9月
9月1日 水曜日
麗「どうだった?」
赤「余裕だね。満点かも」
山「この問題、マジわかんなかった」
麗「大問1の2。ああ君子怪力乱神を語らずね」
茜「なにそれ?先生言ってた?」
麗「うん。先生が雑談みたいな感じに論語の話の最中、さらっと言ってた」
山「赤羽、お前聞いてたの?」
赤「聞いてたもなにも、普通に知ってた。地霊殿知らないのが悪い」
9月2日 木曜日
山「・・・」
茜「ね、ねぇ」
山「やめろ!話しかけるな!知識が抜け落ちる!」
赤「・・・ナゲットの定番ソースとかけて、ピアノがヘタクソなご主人様がそれでも練習する姿に心をうたれ、手取り足取り教えるメイドとときます」
山「・・・その心は?」
赤「マスター、ドです」
茜「・・・ふふっ」
山「ふざけんな!忘れたじゃねーか!」
9月3日 金曜日
茜「やっと終わったぁ!」
麗「うん、お疲れ様」
茜「週末、山口と遊ぶんだ!」
麗「うんうん」
茜「・・・ね、ねね、赤羽とはどうなの?」
麗「ど、どうなのって・・・変わらない距離感だよ」
茜「・・・はぁ。赤羽ぁ!山口!」
麗「ちょっと!」
山「なに?」
茜「明日さ、麗ちゃんも遊びたいって。だから赤羽も来ない?」
赤「・・・俺はいいや」
茜「なんでよ!スケープゴートも閉めてるならどうせ暇でしょ!」
赤「失礼だな」
麗「ね、ねぇ、赤羽。たまには遊ぼうよ」
山「俺は4人で遊びたいけどなぁ」
赤「・・・や、明日はナシで。ごめん。来週なら大丈夫」
茜「言ったね!約束だよ!」
赤「勿論」
9月4日 土曜日
赤「・・・」
山「用事って、それか?」
赤「っ!お前、上地さんと遊ぶ約束は?」
山「午後からだ。お前、俺らと遊ぶより釣りしたかったのかよ」
赤「まぁな」
山「・・・」
赤「・・・」
山「・・・」
赤「・・・正直さ、まだわかんねーんだ。過去に見切りをつけたいのに、毎晩、本当にこれでいいのかって考えちまう」
山「・・・」
赤「意地になってるだけかもしれない。でもよ、8年も背負ってたおもりを急に捨てるとなると、うまく歩けないんだ」
山「はぁ。面倒くさい野郎だな」
赤「悪かったな」
山「俺からしてみれば、お前は凄いよ。片目しか見えてないに普通に生活してるし、裏切らないためかしらないけど成績も上位だし」
赤「なんだよ急に褒めだして。奢らないぞ」
山「まぁ、いい機会だ。何のために努力するのか、誰のために行動するのか考えたらどうだ」
赤「・・・」
山「じゃ、俺はデートだから」
赤「死ね」
9月5日 日曜日
茜「これより!作戦会議を始める!起立!」
山「ハイ!」
麗「・・・」
山「そこ!」
麗「・・・店内だよ。ここ」
茜「そっか。じゃ、乾杯しよ!」
山「かんぱーい!」
麗「・・・乾杯」
山「議長、議題はなんでしょう!」
茜「議題は2つ!あのニブチンと今日、サッカーを見るかバレーを見るかだ!」
山「サッカーだろ」
麗「サッカーだね」
茜「サッカーに決まり!次!赤羽とかいうバカタレについて!」
麗「ね、ねぇ、その話題ここでしないといけないの?」
茜「勿論!麗ちゃんの猛アピールにも靡かない、朴念仁を超えて南無阿弥陀仏な赤羽をどうするかだ!」
麗「・・・はぁ」
山「はは、頭抱えても事態はよくならないよ」
茜「来週、遊ぶ言質は取った。そこで、どこに行くか、何をするかを決める!」
山「はい!」
茜「はい、山口」
山「映画に行きましょう!」
茜「私が見たい映画を網羅しちゃったから無し!」
麗「・・・」
茜「私からの提案は、テーマパークはどうかな?ジェットコースターで吊り橋効果!」
山「・・・赤羽、車に乗れないんだよ。トラウマで。後、赤羽がジェットコースターで怖がるとは思えん」
麗「・・・」
茜「・・・すまない。じゃあ、麗ちゃん」
麗「えっ・・・カラオケとか?」
山「それいい!」
茜「決定ね!」
麗「・・・はぁ」
9月6日 月曜日
山「今日の日付、エロいな」
赤「6月9日に言えよ」
茜「さいてー」
麗「・・・?」
9月7日 火曜日
茜「テスト、帰ってきたね。何点だった?」
山「1番いい教科?」
茜「私は物理!なんと75点!」
山「すげー!俺は物理・・・37点だ」
茜「ま、平均点が51点だし、大健闘だよ」
9月8日 水曜日
麗「・・・91点。赤羽は?」
赤「甘いね。何点だと思う?」
麗「・・・ヒント」
赤「阿比留さんよりいい点」
麗「・・・やなやつ」
赤「あはは、99点」
麗「・・・本当にやなやつだね」
9月9日 木曜日
赤「なぁ、お前なにこれ?なんで解答フィボナッチ数列通りに埋めてるの?」
山「何も書かないよりいいかなって」
麗「ルートの中身が144だったら12になっちゃうでしょ」
山「そもそも俺、ルートがなにかいまいちわかってないからな!はっはっは」
赤「・・・」
麗「・・・」
9月10日 金曜日
麗「・・・何位だった?」
赤「はっ、文化祭はオメカシしてから来るんだなっ!」
麗「・・・まぁ、2位の時点で察したよ」
赤「ま、ミスコンは別に出なくていいぜ。またコーヒーでも奢ってよ」
9月11日 土曜日
山「俺と上地、このクラスの文化祭のボスだから、今日から敬語でよろしく!」
赤「本日はお日様のゴキゲンがよろしいですね。こんな日に貴方様のようなものは不釣り合いでございます。早急に窓から飛び出し、この世から羽ばたきになられたらどうでしょう」
山「はっはっは、わかればいいんだ!」
茜「・・・」
麗「・・・」
9月12日 日曜日
山「じゃあ、集合!文化祭なにやるか決めるよー!」
赤「・・・」
麗「ハイストップ帰らない」
赤「・・・俺にゃ関係ないっちゃ」
麗「はぁ。赤羽もクラスメイトでしょ?しかも実行委員、山口だよ。手伝ってあげようとかそういうのないの?」
赤「ふんだ」
麗「わざわざ休みの日にみんなに合わせて学校来てまで準備しようとしたんでしょ?じゃあさ、頑張ろ?ほら」
赤「ふんだ」
麗「赤羽と一緒にがんばりたいな、ほら、一緒に話し合おうよ」
赤「・・・阿比留さん」
麗「はい」
赤「今からフケてデートしよ」
麗「・・・・・・・・・」
赤「ん、このぬいぐるみいいな」
麗「・・・」
赤「俺距離感わかんないからクレーンゲームできないんだよね」
麗「・・・」
赤「・・・阿比留さん?喋ろうぜ」
麗「・・・私って、こんなに浅ましかったんだ」
赤「はっ、休日に遊ぶくらい普通だろ。それより、このキーホルダー取ってよ」
9月13日 月曜日
山「じゃ、屋台やるグループと教室内でダーツバーやる人とで別れよっか。どっちやりたいかこの紙に書いて持ってきて!どっちでもいい人はどっちでもいいって書いてこの箱に入れて!」
茜「名前を書き忘れないでね!」
麗「・・・赤羽はどうする?」
赤「どっちでもいいや。あんまり興味ないし」
麗「・・・じゃ、一緒に屋台にしない?」
赤「任せるよ。ハイ、これ俺の紙」
麗「うん」
9月14日 火曜日
赤「・・・これが買い出しのリストね。了解。なかったら都度連絡すればOK?」
女「お願いするね!これ、私の電話番号」
赤「・・・DMでいいだろ」
女「あ、そっか。1人で行くの?」
赤「俺以外、暇な人いないだろ」
女「んー、じゃ、私も行こっかな」
麗「・・・いってらっしゃい」
女「いってくるね!」
赤「ああ」
女「赤羽君の店、スケープゴートだっけ?もう開店しないの?行ってみたかったんだよね」
赤「ほとぼりが冷めたら再開するよ。多分」
女「バズってたから行ってみたかったんだよねぇ。てか赤羽君って、目立ちたがらないよね。なんで?」
赤「なんでって言われてもなぁ。性分に合わないだけだけど」
女「ふーん。ま、赤羽君が自分から買い出し提案してくれたのは嬉しかったよ!普段、喋る機会ないからさ」
赤「話しかけてくれたら応答するよ」
女「だよね!赤羽君コミュ力高いよね。いいなぁ」
赤「褒めてもなんも出ねーぞ」
女「・・・ね、ねえすごい失礼なこと聞いてもいいかな?」
赤「どーぞ」
女「わ、私のフルネームって覚えてる?」
赤「宮下・・・んーと、遥さんだったな」
女「え、ちゃんと覚えてるんだ」
赤「1年から同じクラスだしな」
女「・・・赤羽君、彼女っている?」
赤「・・・・・・さぁな。角材はこれでいいのか?」
女「う、うん。そしたら次はテープだね!」
9月15日 水曜日
赤「・・・」
茜「わ!」
赤「・・・」
茜「あ、あれ?」
赤「足音でバレてる」
茜「ありゃりゃ。ここ、座っていい?」
赤「制服、汚れるぞ」
茜「気にしない気にしない」
赤「何しに来たんだ?」
茜「・・・宮下さんに告白された?」
赤「されてない」
茜「ふーん」
赤「・・・」
茜「・・・じゃ、じゃあさ」
赤「人の恋愛事情を根を掘って葉を掘るのはいい趣味とは言えねーな」
茜「・・・そうだよねぇ」
赤「・・・・・・俺は、阿比留さんが好きだよ」
茜「!」
赤「言うなよ」
9月16日 木曜日
赤「・・・」
女「あ、赤羽君、私さ・・・」
赤「宮下さん、ストップ」
女「・・・」
赤「気持ちは凄い嬉しいけど、俺と宮下さん、ロクに喋ったことないでしょ」
女「でもさ、私は赤羽のことがさ」
赤「ないない。俺は一目惚れを信じてないんだ。勘違いだよ」
女「・・・」
赤「流行りの恋愛ドラマの見過ぎだよ。きっとちゃんと宮下さんを愛してくれるナイスガイが現れるから、その時までその文言はとっときなよ」
女「・・・」
赤「じゃ、俺は用事があるから」
山「・・・」
赤「・・・女湯じゃあねーんだぞ。覗き見とは趣味が悪いな」
山「成長したな」
赤「言ってろ」
9月17日 金曜日
赤「おはよう」
麗「お、おはよ・・・」
女「・・・赤羽君」
赤「・・・なに?」
女「昨日のことだけどさ」
麗「っ」
女「ごめんね。自分のことしか考えてなかった」
赤「気にしてない」
女「また、気が向いたら話しかけてね」
赤「気が向いたらね」
麗「・・・・・・・・・・・・・・・」
9月18日 土曜日
茜「いい?作戦はこう。2時間ぐらいしたらお菓子を買いに私と山口が部屋を出る。したら2人きりだから、なんとかして。OK?」
山「了解!」
麗「・・・・・・」
山「てか、なんで2時間なんだ?」
茜「いやぁ、私も歌いたいからだよ」
麗「・・・」
茜「大丈夫だから!自信もって!麗ちゃん!」
麗「・・・」
茜「根拠はゼロ!自信はマックス!さぁレッツゴー!」
麗「っ!」
山「おはさん。遅かったな」
赤「わりぃ。ショパンの肖像画にメガネの落書きしてたから遅くなった」
茜「まったくもう。じゃ、行こっか!」
麗「・・・服、似合ってるよ」
赤「ご丁寧にどうも」
茜「ふうっ、歌った歌った。麗ちゃん、1曲も歌ってないけどいいの?」
麗「うん、あんまり得意じゃないし」
山「・・・」
麗「・・・」
茜「じゃ、次は何歌おっかな。ミスチルとかにしよっかなー」
麗「・・・」
赤「よくそんな歌える曲のレパートリーがあるな」
茜「ま、赤羽ほどじゃないけど音楽よく聞くからね!」
山「・・・赤羽、腹減らないか?」
赤「ああ。したらなんか頼む?ポテトとかチョコの盛り合わせがあるよ」
茜「ま、待って、ここで頼むと高いよ!私たち、コンビニ行ってくる!山口!行くよ!」
山「あ、ああ。ちょっと待ってろよ!」
赤「・・・・・・曲ぐらい止めていったらどうなんだ」
麗「・・・」
赤「・・・ま、ジュース取ってくるよ。何がいい?」
麗「ん、メロンソーダ」
赤「あいよ」
茜「・・・大丈夫かなぁ」
山「赤羽はともかく、阿比留は頑張るなじゃない?宮下に触発されて」
茜「・・・ま、30分くらいで戻ろっか」
赤「ほい。メロンソーダ」
麗「・・・ありがと」
赤「あれ?歌うの?」
麗「・・・うん」
赤「・・・」
麗「She keeps her Moet et Chandon In her pretty cabinet "Let them eat cake", she says Just like Marie Antoinette 」
赤「・・・」
麗「っShe's a Killer! Queen! Gunpowder!, gelatin! Dynamite! with a laser beam! Guaranteed to blow your mind」
赤「Anytime」
麗「Recommended at the price Insatiable an appetite 」
赤「Wanna try?」
麗「・・・」
赤「・・・続きは歌わないの?」
麗「・・・赤羽」
赤「なに?」
麗「・・・っ、ふぅ・・・すぅ・・・わ、私は・・・」
赤「・・・」
麗「・・・・・・・・・」
赤「・・・If you're that way inclined」
麗「っ・・・・・・っ、好きです!」
赤「・・・」
茜「ん、酸っぱいレモンにご用心買っとく?」
山「1人分足りないだろ。もしかして、赤羽が阿比留さんを振ると思ってる?」
茜「や、今日告白するとは思ってないけど」
山「・・・ヤングドーナツにしようぜ」
茜「うん。ポテチはのり塩?」
山「赤羽ポテチ食べないから大きくないのでいいよね」
茜「・・・今頃、何してんだろうね」
山「さぁ。ガラにもなくラブソング歌ってんじゃない?赤羽みたいな奥手ができる精一杯」
茜「あはは、ありそう」
赤「・・・」
麗「・・・声も、顔も、私より頭がいいことも全部大好きです。つ、付き合って欲しいです!」
赤「・・・はぁ。Killer Queenめ」
茜「ただいまーってあれ?」
赤「ん、お帰り。随分と長い買い物だったな」
麗「・・・お、お帰り」
赤「・・・」
麗「・・・っ」
山「これはこれは?想定外の?」
赤「・・・うっせバーカ。そっとしといてくれよ」
茜「それもそうだね。じゃ、ごゆっくりぃー」
9月19日 日曜日
麗「お、おはよ」
赤「おはさん」
麗「・・・」
赤「・・・」
麗「ね、ねぇ」
赤「なに?」
麗「赤羽って、私のこと」
赤「・・・ちゃんと好きだよ」
麗「じゃ、じゃあ、つ、付き合ってください」
赤「勿論」
麗「・・・あ、赤羽」
赤「なに?」
麗「・・・大好き」
赤「・・・そりゃどうも」
麗「・・・」
赤「はぁ・・・俺も麗さんが好きだよ」
9月20日 月曜日
赤「んで、ガスコンロは?お前用意するの?」
山「ああ、家にあるしな」
赤「したらそれ使えばいいとして、食材は?発注先とか見つけてあるの?」
山「え?発注先?別にドンキでいっかなって考えてたけど」
赤「別にドンキでもいいけど、通販とかの方が安上がりだぜ。浮いた金で打ち上げの飯が豪勢になるぜ」
山「お前、天才か」
赤「ま、発注とかもやるから、何が必要かはリストにしておいてくれ。2週間くらいあるからよっぽど忘れて無ければ間に合う」
山「おっけー」
赤「じゃ、俺はもう帰るよ」
山「待てよ。阿比留になんて告白したんだ?」
赤「黙ってろ」
山「おいおい、親友だろ?」
赤「・・・告白、されたんだよ」
山「んで、なんて返事したんだ?」
赤「・・・ちゃんと好きだよ、麗さんって」
山「・・・お前、そんな素直だったんだな」
赤「死ね。発注も自分でやれ」
山「悪かった!」
9月21日 火曜日
茜「わかんないけど、ダーツって真ん中にピノが刺さったら勝ちでしょ?」
赤「山口、俺は頭が痛くなってきたぞ」
山「まぁ、割とあってるよ」
赤「・・・お前、ダーツのルール知ってるのか?」
山「ぜんぜん」
赤「お前ら、なんでダーツバーなんて提案したんだ?」
9月22日 水曜日
山「赤羽!サボるな!」
赤「げ」
茜「ほんとにお願いだからサボんないで。人手が足りてないの」
赤「海行ってこいよ」
茜「・・・あ、ヒトデか。じゃなくて!今なんか揉めてるの!」
赤「なんで?」
山「なんか、外装にこだわりたい女子のせいで予算が食われそうで、それを男が嫌がってる」
赤「・・・それ、俺の仕事じゃねーだろ。頑張ってくれ実行委員」
茜「な、なにかアドバイスない?」
赤「・・・飾り付けは段ボールでも作れる。足りないのは金じゃあなくて、頭だ。ネットで調べたらごまんと出るって伝えとけ」
山「待てよ、お前何帰ろうとしてんだよ」
赤「・・・さらば!」
茜「追え!赤羽を逃がすな!」
山「アイアイサー!」
9月23日 木曜日
麗『ねぇ、何してる?』
赤『今ちょっと爆弾の処理をだな』
麗『休みの日まで文化祭の手伝い?』
赤『まぁな。ニブイチで爆弾なんだよなぁ』
麗『何が?相談に乗ろうか?』
赤『じゃあ、上か下か選んで』
麗『え?上?』
赤『爆発したじゃねーか!ふざけんな!』
麗『え?え?』
赤『あと3つ爆弾見つけたらクリアだったのに』
麗『・・・心配した時間を返して』
9月24日 金曜日
茜『え?もう一回聞いてもいいかな?赤羽君』
赤『どうぞ』
茜『てか電話していい?するね』
茜「赤羽君?君さ、麗ちゃんの彼氏なんだよね?」
赤「あれぇ?公表してないんだけどなぁ」
茜「付き合ってるのにデートの誘いもしないのか!」
赤「おうおう、叫ぶな叫ぶな」
茜「昨日の夜中からずっと麗ちゃんの相談に乗ってるんだぞ!」
赤「は、健気なこった」
茜「赤羽!」
赤「はい」
茜「なんとかしろ!」
赤「無茶言うな」
茜「明日、買い出しついでにデートしてこい!それだけ!おやすみ!」
赤「・・・無茶苦茶言いやがるな」
9月25日 土曜日
茜「じゃ、赤羽、これがリストね。行ってらっしゃい!」
麗「うん、気を付けてね」
山「・・・」
茜「・・・」
麗「・・・」
茜「なにぼさっとしてんの!赤羽待ってるよ!」
麗「え・・・え?」
赤「・・・ほら、行くぜ」
山「ちなみに、何を買い出し頼んだの?」
茜「え?紙におっきな字てデートしてこい!ってだけ」
山「・・・」
赤「・・・あのミジンコめ」
麗「え?どうかしたの?」
赤「いや、なんでもない。とりあえず、ドンキ行こうぜ」
麗「何がいるって書いてあった?」
赤「・・・カッターナイフと紙コップと竹串だ」
麗「うん、わかったよ」
麗「うん、これでおっけーだね。帰ろっか」
赤「もう帰るのかよ。ちょっとコーヒー飲んでゆっくりしてこ。上地さんも昼飯食べて来て大丈夫って送ってきてるし」
麗「じゃ、そうしようか。なに食べたい?」
赤「・・・制服だから店入りにくいなぁ」
麗「じゃ、ドンキで買って目の前の公園のベンチで食べよ」
赤「そりゃいいな。じゃ、相手に食べて欲しいモノと飲んでほしいの1つずつ買おうぜ」
麗「えぇ・・・20分くらい迷わせてね」
赤「適当でいいよ。適当で」
麗『ねぇ、まだ?』
赤『もう少しだけ待ってくれ。今レジに並んでる』
麗『もう。先にベンチにいるからね』
赤「悪かった。迷っちゃってな」
麗「いいよ。じゃ、赤羽が何買ってくれたのか見せてもらおうか」
赤「じゃ、飲み物からだ。じゃん!ルイボスティーだ」
麗「ルイボスティー?」
赤「あれ?飲んだことない?俺の水筒に普段入ってるお茶だよ。体にいいしおいしい。阿比留さんは?」
麗「麗って呼んでくれたらあげる」
赤「・・・」
麗「・・・」
赤「・・・麗さんは何を買ってくれたんだ?」
麗「はい、カルピス」
赤「ん、久しぶりにカルピスなんて飲むな」
麗「食べ物は?私はこれ!ビッグBLBサンド」
赤「ははっ、ありがと。俺はコレ」
麗「ん、なにこれ?」
赤「俺もわからん。なんかすげー高いチョコだって」
麗「・・・ご飯?」
赤「冗談だよ。そのチョコは普通にあげる。はい、サンドイッチ」
麗「・・・ありがと」
赤「はい、カルピスと菓子パン代」
麗「いらないよ。私も買ってもらってるし」
赤「男は奢って当然」
麗「や、受け取らない」
赤「黙って、ポケットにいれなさい」
麗「・・・じゃんけんしよ」
赤「いいだろう。うらみっこなしな」
麗「わかった。さいしょっから!」
赤「・・・」
麗「ふふん。パーはグーより強いんだ」
赤「それはナシだろ」
麗「はいはい、うらみっこなしでしょ。いただきます」
赤「はぁ。いただきます」
麗「ん、おいしいね」
赤「ああ」
麗「・・・」
赤「なに見てんだよ」
麗「いやぁ、赤羽も丸くなったね」
赤「はっ」
赤「ただいま。ほれ紙コップとか」
麗「ただいま」
茜「うんうん、おかえり」
9月26日 日曜日
山「・・・お前、ダーツヘタクソだな」
赤「黙ってろ健常者。こちとら片目見えてねーんだ」
山「よっと。24点だ」
赤「それ!」
山「・・・当たらないなら投げんなよ」
赤「やかましい!」
9月27日 月曜日
赤「だから、3回投げるんだって。んで、当たった点数の合計で今回は競えばいいっていってんだろ」
茜「え?999を0にするゲームって調べたら書いてあったよ」
赤「微妙に違うし、それはゲームモードが別!」
茜「わかった。とにかく3回、真ん中めがけて投げればいいんだね。全部真ん中の・・・なんだっけハムってのに3つ刺されば最強?」
赤「・・・もういいや。山口、説明してあげてくれ」
茜「見捨てられた!」
9月28日 火曜日
赤「かっとばせーや!ま!ぐ!ち!」
山「任せろ!」
男「さぁ2ボール1ストライク。放たれたボールは!空振り!2ストライク」
赤「頼むぜ!ペプシ賭けてんだから!」
男「三振頼む!俺の150円!」
男「行くぜ!山口!フン!」
山「っ」
男「おっと、軽く逸れましたね。3ボール2ストライク。フルカウントってやつですね」
茜「なにしてるの!」
山「あ」
赤「げ」
男「・・・」
山「ずらかれ!」
赤「ボサっとすんな!」
男「あ、ああ!」
男「逃げろ!」
茜「逃げるな!サボるな!働け!」
麗「まぁまぁ、茜ちゃん落ち着いて」
茜「麗ちゃんは赤羽に甘すぎる!」
麗「あはは・・・」
9月29日 水曜日
赤「や、それは譲らん」
山「ああ。譲らん」
女「なんでよぉ」
赤「何もしていないのに、自分の要望だけ通ると思うな」
麗「・・・何があったの?」
山「んー屋台で流すBGMがK‐POPじゃないと手伝わないって言ってる」
赤「んで俺が、自分の力を過大評価しすぎだ。そもそも人手は足りてるし、俺はK‐POPがマジでウジが集るほど嫌いだ」
山「俺は、赤羽が正しいと思う」
女「だって!仕事振られてないもん!」
茜「・・・」
赤「仕事ぐらいいくらでもあるだろ。掃き掃除とか、飾り用に段ボール切ったりとか」
女「そんな雑用とかじゃない仕事がいいの!」
赤「・・・」
山「・・・」
麗「・・・」
赤「・・・あなたみたいな人がTik***で流れてきた『底辺職業ランキング』にイイネ押すんだろうな」
女「っ」
赤「自分の権利だけを主張して、自分のすべきことは歯牙にもかけない。女王にでもなったつもりですか?」
山「・・・」
麗「お、落ち着いてよ」
女「・・・死ね!きもいんだよ腐れ陰キャ!」
赤「・・・可哀想に」
山「・・・はぁ」
茜「・・・」
麗「・・・ちなみに、赤羽は何を流したいの?」
赤「コンギョ」
茜「いいわけあるか!」
麗「ギリK‐POPだし」
9月30日 木曜日
赤「一応来たはいいが、やっぱ暇だな」
山「ああ。指スマでもするか?」
赤「いやなっつ」
山「ほら、手ぇ出せよ。いっせっせの0!」
赤「馬鹿め」
茜「馬鹿は赤羽だ!早く手伝って!」
赤「今度はなんだよ」
麗「茜ちゃんがペンキを教室の床に零しちゃった」
赤「・・・」
山「馬鹿はお前だばーか!」
茜「は!?馬鹿って言った方が馬鹿だしこのバーカ!」
山「なんだとこのバーカ!」
麗「・・・」
赤「馬鹿ばっかだ」
麗「ふふっ馬鹿って言った」
赤「はっ、麗さんもな」




