13話 妖気玉とは?
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河童が進化した河精…希少度レア対、
唐傘小僧、希少度ノーマル…では、勝敗は言わずもがな。
河童の姿から…より、人に近い姿となり、波打つ青い髪に長い腕には大きな鰭が七色に輝いている。
足にも鰭が揺らめき、人魚に近いような姿となっていた。
そんな河精は腕を徐に上げ、水泡を纏わせる。
それを素早く振り下ろす。
河精の水泡は強烈な水流砲となり、唐傘小僧に直撃する。
強烈な水の圧で吹き飛んだ唐傘小僧は反撃する間も無く
あっさりと姿は霧散する。
「やりました!河精さん勝ちましたよ!」
『おおー!危なげない勝利だ!』
『河精、強えええー!』
『おめでとうー』
視聴者達からの祝福に、華乃は嬉しそうに、
コクコクと頷き、役目を終えた河精は、符へ戻っていく。
「河精さん、ありがとうございました!」
『華乃ちゃん、忘れずに妖気玉を回収しよう』
「あ!そうでした…ええと、この紫の玉かな?」
華乃が地面をキョロキョロと探し、見つけたのが、この紫色の小さな…ビー玉サイズの玉だ。
『そう、それだねー!』
『符屋とかで、修理の時とかに利用するんだよ』
『ノーマルだから値段は安いけどね』
『これも貯まれば、良い稼ぎになるよきっと!』
「はい、これ一つで二百円はするのですよね?
…カップラーメン代になります!充分、わたくしにとっては助かる収穫ですー!」
『www』
『カップラーメン代とかww』
『よ、良かったね』
華乃の発言が視聴者に笑いをもたらせているうちに、視聴者人数はついに、百人を突破していた。
「わわわぁ!つ、ついに視聴者さまが百人超えました!皆さま本当にありがとうございます!」
(視聴者には見えないが)華乃は、深くお辞儀をして感謝を表す。
『華乃ちゃん、おめでとうー!』
『初々しくて面白いもんな、華乃ちゃんは!』
『これからも、応援するからねー!』
「この調子で、どんどん物の怪に対峙していきます!!」
華乃は再び、二層を巡り始める。
二層には、殆ど配信者は来ておらず、奥の方で一組だけ、配信者グループがレポートしているのを確認できるくらいだった。
◇
その後、二匹のノーマル物の怪を退治した華乃だったが、ふと立ちくらみに襲われる。
「う、うー…ん…?何か、調子が悪くなってきました」
妙な疲労感が全身にのし掛かるようだった。
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