母の次は父を助けに彼らの城へ!
治療を終えて逃げるよう部屋に戻ってしばらくすると部屋のドアを激しくノックされた!ありゃアトニーさんだな。叩き方が取り立て屋の勢いだ!
「今開けますっていうか開いてますから!僕、基本的に鍵はかけない派なので!」
意味不明な事を言った次の瞬間にドアが開いて、そこにはアトニーさんだった。その後、部屋にエリーナさんとアンナも来て落ち着かせるのに苦労した…すると次は回復したジョアンさんが来た。
「失礼します。さぁ〜あなた達は、そろそろ仕事に戻りなさい!他のお客様に迷惑かけちゃダメでしょ!」
何か言いたそうだったが3人は少し微笑みながら仕事に戻った!
「アースさん、この度は本当にありがとうございました!おかげで病気も治り何か昔より元気になった気もします!」
昔より元気って…効きすぎたかな?
「お役に立てたなら良かったです。」
「それで…薬代の事なんですが…」
「あ〜必要ないですよ!材料は全部、山とか森で見つけた物ですし器具だって僕自身のために買った物ですから!」
「薬を作ったんですか?」
「そうですよ!だから気にしないで下さい!これから先も私の薬を使う時は私の判断で使いますし、お金を頂く予定は無いですから!でも意地悪な人からは分からないですけどね!」
「本当にありがとうございます…ありがとう。」
まだ病み上がりなので、もう少し休むように言って部屋まで連れて行った。
「では僕は戻りますから今は無理しないようにして下さいね!」
それからまた部屋に戻って夕食を済ませると部屋にエリーナさんとアトニーさんが来た!
「アース君、本当にありがとう。しかも治療代も要らないなんて、どうお礼をすればいいのか…」
「本当にそう、私たちは、どうお礼をすればいいのか…」
「もう頂きましたよ!あれだけ喜んでもらえたなら何も要らないですよ!それに、あまり言われ過ぎるようなら僕が出て行かなくなっちゃいますよ!」
「そこまで言われるとな…わかったよ、ありがとう!」
「ところで、お父さんはどこへ出稼ぎに行ってるんですか?早く教えてあげないと!」
「実は父の出稼ぎ先は遠征依頼を受けて龍の討伐に行ったんですよ…」
龍ですか…龍って事は…あの親子がらみだよな〜…王だし…ここまで乗りかかった船だし行かないとダメだよな〜…バカ親子に会いに…
「どうかしましたかアースさん?」
「龍と聞いて驚かれましたか?」
「いや…驚きよりも…また会いに行くのかと思って…。」
「え?誰に会うんですか?」
「あ〜龍ですね…バカな…」
「無茶です!いくらアース君が強いといっても相手は龍ですよ!危険過ぎます!母の恩人にそんな事はさせられません!」
「大丈夫ですよ!仲良しなので…」
「仲良しって?」
「とにかく大丈夫です!ちょっと行って来ますね!」
「えぇ!今から⁇」
2人が止める間もなく空間魔法で龍の親子に会った山へ転移した!
「嘘…消えた…兄さん、どういう事?」
「まったく分からん…」
「さてと、あの親子が飛んで行った方向に探知魔法を使いながら飛べば見つかるだろ!」
防風結界を張り探知で龍親子を探しながら全力で飛び出した!しばらくすると。
「見つけた!龍親子だ!それと複数の龍と4つの反応は人だな!」
とりあえず4人のいる方へ向かった。すると鎖につながれている冒険者が倒れていた!この中に…父親の名前を聞くの忘れたよ…
「え〜っと、この中にミストガルの山小屋亭よりお越しの主人さんはいらっしゃいますか〜?」
「私が主人のヨセフだが貴方は?」
「あ〜良かった!生きてた生きてた!え〜っと奥様は完治されましたので帰りましょう!」
何を言ってるんだコイツは的な目だな…
「帰るだと?ここは龍の巣食う城だぞ!血迷ってるのか?」
「多分、大丈夫ですよ!話してみますから!」
とその時、見張りの龍がやって来た!




