顔色の悪いのが来ましたよ〜!
ある程度まで話も進んだので、とりあえず明日からはホーエンス領の調査に入る事になり今は夕食の支度が出来るのを城のテラスで待っていた!
「作物はこれからだけど王都から少し行くと海もあるって言ってたし山もたくさんあるから、そこまで大変な事には、なりそうになくて良かったな〜!」
「それも全てアース様とネルヴィーネ様達の、おかげですよ!」
振り返るとランバルト第2王子が居た!
「ランバルトさん!どうなさったんですか?」
「アース様の姿が見えたので少し、お話しでもと思いまして!お邪魔でしたか?」
「滅相も無い!何ですか話って?」
「実はホーエンス王国の復興ですが私も協力させて欲しいと、もう一度お願いしたくて!」
「そうですか!もちろん協力して頂だけるのは有り難いですよ!復興が進んで軌道に乗れば次に舵をとるのは、貴方達なんですから!」
「ありがとうございます!そう言ってもらえると嬉しいです!私はこの国が大好きなんですよ!だから、どうしても復興させたいんです!他国を攻めて手に入れる復興ではなく地に足を付けて民と共に発展させたいんですよ!兄が舵を取り!私が支えて国を守りたいんです!バイステルを攻めておいて勝手なのですが…」
「過去は過去です!その志があれば大丈夫です!私も全力を尽くしますから!もちろんネルヴィーネさんと龍族や、グランツさんとモントさんもです!あの2人は家族も一緒にですからね!巻き込んで申し訳ないんですが私1人だと不安なんですよ!皆んなで頑張りましょう!」
「ありがとうございます!必ずやり遂げてみせます!よろしくお願いします!」
「ん〜?面白いのが居ますね〜!お客様ですかね〜?」
「えっ?客人なんて聞いてないですし、ここってテラスですよ!」
「じゃ〜どなたですか〜?魔力からして人や龍でもなさそうですけど〜!」
『ほ〜よく気付いたな〜人間ごときが!褒めてやろう!』
空から現れたのは魔族だった!
「お褒め頂き光栄ですが、どなたですか?」
『な〜に少しばかり人間界から面白そうな魔力を感じたからちょっと見に来てみただけだ!貴様がその張本人のようだな〜!』
「まっまさか魔族ですよアース様!」
「へ〜魔族ですか〜!確かに顔色も悪いしツノもあるし見たまんまですね〜!」
『単なるガキだったか…何か拍子抜けしたわ!とりあえず、せっかく来たのだから、この城ごと潰して帰るとするか!もちろん1人残らず消してな!』
「ランバルトさん!確認ですけど知り合いだったり客人じゃないですよね?」
「勿論です!どうしてですか?」
「だって殺してから客人でしたなんて笑えないですからね〜!」
『死ねたわけが!』
魔族が魔法を使おうとした時、魔族の動きが止まって身動きできなくなり、もがき出した!
『何?身体が…いったい何が?』
「遅いですよ〜それに自分の力に過信しすぎですよ!」
『貴様〜!何をしたのだ…俺を誰だと思ってるんだ!我が名はファレスト…があぁ〜離せ〜…』
「ファレストさんですか!僕を殺すとか国を潰して民を消すとか言う人を放す訳がないでしょう!あっ、人じゃなかったですね!まぁ〜長々と苦しめる趣味もないので、そろそろ失礼しますね!」
そう言って俺は魔方陣を発動して一瞬でチリも残さず魔族を消滅させた!
「アース様…いったい何をしたんですか?」
『アース様!ご無事ですか…あれ?』
「何事ですか?」
ネルヴィーネさんが走って来たのを見て王様とか第1王子や王女姉妹までテラスにやって来た!
「父上!魔族が現れたんです!」
『やはりそうでしたか!それで魔族は逃げ去ったのですか?一瞬で気配が消えたとすると転移でしたか?』
「魔族なら僕の消滅魔法で消し去りましたよ!」
『へっ?消滅?魔族を一瞬で?』
「魔族を倒したのですかアース様?」
「確かに私の目の前で魔族を拘束して一瞬で魔方陣が現れて消えました…一瞬で。」
「いや〜だって殺すとか潰すって嫌な奴だったし客人じゃないのも確認しましたからね〜!ファメスタ?フォエスト?何でしたっけランバルトさん!覚えてます?」
「アース様…ファレストですよ!」
『嘘…本当にファレストと名乗ったのですか?ランバルト王子!』
「間違いありません!ネルヴィーネ様!青白い顔色でツノが大小4本で大きな鉤爪の翼を広げてました!貴族に近い黒の服を着て!」
『はぁ〜間違いありませんわ…なんて事でしょうか…』
「まさか…ネルヴィーネさんの客人でしたか…」
『違いますよ!魔王ですよ!間違いなく魔族の絶対的存在、魔王ファレストですよ!』
「「「「「えぇ〜〜〜〜」」」」」
『アース様は魔王ファレストを消滅させたんですよ!しかも一瞬で!も〜さすがとしか言えません!ラドリュース王も魔力が上がったから次は倒せるかもって張り切っておられましたから…伝えないと…いけませんわよね〜…』
「何か、すいませんでした…」
油断だらけの魔王をあっさり倒して皆んなを驚かしてしまったようでした。




