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叙勲より観光?いや治療?

ギルドでの騒動から3日経ち今、俺は家族全員と馬車に乗って王都へ向かっている。昨夜に父と兄が討伐遠征から帰り王様から受勲される事や俺が最年少でのAランク冒険者になった事などを話した。すると父と兄は母や姉たちとは違い城に入れるのか?美味いもの食べれるのか?と言って、お祭り騒ぎだった。


「ね〜父様?褒美で爵位とか領地を下賜されたら嬉しいですか?」


「う〜ん…めんどくさいな!」


「俺もヒラヒラした服着たりペコペコするの嫌だな〜」


「ですよね〜!僕も色んな所に行って冒険したいですし…」


そんな事を言ってる男達を見て母や姉はため息をついてた。どうやら父も兄も俺と同じで権利より自由が好きな様だ。


「ま〜とっとと終わらせて王都観光して帰ろうぜ!俺もジャックも遠征で装備もガタガタだし丁度いいタイミングだしな!エリアも一式買い換えちまえ!」


「えっ?いいの? 王都の装備って高いんじゃないの?」


「俺らの遠征の報酬とかアースがもらった討伐報酬も家に入れてくれたからな!母さんも新しい調理器具を買えば?」


その時、母が静かに微笑んだ。この瞬間に我が家の目的は王都で買い物ツアーになった。


そして家族全員は城の謁見の間に通され両側から貴族に見られながら王様の前に居た。


「余が国王のバイステルである!アースよ此度は我が子テラーを魔物より命を救ってくれた事、王として父として心から感謝する!」


「ありがたき幸せ」


なんて返したらいいのか分からない時は短く丁寧に言えば大丈夫って父さんが言ってたから大丈夫だろう。


「本来なら第1王子も参列させたいのだが病に伏せているのでな…」


第1王子って事はテラー王子の兄で時期王様かな?病って事は重症なのかな?


「実は此度は兄の病を治すのに必要な素材を求めて北の山に住む魔術師の所へ行った帰りだったのだ!結局は無駄足だったがな…」


すると王は人払いをし周りの貴族達を部屋から出した。


「ジャック、マリアンよ、その方らは解呪については詳しくはないか?2人はかつて有名な冒険者だったと聞いたのだが?」


「申し訳ありません、私もマリアンも回復には多少の知識はありますが解呪に関しましては…」


「やはりそうか…解呪は失われた知識ゆえ致し方ない。」


王様も王子もヘコんでるな〜。 まてよ!解呪か〜… これってきっと解呪できるパターンだよな〜?


「あの〜…」


「どうしたアース?遠慮せず申すがよいぞ!」


「よろしければ私に王子様の診断をさせてもらえませんか?治せると断言は出来ないですが解呪魔法なら使えますので。」


「まことか?解呪魔法を使えるのか?」


王様は王子様と話して俺を病室へと案内してくれた。部屋の中には王宮魔道士や王宮薬師の人達が中央のベットで眠る第1王子の看病をしていた。


「アースよ診てくれるか?」


俺は頷きベットへ向かい第1王子に鑑定をしてみた。すると王子のステータスに状態異常・魔呪となっていた。


とりあえず使える解呪魔法の1番強いの使ってみるか?魔法の説明にも、あらゆる呪いを解くって書いてるし!


「ではいきます!」


俺は両手を王子様に向けて解呪魔法を唱えた。


「オール・アンチ・カース」


ざっくりした全部治りそうな術名だなと思いながら唱えると次の瞬間から王子が光り輝き色黒かった肌が血色を取り戻し静かに光が収まっていった。

周りの人達も、その光景に驚き目をパチクリさせている!俺はもう一度、鑑定をしてステータスから魔呪が消えてるのを確認して王様に伝えた。


「解呪は成功しました!ステータスからも呪いは消えましたし肌の色も戻った様ですので時期に目覚めるでしょう」


王様とテラー王子は歓喜し周りの人達も大喜びしていた。しばらくして第1王子は目を覚まして王様と泣きながら話していた。とりあえず治って良かったけど、またややこしくなるかな?と思いつつ一度部屋を出て謁見の間へ戻った。

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