精製
【神の部屋】
神「じゃあてん子さん?さっそく試練に必要な天使の雫を5個、用意しよう」
てん子「………」
神「てん子さん?」
てん子「いきなり5個は無理なんですぅ…」カアァ
神「え?」
てん子「その…天使の雫は…お、おしっこ1回につき1個しか作れないんですぅ」カアァ
神「そっか…つまりてん子さんの『尿意』が5回来ないと天使の雫を5つ作れないってコトか…」
てん子「………」コクン
神「じゃあてん子さんの尿意が来るのを待つしかないのか…」
てん子「は、はい…」カアァ
神「…ところでてん子さん?」キリッ
てん子「神さま?ど、どうしたのですか?急に真剣な顔して…」ドキッ
神「天使の雫…6個作れないですか?」キリッ
てん子「え?な、何故ですか?」
神「コホン…出来れば俺の分も」
てん子「ダ、ダメですぅ!」カアァ
コンコン…ガチャ…
巫女「神?…入りますよ?」
神「うわぁ!で、出たぁ!」ビクッ
巫女「…失礼な…人をオバケみたいに…どうやら…この『電流鞭』の餌食になりたいようですね…?」キラリ
ピシィ!
神「ひぃ!?し、失礼しました!み、巫女姉は女神の様に眩しく輝いてるぜ?」
巫女「…それより…試練の内容は…わかったのですか?」
神「ああ…(おぅ…スルーされた)」
てん子「これが試練の内容が記された用紙です」スッ
巫女「…どれ…拝見…」ガサ
巫女「………」
巫女「…なるほど…5つの天使の雫を指定された場所に配布ですか…ならば天使の雫を用意する必要があるのですね?」
神「その為に、てん子さんの尿意を催すのを待つしかないな」
てん子「ごめんなさい…先程用を足したばかりなのでまだ…」
巫女「…尿意…ですか…ならば私に良い考えがあります…」キラリ
てん子「え?」
神「(なんか嫌な予感しかしない)」
巫女「私が…てん子さんの尿意を引き出しましょう…」
神「そ、そんなコト出来るのか?」
巫女「…無論です…二人とも私の部屋へ…」
てん子「は、はい…」
神「(巫女姉の部屋か…)」
【巫女の部屋】
てん子「(ここが巫女様のお部屋。沢山の剣や鞭に弓矢まで…。か、かなり物騒なお部屋ですね…)」
巫女「…さてまずは…神?コーヒーを1杯淹れてくるのです…」
神「コーヒーを?わかった。いま淹れてくる」
巫女「10秒以内に…ですよ…?」
神「ムチャいうなっ!」
ガチャ…バタン…
てん子「………」
巫女「………」
てん子「(み、巫女様と二人きりになってしまいました…)」
巫女「………」
てん子「あ、あの…巫女様?」
巫女「…なにか…?」
てん子「巫女様のお部屋には何故沢山の武器があるのですか?」
巫女「…ふ…神のお仕置き用に…置いているのです…」キラリ
てん子「お、お仕置き用…(一体どのようなお仕置きを…)」
巫女「…てん子さん?」キラリ
てん子「は、はい?」
巫女「…神は未熟な弟ですが…どうか…よろしくお願いします…」
てん子「え?は、はい!私こそ神さまに迷惑をかけないように試練を頑張ります!(巫女様…弟思いの優しいお姉さま…)」
巫女「…ふ…もしも…神が試練で怠けていたら…この『電流鞭』を見舞ってあげましょう…」キラリ
ピシィ!ピシィ!
てん子「(お、恐ろしい…)」ブルブル
ガチャ…
神「お待たせ~」
巫女「…神?…たかがコーヒーを淹れるのに…どれだけの時間をかけていたのですか?」
神「え?そんなに遅かった?」
巫女「私は…10秒以内にと命じたハズ…」キラリ
神「いやいやムチャいうなよ…」
巫女「まあいいでしょう…神には後ほど『電流鞭縛りの刑』を執行します…」
神「ひでぇっ!?ってかそんなんされたら俺は即昇天するわ…」ブルブル
巫女「…まずは…てん子さんにコーヒーを飲ませ尿意を引き出す必要があります…」
神「そっか、てん子さんにコーヒーをがぶ飲みさせるんだな?」
巫女「…がぶ飲みさせる必要はありません…」
巫女「…私特製の『尿意開放薬』を使えば…尿意は10倍に…」
神「じゅ、10倍!?」
てん子「お、恐ろしい薬ですね…」
巫女「ではこの『尿意開放薬』を…コーヒーに混ぜ合わせます…」
ポチャン…ジュワ~…
神「う…薬にドクロマークがあったけど、こんなんで大丈夫なのか?」
巫女「…ならば…先にあなたが試してみますか…?」
神「俺が?いま尿意を引き出さなきゃいけないのは、てん子さんなんだぜ?」
巫女「…ふ…その前に神には薬の安全性を確かめてもらいましょう…」
神「それもそうだな。なんたって巫女姉の持ってる薬だもんな~絶対に…」
巫女「…絶対に…なんですか…?」
ピシィ!
神「ひっ!?あ、いや絶対にヤバい…いえっ!だ、大丈夫だと思われます!」
巫女「よろしい…ではさっそくこのコーヒーを飲んみるのです…」スッ
ドクドク~♪
神「うっ…コーヒーが紫色に…」
てん子「神さま?無理をなさらないで下さい。わ、私が飲みますから」
神「いや…まずは俺が試してみるよ」
てん子「神さま…」
神「こうなったら…いっそ豪快に飲んでやる!」
ガブガブ!
神「ぷはぁ…」
神「味は異常なし…」
巫女「…さて…薬の効果のほどは…」
てん子「………」ドキドキ
巫女「…もしも私の読みが間違っていなければ…尿意は『2人』に…」
てん子「え?2人?」
神「あ…」ブルッ
神「にょ、尿意が…」
巫女「…さっそく効果が現れたようですね…」
てん子「あら?わ、私にも突然尿意が…」モジッ
神「え?て、てん子さんも?」
てん子「は、はい…あぅ…トイレに行きたいですぅ…」モジモジ
巫女「…やはり…」
神「や、やはりって…どういうコトだ?」
巫女「…その説明は…後ほどしましょう…それよりいまは…」
神「う!また尿意が込み上げて来た…も、漏れそうだ!」フルフル
てん子「わ、私もですぅ…」フルフル
【トイレ前】
神「と、とりあえずてん子さんは先に入って天使の雫を…」モジモジ
てん子「は、はい…」モジモジ
神「この5つの容器に天使の雫を…」モジモジ
てん子「は、はい…あのぅ…私…そろそろ限界ですぅ!」ブルブル
ガチャ…バタン!
神「お、俺もヤバい…流石は巫女姉の薬だな。でも薬入りのコーヒーを飲んだのは俺なのに、なんでてん子さんも尿意を催したんだ?」
サラサラサラ…
神「てん子さん…さっそく天使の雫を精製しているな」
神「ってか俺もヤバい…てん子さん早くトイレから出てきてくれ…」モジモジ
ガチャ…
てん子「お、お待たせしました。天使の雫…一個目が完成しました…」
キラキラキラキラ…
神「おぉ…これが天使の雫…」
てん子「し、神さま…?あまりじっくり見ないで下さいな…」カアァ
神「ご、ごめん。うっ…も、漏れるっ!」
ガチャ…バタン!
そして数十分後…
神「………」ゲッソリ
てん子「………」ゲッソリ
巫女「…2人とも…やつれましたね?」
神「ああ…巫女姉の薬入りコーヒーを飲んでから、尿意がノンストップだったからな。交互に10回以上はトイレに行ったよ…」
てん子「いまようやく治まりましたね…」
神「でもこれで…」
てん子「はい!おかげさまで天使の雫を5つ精製できたのですぅ」
キラキラキラ…
神「キレイだな…」
てん子「あうぅ…だからじっくり見ないで下さい…」カァ
神「てん子さん?俺にも天使の雫をく…」
ピシィ!ビリビリ!
神「ひぎぃ!?」
巫女「…この…変態…」
神「ふにゃ…体が…し、痺れる…」ビリビリ
神「…で、でもさ巫女姉?」
巫女「…なにか?」
神「さっきの薬入りのコーヒーを飲んだのは俺なのに、なんでてん子さんの尿意も、俺と同じタイミングで?」
てん子「た、確かに、神さまが薬入りのコーヒーを飲む前までは、私の尿意は全くなかったのに…」
巫女「…おそらく…2人は尿意を『共有』しているから…」
神「尿意を…」
てん子「共有?」
巫女「…つまり…神が尿意を催せば…てん子さんも同じように尿意を催し…」
てん子「で、では逆に私が尿意を催したら、神さまにも尿意が?」
巫女「…そういうことです…」
神「なんで俺とてん子さんの尿意が共有してるんだ?」
巫女「…おそらく…それも『神の悪戯』の効力ではないでしょうか?」
てん子「神の悪戯の?」
神「そういえば俺がトイレに行く度、てん子さんとトイレで会っていたのはそういうコトだったのか。なら学校の男子トイレで遭遇したのも合点がいくな…」
てん子「神さまと…尿意の共有ですか…」カアァ
巫女「…最悪ですね…」
神「ど、どういう意味だよ!?」
巫女「…それより…これから…天使の雫を5つ…配布せぬばなりませんよ…?」
神「あ、ああ…」
てん子「(しかし巫女様…まるで神の悪戯について詳しく知っているような口ぶりでしたが…)」
神「じゃあ天使の雫を5つ精製した所で…さっそくトイレの聖域にいくか」
てん子「はい!」
神「変な薬だったけど、巫女姉のおかげで天使の雫が作れたよ。ありがとな?」
巫女「…礼には及びませんよ?…それより神?…戻ってきたら…またお仕置き…」キラリ
ピシィ!
神「ひっ!?で、出来ればお手柔らかにお願いします」ブルブル
巫女「…却下…むしろ全力でお仕置き…」
神「ひどい!?」




