1月
1月1日 土曜日
麗「・・・おめでと。今年もよろしく」
赤「ああ。明けましておめでとう」
麗「さ、才律」
赤「なに?」
麗「えっと、シャンパン飲まない?」
赤「悪い、俺お酒は飲まないって決めてるんだ」
麗「そう。じゃ、何する?もう寝る?」
赤「早いぜ麗さん」
麗「・・・・・・」
赤「・・・麗さん?」
麗「フンだ」
赤「・・・阿比留さん」
麗「次名字呼びしたら本気で怒るからね」
赤「・・・・・・麗、寝よ」
麗「うん・・・え、寝るの?」
1月2日 日曜日
茜「あけおめ!」
赤「ああ。おめでとさん」
茜「山口は妹ちゃんと昼ご飯食べてくるから遅れるって」
赤「麗は親戚の挨拶してから来るとかなんとか」
茜「・・・麗?」
赤「あ」
茜「え?呼び捨て!やっとしたの!」
赤「・・・」
茜「じゃ、私も茜でいいよ!」
赤「・・・上地さんは俺に才律って呼んでいいって言われたら呼ぶの?」
茜「勿論」
赤「・・・分かり合えん」
山「お待たせ!」
茜「ん!おはよ!」
赤「ああ。随分待ったぞ。助けてくれ」
山「何がだ?」
赤「お前の彼女がお前の惚気を永遠に聞かせてくるんだ」
山「・・・た、例えばどんな?」
茜「さっき話してたのが、賢蒼が私にお茶を掛けちゃったときの話で、その前がえっちするときに頑なに電気を消そうとする話で、その前がショッピングモールで下着売り場に連れてった話だよ!」
山「っ」
赤「な」
麗「ごめんね、長引いちゃって」
赤「・・・よぉ」
山「・・・」
茜「あけおめ!ことよろ!」
麗「うん、おめでと。で、この2人はなんで元気がないの?」
赤「聞くな!」
茜「やっぱ麗ちゃんも気になるよね!じゃ、聞かせてあげる。まだあるんだ!一緒にアマプラで見てた映画の濡れ場のシーンで、山口がこっちをチラチラ見てくるんだ!それでさ!」
赤「・・・おい、もういいだろ。吐きそうだ」
山「・・・死にたい」
麗「わかるよ。才律もこの前一緒にベンチでおしゃべりしてたらさ、ちっちゃい子が才律に話しかけてたんだ。その時の顔がもう、優しくって優しくって」
赤「・・・もうやだ」
茜「あれ?麗ちゃん、名前呼び!」
麗「っ、ま、まあね。才律が私のこと呼び捨てするようになったから私もね」
1月3日 月曜日
茜「じゃ!またあーそぼ!」
山「勿論!おやすみ!」
茜「うん!」
茜「・・・ただいま」
父「・・・」
母「・・・おかえり。ご飯は?」
茜「いらない」
父「・・・」
母「・・・風呂、早く入って」
茜「わかった」
父「・・・」
茜「風呂、出たよ」
母「そう。おやすみ」
父「・・・」
茜「・・・はぁ」
山『はい!今日の写真だよ!また遊ぼ!』
茜「・・・ふふっ」
茜『ありがと!また遊ぼ!』
1月4日 火曜日
茜「・・・おはよ」
父「おはよう」
茜「・・・」
父「・・・」
茜「・・・あ、あのさ、冬休み明けの三者面談」
父「・・・ママに言いなさい」
茜「・・・うん」
1月5日 水曜日
茜「・・・ただいま」
母「大体!あなたがいつもそうやって何も考えずに!」
父「・・・」
母「ああっ、本当にいい加減にして!もうほんと無理!」
茜「・・・っ」
1月6日 木曜日
茜「それでさ!昨日野良猫がいてさ!なんか茶色っぽい可愛い猫で、目があったら逃げられちゃったんだ。触ってみたかったなぁ」
赤「野良猫ねぇ」
麗「私、猫触ったことない」
赤「俺もだな。触りたいと思えない。汚らわしい。な?」
麗「違うよ。一緒にしないで。猫は好き」
赤「昨日までそう思ってたんだよ。や、俺猫大好きなんだよね。」
麗「調子がいいんだから」
茜「2人はペット飼ってるの?」
赤「いや、姉上も兄上もアレルギーだし」
麗「熱帯魚くらいなら、ジョヴァンニが飼ってるよ」
1月7日 金曜日
母「三者面談が22日ね。わかったよ。それだけ?」
茜「うん」
母「おやすみ」
茜「うん」
1月8日 土曜日
山「おはよ」
茜「うん、おはよ。明後日から3学期だねー。カレンダー見てびっくりしたよ」
山「もうすぐ進級だし、早いね」
赤「進級できるのか?」
山「馬鹿にすんな!」
茜「来年も4人一緒のクラスがいいね」
山「ああ、だといいけど」
1月9日 日曜日
赤「結局、お前上地さんのどこが好きなんだ?」
山「んだよ、藪からウドに」
赤「色々違う」
山「うーん、なんだろうね。ノリが合うところとかかな。お前こそ阿比留のどこが好きなんだよ」
赤「全部だ」
山「それずるいぞ!」
1月10日 月曜日 成人の日
赤「姉上って、なんで漫画家になったんだ?」
姉「ん?大学でなんとなく応募した新人賞に入選したからだよ」
赤「兄上は?なんで専門学校に行ったんだ?」
兄「もともと床屋で働きたかったからだよ」
赤「・・・参考にならん」
兄「進路か?」
赤「ああ」
兄「進学しろ」
姉「進学しなさい」
赤「・・・なんでだ?」
兄「別に目的がないなら大学には通いなさい」
姉「大学なんて遊ぶだけだよ」
赤「・・・」
兄「将来の夢とかは特にないんだろ?」
赤「ああ」
兄「じゃ、法学部で公務員にでもなれ」
赤「・・・参考にするよ」
1月11日 火曜日
茜「食べよ!いただきます!」
麗「いただきます」
赤「いただきます」
山「いただきます」
茜「ん・・・あんまおいしくなかった。ハズレ買っちゃった」
山「マズいの?一口頂戴」
茜「あーん」
山「あ・・・なんか、味のかみ合わせが悪いね」
赤「・・・麗、外で食べない?」
麗「土砂降りよ。才律、あーんして」
赤「しねーよ」
麗「あーん」
赤「・・・・・・あ」
麗「どう?」
赤「・・・タケノコ?」
麗「なにが?」
赤「や、シュウマイの中にタケノコが入ってるのは初めてだな」
1月12日 水曜日
赤「麗さん、大学はどこに行くんだ?」
麗「フン」
赤「・・・麗、大学はどこに行くんだ?」
麗「えっと、九音衛府大学だよ」
赤「へぇ、手堅いね」
麗「・・・手堅いって、偏差値66なんだけど」
赤「なんでそこなの?」
麗「色々あるけど、経営学学びながら資格を取るサポートも手厚いし、大学の近くにおっきな美術館とかもあるからね」
赤「・・・」
麗「なんで急に?」
赤「俺もその大学にしよっと」
麗「は?」
1月13日 木曜日
赤「・・・親父」
父「おう、お前の声聞くの何年ぶりだ?どうしたんだ急に」
赤「今、どこにいるんだ?」
父「今はバンクーバーだな。帰ってくるのはまだ来年とかになりそうだ」
赤「・・・俺、進学する」
父「好きにしろ。大学の名前は?」
赤「・・・九音衛府大学だ」
父「ふむ・・・悪くないと思うぞ」
赤「じゃ」
1月14日 金曜日
赤「兄上、姉上、俺九音衛府大学に行く」
姉「いいと思うよ」
兄「ああ、悪くない」
赤「それで23に三者面談があるんだ。どっちか空いてない?」
兄「私はその日空いてるぞ」
姉「私も」
赤「・・・」
姉「じゃ、年上で大学行ってる私が行くよ」
兄「頼んだ」
赤「お願い」
姉「いいけど、今日の昼ご飯はボンゴレビアンゴね」
赤「あさり高いんだよなぁ」
1月15日 土曜日
赤「姉上、お小遣いが欲しい」
姉「え?なんでいきなり。前まで貰ってなかったじゃん」
赤「や、バイト辞めちゃって稼げてないんだよ。9月からここまで貯金だけで凌いでたけど底が見えだした」
姉「別に、才律が受け取ってないだけでお小遣いは毎月振り込まれてるよ」
赤「え」
姉「待ってね、これが通帳。はい」
赤「・・・40万・・・だと?」
姉「うん、毎月中学校の時は5000円、高校では1万、大学では3万、社会人では2万貰えるからね」
赤「・・・ありがてぇ。え、兄上も小遣い貰ってるの?」
姉「ま、使ってないと思うよ」
赤「姉上は?」
姉「私は彼氏とのデートに使ってるよ。結婚するかもしれないし」
赤「・・・」
姉「ま、私今年で27だからね」
赤「・・・アラサーイーシャンテン」
姉「なんつっただ!」
1月16日 日曜日
兄「ご馳走様」
姉「ご馳走様」
赤「あいよ。コーヒーあるよ」
姉「貰う」
兄「私も。姉ちゃん」
姉「はいはい」
赤「・・・兄上って、今年でいくつだ?」
兄「25」
赤「・・・彼女と結婚するのか?」
兄「どうだろうな。正直別れるかもしれん」
赤「え」
兄「なんか別れる理由がないから付き合ってるって感じだからな」
姉「どれくらい付き合ってるんだっけ?」
兄「んーと・・・11年だな」
赤「は?」
姉「うわぁ・・・それで結婚しないの?」
兄「正直、愛情とかないしな」
姉「その割に毎週末にご飯行ってるよね」
赤「・・・」
兄「愛情は失せても友情は残ってるからな」
赤「・・・」
1月17日 月曜日
赤「麗」
麗「ん?」
赤「・・・もし俺がさ」
麗「無理だよ」
赤「・・・は?」
麗「別れたいって言ったらとか、もっと重い過去があったら離れるとか言い出すのかなって思って」
赤「いや、違うよ」
麗「じゃあ、なに?」
赤「えっと、このまま時間だけが過ぎたらどうする?」
麗「・・・なにその質問。私は阿比留家の跡取りだから、24歳がボーダーかな」
赤「なにの?」
麗「自分で考えてみてよ。ま、私としては才律から言って欲しいかな」
1月18日 火曜日
茜「・・・ただいま」
母「おかえり。ご飯?お風呂?」
茜「先にお風呂に入るよ」
母「そうしちゃって。パパが帰ってきちゃうから」
茜「・・・」
茜「ふぅ・・・温かい」
茜「・・・そんなにパパが嫌いなら、離婚すればいいじゃん」
茜「なんで嫌いなのに一緒に居るの?」
茜「私には、わかんない」
茜「・・・私も、賢蒼が嫌いになるのかな」
茜「一緒に居たくなくなるのかな」
茜「・・・・・・」
茜「お風呂、出たよ」
父「・・・ただいま」
母「・・・」
茜「・・・・・・おかえり」
母「・・・」
1月19日 水曜日
茜「もう1回!もう1回!」
赤「何回やっても負けねーよ」
麗「・・・何してるの?」
茜「おはよ!13って言ったら負けのゲームしてるんだ!」
赤「先行どうぞ」
茜「じゃあ、1!」
赤「2、3、4」
茜「5、6、7」
赤「8」
茜「えっと、9」
赤「10,11,12」
茜「・・・おかしい!」
麗「・・・赤羽が先行にしたら」
赤「そうだな。じゃ、次は15にしようぜ。1、2」
茜「3!」
赤「4、5、6」
茜「7、8、9」
赤「10」
茜「11!」
赤「12、13、14」
茜「・・・なんでぇ」
麗「才律」
赤「必勝法があるなら使わない方が礼儀に反する」
茜「え?必勝法があるの?」
赤「勿論」
1月20日 木曜日
茜「・・・いってきます」
父「・・・学校じゃないのか?」
茜「今日は休み」
母「・・・」
茜『今暇?』
山『ごめん!親父の手伝いがある!明日なら大丈夫』
茜『大丈夫だよ!明日遊ぼうね!』
茜「・・・はぁ」
茜『麗ちゃん!暇してる!?』
麗『ごめん、今週はちょっと予定が』
茜『大丈夫だよ!また遊ぼうね!』
茜「・・・・・・はぁ」
茜「・・・・・・これ、ください」
女「かしこまりました。他に注文はございますか?」
茜「ないです」
女「かしこまりました。お水はセルフサービスとなっております」
茜「・・・・・・」
女「お待たせしました。ドリアですね。ご注文おそろいですか?」
茜「大丈夫です」
女「では、ごゆっくりどうぞ」
茜「・・・」
茜「・・・ただいま」
父「おかえり。夜ご飯は?」
茜「食べる」
父「そうか」
茜「・・・おやすみ」
父「ああ」
1月21日 金曜日
茜「いつもの髪型ってお願いしたんだよ。でも番号を言い間違えちゃって超長かった髪の毛バッサリ切られちゃってさ。しかもその時寝てたからもう、すっごいショックでさ。店員さんも確認を何回か取ってほしかったよね。ま、髪短いメリットをそこで知ってさ、中1からずっとショートだよ」
山「ちょっと見てみたいな」
茜「やーだね。その頃の私メガネちゃんだったし」
山「待ってめっちゃ見てみたい」
茜「山口はずっとツーブロだよね」
山「ま、注文しないんだよね。行きつけの床屋にいつものって言ったらこうなる」
茜「麗ちゃんは?」
麗「才律と仲たがいする前まではセミロングだったな」
茜「あ!覚えてるよ。イキナリショートになって茶髪に染めてたもんね!」
赤「・・・」
麗「赤羽はまた伸びてきたね」
赤「・・・あの時の短髪は、正直忘れて欲しい」
麗「私は向き合ってくれたんだなって思えて嬉しかったよ」
1月22日 土曜日
先「上地さんのレベルの大学と言ったら、名島大学や、平和大学、私立でしたら盃口大学、みどり一大学なども目指せますよ」
母「偏差値ってどれくらいですか?」
先「そうですね、上地さんのレベルでしたら58はよっぽど大丈夫ってレベルですね。背伸びしたら61の潤大でしたり64の旗檎も頑張れば入れますね。それ以上となってくると、相当しんどいか、浪人もあり得るレベルですね」
母「そうですか・・・」
茜「・・・」
先「おすすめはこの名島大学ですね。いろんな大学が密集してる地域にありますし、アクセスも悪くないです。教育学部がとても有名で、教員目指すならここって大学です」
茜「・・・近くにどんな大学があるんですか?」
先「えっと、青寂大学や、大修大学、九音衛府などですね」
茜「・・・ここにします」
先「わかりました。お母さんも大丈夫ですか?」
母「・・・県外だけど、大丈夫?」
茜「うん」
母「・・・ここにします」
先「わかりました。これ、パンフレットですね。したら、本日はお疲れさまでした」
1月23日 日曜日
姉「お待たせ」
赤「スーツ、持ってたんだな」
姉「ま、就活しようと思ってたし」
赤「リクルートスーツかよ。彼氏からの贈り物?」
姉「ご名答」
赤「自分で買えよ」
麗「あ、才律」
母「初めまして。麗の母、梓です」
赤「こんにちは」
姉「あ、こんにちは。姉の美海です。いつも才律がお世話になっております」
母「随分お若くて綺麗なお方と思ったら、お姉さんなんですね」
姉「そんなそんな綺麗だなんて。奥様こそ私より年下なんじゃないかなって勘違いしそうになりましたよ」
母「ふふっ、嬉しいお言葉です」
麗「お母さん、呼ばれてるよ」
母「あら、それじゃ失礼します。才律君、いつでも家に来てね」
赤「嬉しいお言葉です」
姉「・・・可愛いね。あんな小顔なの羨ましい」
赤「まぁ、客観的に見て可愛いな」
先「本日はわざわざありがとうございます」
母「いえいえ」
先「えっと、阿比留さんが志望されている九音衛府大学、十分狙えるラインですね。なんなら指定校も余裕で通りますね」
母「じゃあ、そこでお願いします」
麗「お願いします」
先「お待たせしました」
赤「お願いします」
姉「お願いします」
先「えっと、志望校は決めましたか?」
赤「はい、九音衛府に行きます」
先「わかりました。んーと、指定校の方は少しだけ怪しいですね。欠席日数が少し普通より多いですから、勿論、何回も学年トップを取る実力があるので推薦を使わずとも受かると思います」
姉「わかりました。ありがとうございます」
赤「じゃ、指定校は通ればラッキーでメインは普通に一般入試にします」
先「わかりましと。これ、よかったらパンフレットです。お疲れ様でした」
1月24日 月曜日
麗「・・・」
執「お嬢様、食事の準備ができました」
麗「ね、ねぇジョヴァンニ」
執「はい」
麗「わ、私ちょっと太った?」
執「・・・いえ、見た目はさほど変わっておりませんよ」
麗「・・・58キロ」
執「お嬢様は身長が高いですので、そう気にする必要はないですよ」
麗「・・・運動しようかな」
執「というよりお嬢様、また背が伸びていませんか?」
麗「え?」
執「測って見ましょう・・・170センチですね」
麗「え?」
1月25日 火曜日
赤「おはよ」
麗「・・・才律って、身長いくつ?」
赤「169じゃなかったかな」
麗「・・・でも、私より背が高いから171くらいじゃない?」
赤「麗って、170あるんだな。初めて知った」
麗「た、体重聞いてもいい?」
赤「んー58くらいじゃないかな。4月時点の時は56だったけど」
麗「・・・・・・ごめん、今日さちょっと歩きながら喋らない?」
赤「麗さんは今のままで十分だぜ」
麗「ち、違う、ダイエットじゃないし」
赤「ま、構わないぜ」
1月26日 水曜日
麗『茜ちゃんって身長どれくらい?』
茜『え?155センチで体重は秘密だよ!』
麗『そう』
茜『なに?ダイエット?』
麗『ま、まぁね』
茜『麗ちゃん結構細そうだけど、何キロ?』
麗『笑わないでね。58キロ』
茜『え』
麗『・・・忘れて』
茜『ごめん!びっくりしただけ!』
麗『びっくりしないで!』
1月27日 木曜日
茜「いただきます!今日は新発売のイチゴとマンゴーのフルーツサンド!いいでしょぉ!」
山「俺はいつものツナマヨと明太子。あげないからな」
茜「いらんし!」
赤「麗は?」
麗「私は普通に弁当だよ。ジョヴァンニお手製」
赤「・・・大根のサラダにきりぼし大根、マツタケの焼いたのにアボカド・・・」
麗「な、なに?」
赤「前も言ったけど、そんなに気にしなくてもいいと思う。細すぎると心配になるし」
麗「う、うるさい!」
赤「ほら、麗、あ」
麗「あ・・・おいしい」
赤「鶏肉は太りにくいからな。もう1ついる?」
麗「・・・ほしい」
茜「目の前でいちゃいちゃしないでよ!」
1月28日 金曜日
茜「正直さ、もうコンビニのパンとかは食べ飽きたんだよね」
山「わかるぜ。俺もツナマヨしか食わんから」
赤「三つ子の魂百までか」
山「どういう意味だ?」
赤「お前は3歳くらいの脳みそってことだ」
山「ぶっとばすぞ!」
1月29日 土曜日
山「赤羽、弁当のレシピを送ってくれ」
赤「なんでだ?冷凍食品レンジでチン。トンナンシャーペイハツハクチュン」
山「や、茜に食べさせてあげたいからな・・・無駄に語感がいいな」
1月30日 日曜日
赤「・・・お前、料理うまくね?」
山「そうか?したら次は何するんだ?」
赤「ベーコンに焼き色を付けたら、アスパラに巻き付けてつまようじで固定だ。手、洗ってからベーコンに触れよ」
山「料理って結構楽しいな」
赤「毎日やったらそんな気持ちは消えるさ」
山「タコさんウィンナーってこうやって作るんだな」
赤「・・・お前、シイタケに飾り包丁入れるって、どこで学んだ?」
山「え?妹の真似っこ」
赤「なるほど。最低限の基礎があんのか」
山「なんでだ?」
赤「いや、麗がびっくりするぐらい料理できなくてさ。猫の手も知らなければ米を洗うって言ったりな。注意してみておかないととキモが冷えるぜ」
山「・・・お前、めっちゃ笑顔だな」
赤「っ・・・うっせ」
1月31日 月曜日
山「えっと、茜。弁当作ってきたから一緒に食べない?」
茜「え?賢蒼が?」
山「うん、赤羽に作り方教わってさ」
茜「食べる食べる!」
茜「いただきます!」
山「・・・ど、どうだ?」
茜「・・・っ、お、おいしい」
山「お、おい、なんで泣いてるんだ?そんなにマズかったのか?」
茜「違う・・・嬉しくてさ」
山「・・・」
茜「・・・久しぶりに温かい昼ご飯食べたなって思ってさ」
山「・・・」
茜「忘れて!山口も食べよ!」
山「・・・ああ、俺も食べるぜ!いただきます!」
茜「・・・賢蒼」
山「我ながら旨いな。なに?」
茜「えっと、なんで弁当作ってくれたの?」
山「いっつも菓子パンだからさ、体にいいかなって。でも今日以外多分無理だよ。ごめんね」
茜「ううん、めちゃくちゃ嬉しいよ。ありがと。大好き」
山「俺も大好きだよ」




