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13話 妖気玉とは?


◇◇◇◇◇



河童が進化した河精…希少度レア対、

唐傘小僧、希少度ノーマル…では、勝敗は言わずもがな。

 

河童の姿から…より、人に近い姿となり、波打つ青い髪に長い腕には大きな鰭が七色に輝いている。


足にも鰭が揺らめき、人魚に近いような姿となっていた。


そんな河精は腕を徐に上げ、水泡を纏わせる。

それを素早く振り下ろす。

 

河精の水泡は強烈な水流砲となり、唐傘小僧に直撃する。

 

強烈な水の圧で吹き飛んだ唐傘小僧は反撃する間も無く

あっさりと姿は霧散する。



「やりました!河精さん勝ちましたよ!」



『おおー!危なげない勝利だ!』

『河精、強えええー!』

『おめでとうー』



視聴者達からの祝福に、華乃は嬉しそうに、

コクコクと頷き、役目を終えた河精は、符へ戻っていく。



「河精さん、ありがとうございました!」



『華乃ちゃん、忘れずに妖気玉を回収しよう』



「あ!そうでした…ええと、この紫の玉かな?」



華乃が地面をキョロキョロと探し、見つけたのが、この紫色の小さな…ビー玉サイズの玉だ。



『そう、それだねー!』

『符屋とかで、修理の時とかに利用するんだよ』

『ノーマルだから値段は安いけどね』

『これも貯まれば、良い稼ぎになるよきっと!』



「はい、これ一つで二百円はするのですよね?

…カップラーメン代になります!充分、わたくしにとっては助かる収穫ですー!」



『www』

『カップラーメン代とかww』

『よ、良かったね』



華乃の発言が視聴者に笑いをもたらせているうちに、視聴者人数はついに、百人を突破していた。



「わわわぁ!つ、ついに視聴者さまが百人超えました!皆さま本当にありがとうございます!」



(視聴者には見えないが)華乃は、深くお辞儀をして感謝を表す。



『華乃ちゃん、おめでとうー!』

『初々しくて面白いもんな、華乃ちゃんは!』

『これからも、応援するからねー!』



「この調子で、どんどん物の怪に対峙していきます!!」



華乃は再び、二層を巡り始める。


二層には、殆ど配信者は来ておらず、奥の方で一組だけ、配信者グループがレポートしているのを確認できるくらいだった。



その後、二匹のノーマル物の怪を退治した華乃だったが、ふと立ちくらみに襲われる。



「う、うー…ん…?何か、調子が悪くなってきました」



妙な疲労感が全身にのし掛かるようだった。



◇◇◇◇◇

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