偉いさんが来る前に出発だ!
宿を出て5分くらいでギルドに着いた。少し早めに来たので混雑はしてない様だ。中に入りいくつか並ぶカウンターの前に立った。
「おはようございます、ようこそミストガル支部へ!」
「おはようございます。実はこちらのギルドは初めてなので活動申請をしたいのですが!」
「かしこまりました。私は受付担当のノエルと申します。ではギルドカードをお願いします」
ノエルさんにギルドカードを渡した。
「あの〜…アースさんは、その歳でAランクなんですか?」
「え〜色々とありましてトントン拍子で…」
そしてカードを読み取る装置のようなものにあてるとノエルさんの顔色がさらに青ざめ少し涙目になってる。
「公爵…様…ですか…」
「あ〜それも気にしないで下さい。冒険者には変わりないですから〜!」
あ〜そうですかといく訳もなくノエルさんは慌てふためくが朝早くに来たから、まだギルドマスターなどの偉いさんも来てないので困っている。
「とにかく私は普通に冒険者として来てるので活動申請をお願いします!」
なんとか申請を済ませてノエルさんを落ち着かせてからギルドを出た。あまり長居しても悪い予感しかしないし。
「さてと。今日は、とりあえず外に出て狩だな!」
ギルドの依頼には色々あって討伐や捕獲に納品などがある。ゆっくり依頼を見たかったけど偉いさんが来たら面倒なので今日は捕獲か納品依頼をする事にした。これなら適当に薬草や魔獣やらを狩って納品依頼と一致するのがあれば提出するだけだ。
「お〜朝早くから狩りか?気よつけてな!」
「はい。行って来ます!」
門番の人に挨拶して街を出て街道を行く。
「どこに行こうかな〜?何か近くにいないかな?」
俺は周囲に魔物がいないか検索魔法で調べてみた。検索魔法もレベル10なのでかなりの範囲を検索できる。
「え〜っと〜…森にはゴブリンとかオークにオーガで草原には兎とか狼さんの獣類で山にはゴーレムと鳥類にドラゴンとかもいるな〜!」
すると草原の方から「助けて〜」と叫びながら冒険者が大きな熊に追いかけられてた。
「朝から災難だな〜!助けたほうがいいよな?」
行って助けて話が長くなるのも嫌だったから火魔法を少し改良した長距離狙撃魔法で熊を狙う。
火魔法を小石くらいに圧縮して発射する実にシンプルな魔法だけど外したらダサいから誘導も付与しておく!
「あれは前に狩ったグリズリーキングだな〜!今、助けるからね〜!」
放った小石程の火球は熊に向かって一直線に飛んでいって額を貫いた。そして走っている進行方向へ倒れて絶命した。
逃げた冒険者はこちらに気づいて手を振っていたので振りかえして俺はその場を離れた!
「よし山に登ってみよう!ドラゴンも見たいし鉱物も不足してるみたいだったしな!」
そうして飛行魔法で山に向かった。空からさっきの冒険者を見ると倒れたグリズリーキングを見ながらボーっとしてた。
「朝から熊死は嫌だよな〜。助かって良かった!」




