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空の龍脈 その1

静寂。


空に浮かぶ巨大な大陸。


雲の海の向こうで、


ゆっくり漂っています。


滝みたいな水が空から流れ落ち、


島の下側には、


巨大な木の根みたいな結晶。


夕日に照らされて、


まるで空そのものが光ってるみたいでした。


全員、


ぽかーん。


白もふ。


『でかい』


ショウタ。


「感想が小学生!」


カエルは震えています。


『あんなところまで水脈つながったの……?』


クロックが高速分析。


モノクルがピピピピ!!


『超高濃度竜脈反応』


『信じられません』


メカリンは目を輝かせました。


「空飛ぶ遺跡ぃぃ!!」


ショウタ。


「絶対乗り込む顔してる!!」


黄金龍は、


珍しく真面目な顔。


『……“天環島”』


静寂。


ガンテツのおじさん。


「知ってるのか!?」


黄金龍はゆっくりうなずきます。


『昔、空の水脈を管理してた場所』


『世界中の流れが集まる島』


クロック。


『伝説級文明です』


ショウタ。


「最近ずっと伝説級ばっか!」


しかし。


黄金龍の表情は暗い。


『でも、おかしい』


『本来、あそこは眠ってる』


その瞬間。


空の大陸が、


ごぉぉぉ……と低く振動しました。


雲が渦を巻く。


空の水路が光る。


そして――


島の中央に、


巨大な“目”みたいな光が出現。


カエル、


顔面蒼白。


『管理核が起きてる』


ショウタ。


「管理核!?」


クロック。


『古代制御装置です』


『もし暴走すれば――』


次の瞬間。


空から、


超巨大な水の柱が落下。


ドバァァァァァ!!


遥か遠くの山が、


一瞬で湖になりました。


全員停止。


ショウタ。


「スケールがおかしい!!」


カエル。


『世界中の水脈がつながり始めてる』


『止めないと、全部あふれる』


静寂。


白もふ。


『世界びちゃびちゃ?』


「ざっくり怖い!!」


そのとき。


空の大陸の端から、


小さな光が落ちてきました。


ひゅぅぅぅ……。


流れ星みたいに落下。


そして。


町の近くへ、


ドゴォン!!


土煙。


ショウタたちが駆け寄ると――


そこには、


ボロボロの“古代ロボット”が倒れていました。


ロボットの目が、


ぴこっ。


点灯。


『……緊急……警告……』


ショウタ。


「しゃべった!」


ロボットは、


ガタガタ震えながら起き上がります。


『天環島……制御不能……』


『“空海門”が……開く……』


クロックの表情が凍りました。


『まさか……』


ショウタ。


「何!?」


クロック。


『空海門は、世界中の海と空の水脈を接続する装置です』


『完全解放されれば――』


その瞬間。


空の彼方で、


巨大な海そのものが持ち上がりました。


静寂。


空に、


“逆さまの海”が現れます。


白もふ。


『うわぁ』


ショウタ。


「うわぁじゃない!!」

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