先代の六聖大龍は恐怖の塊です!
龍王の城からの脱出から成功してネルヴィーネさんの背中に乗って集落を目指した!
「すげ〜!龍に乗ってるよ〜」
「普通じゃありえないよな〜?」
「こんな遠くに来たの初めて〜」
「今、向かってる集落には龍達がいっぱい住んでるんですか?」
『正確には人型になって村を作って生活しています!』
「龍ってやっぱり人になれるんですね?間違えて村に入って喧嘩にでもなったら大変だな!」
「じゃ〜私達も知らない間に行ったことあるかもね〜?」
グランツさんとノエルさんの言ってることにも一理あるな!普通の冒険者だったら絶対に勝てないだろうな!
『たまにあるみたいですよ100年に1度くらいは!でもかなり深い山の奥なので人が辿り着くのも大変かと思います!」
「秘境って所なんだな〜?じゃ〜色んな所に龍の村があるんですか?」
『いいえ!龍にも色んな考え方があります!王族の様に龍の姿で城に住んだり、人型で村を作ったり、城などを持たず住処を作って単独で行動する龍もいます!グランツさんが討伐したのは龍ではなく竜です!言葉も喋れず名も持たない種族です!』
「じゃ〜俺が倒した竜についてはネルヴィーネ様や王様も怒ったりしないんですか?俺は同胞殺しになると覚悟してたんですけど…」
グランツさん、そんな事を思ってたんだな…
『その様な事はありませんよグランツさん!我々は龍で討伐されたのは竜!人から見れば近いかもしれませんが種族が違うんですよ!私や王、ヴァルザーク様やバザサール様は古龍種!ですから竜種を討伐したからといってグランツさんに怒りなどありえません!逆に龍族に変わって討伐して頂いた事に感謝しています!』
「そうなんだ…私、誤解してた。アリスを攫ったのは竜だった。でも龍族はアリスを助けてくれた!ちょっとややこしいけど龍族の方々には感謝してます!ネルヴィーネ様、ありがとうございます!」
『ノエルさんの誤解が解けて何よりです!あともう少しで会えますから我慢して下さいね!』
「はい。ネルヴィーネ様」
「あと気になったのが大老様って、どんな方なんですか?」
「俺もそれ聞きたいです!山を吹き飛ばすって言ってましたし!」
『大老様ですか…ヴァルザーク様が王として君臨なされていた頃の側近の方です!今のラドリュース王の代では私がそうですね!バザサール様は、ヴァルザーク様の代からの御意見番です!ただヴァルザーク様は何と言いますか、力で語る戦闘型の方で、その側近も同じ戦闘型の方です!そして今も昔も側近の龍を六聖大龍と称してます!』
「じゃ〜ヴァルザークさんみたいな戦闘型の方が6体も居るって事ですか?」
『そうです!全員が元気です怖いくらいに…』
「うわ〜会ったら面倒くさそうだな〜…」
「アースさん龍の大老に面倒って…」
『いえ!機会があればいいと思います!機会がです!私もこの件が終わったら必死で休みます!誰にも言わずに休みます!命をかけて!』
よっぽどだな!確かにヴァルザークさんみたいな龍が6体って考えただけで俺も怖いよ…
『さぁ〜間も無く到着致します!高度を下げますから振り落とされないで下さいね!』
アリスさんが無事である事を祈って俺達は龍の村に到着した!




