飾りは……)


「クリスマスですわ!」


 そう言ってルシアが目を輝かせたのは三日前のことだ。


(そういえばクリスマスか……)


「街では贈り物を交換したり、特別なお菓子を食べたりする日なんですのよ!侯爵様もご存じでしょう?」


 忘れていたとは言えなかった。


 政務、社交、領地運営。

 祝祭とは「警備を強化すべき日」くらいの認識しかなく、クリスマスもそのひとときに過ぎない。


「ああ、まあ……」


 私が曖昧に答えると彼女は、ぱっと笑顔になった。


「では!今日は特別ですわね!」


 ーーこの時点で、嫌な予感がしていた。ルシアがまたおかしなことを思いついたのではないかと。


 ……結果から言おう。


 私は今、自室のソファに座り、膝の上にルシアを乗せた状態で暖炉の前にいる。


「……なぜこうなった」


「寒いからですわ!」


 ルシアはきっぱりと言い切った。


「クリスマスは寒い日に大切な人と寄り添うものだと、本に書いてありました!」


(また本か……)


 しかも、彼女は一切の邪念がない顔で、私のマントの中にすっぽり収まっている。


「ほら、あったかいですわね。侯爵様」


「…………」


 あたたかい。

 物理的にも、精神的にも。いや、物理的には暖かくてもあまり良くない状況だ。


「ルシア、少し体を離して話をしないか?このままでは色々とまずいから……」


「だめです!」


 私は頭を抱えた。ルシアは金色の目をキラキラと輝かせていた。この瞳で見つめられると、もう私は頷く他はないのだ。


ツリーも贈り物もない特別なこともしない。ほっこりしたクリスマスを目指したいな。それが一番幸せだと思うから。

エルド侯爵は祝祭の日は仕事だったんですね。


良いクリスマスをお過ごしください。

メリークリスマス!あなたに幸せが訪れますように♡


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