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トイレの聖域

【トイレの聖域】





神「………」




てん子「…神さま?起きて下さい」



神「…ふにゃ…?」




てん子「トイレの聖域に着きましたよ?」



神「ん…?つ、着いたの?」




神「う~ん…なんかワープ中は意識が飛んで何も覚えてないな…」




てん子「それはまだ神さまがワープに慣れていないからだと思われます…」




神「そっか…で?ここがトイレの聖域なのか?」



てん子「………」コクン



神「なんていうか…」








神「…無駄にトイレの多い場所だな…」




神「ちなみに皆ここで用を足してるの?」




てん子「はい、一部の天使ですが」




神「でもここのトイレ『壁』がないから丸見えじゃね?」



てん子「…はい…ですから、ここで用を足す方は稀なのです」




神「壁がないから恥ずかしいもんな。ちなみにてん子さんはここでした事あるの?」




てん子「ふぇ?あ、ありません!だ、断じてありません!…一度だってありません…」カアァ




神「(したコトあるんだな)」





神「ところで…この辺りには俺達しか居ないみたいだけど…トイレ神ってのはどこに居るんだ?」



てん子「この辺りは辺境ですから…もっと中心部に向かえばトイレ神さまの居る場所にたどり着けるかと…」



神「そっか。ま、とりあえずは中心部に居るトイレ神に会いに行こう。神の悪戯の呪いを解いてもらわなきゃな」



てん子「はい!…あの神さま?」



神「なに?」


てん子「あの…見ず知らずの私の為にトイレの聖域まで来て下さって有り難うございますっ!」




神「ははっ気にするなよ?」




てん子「神さまはお優しいのですね…」ウルウル



神「お、おい…なにも泣くコトは…」



てん子「なにしろ今まで『神の悪戯』の話をしても、誰も信じてくれなかったからので、信じて下さる方がいて嬉しいのです」




神「そ、そりゃ誰だっていきなりそんな話されたら信じられないさ…正直俺だって未だに半信半疑だぜ?」



てん子「…でも神さまは私の事を信じて下さった…」ウルウル



てん子「このお礼は必ずいたします…」



神「ははっ、別に礼なんてしなくてもいいよ。さ、早いとこトイレ神に会いに行こうぜ」




てん子「はい!ではまたワープを…」



神「へ?またワープすんの?」




てん子「はい…ここから中心部まで歩くと何時間もかかってしまうので」




神「それじゃ仕方ないか…で?どうやってワープするの?」



てん子「さ、先ほどと同じ方法で…」カアァ



神「やっぱり」





てん子「では神さま?先ほどと同じく便座に腰かけて下さい…」



神「りょ、了解…」



てん子「では次は私が神さまの膝の上に…」ドキドキ





ピト…




神「あの…てん子さん?」ドキドキ



てん子「な、なんですか?」カアァ










神「やっぱりこの体勢はエロい…」



てん子「で、ですね…でもその事には触れないで下さい…私だって恥ずかしいのです…」カアァ









【トイレの聖域・中心部】




神「…ふにゃ…目が回る…」クラクラ



てん子「ワープに慣れるのには、まだ時間がかかりそうですね」



神「ってか…俺ん家から、直接この中心部には来れなかったの?」フラフラ



てん子「残念ながら神さまのご自宅のトイレと、この中心部にはリンクしていないので…」



神「はぁ…じゃあ帰りも二回ワープしなきゃいけないのかぁ…」フラフラ









「あら?てん子?」





 

てん子「え?あ、メルさん!?」




メル「てん子?久しぶりね?」






挿絵(By みてみん)





てん子「お、お久しぶりですぅ」




神「おぉ…」



メル「あら?そちらの男性は?」



てん子「人間界から来て下さって方で…」



神「ど、どうも…藤木 神です(うわぁ…この人めっちゃ綺麗…)」ドキドキ



メル「私はメル。てん子の先輩天使よ。よろしくね?」



メル「じゃあ人間の神くんがここに居るところを見ると、てん子とは契約済みってことね」



てん子「は、はい…」



メル「うふふ…てん子はあれだけ人間との契約を渋っていたのにね」



てん子「………」カアァ



神「(まあ契約方法が飲にょ…ケフン!『アレ』じゃあ誰だって嫌だよな。俺は大歓迎だが)」キリッ




てん子「メルさん、本日はトイレ神さまとの謁見があるのですが…」



メル「謁見?ああ、この時期に呼ばれたのは『神の悪戯』の呪いを解いてもらう為ね?」




てん子「はい」




メル「まあ、トイレ神さまも色々と難しい御方だけど、呪いを解いて貰えるように頑張ってね?」




てん子「は、はい…頑張りますぅ…」




神「(トイレ神か…一体どんな人物なんだろ?神さまだからきっとハゲで髭とかボーボーな爺さんなんだろうなぁ)」








【トイレ神殿】




てん子「こちらがトイレ神さまの住まう『トイレ神殿』ですぅ」





神「ふわぁ…めっちゃデカい建物だな。名前の割りには外見はトイレっぽく見えないけどな…」



てん子「はい…外見はそうです。しかし内部は…」




神「トイレだらけ?」



てん子「………」コクン







神殿の番人「む?御主達は?」




てん子「あの私てん子と申します。トイレ神さまに会いに来たのですが…」




神「自分は藤木 神です。えっと職業は人間です」




神殿の番人「なるほど。トイレ神さまから人間を連れた天使は通してもよいと仰せつかっている。さあ通るがよい」





てん子「ありがとうございます。さあ…神さま?参りましょう」






神「お、おう…(この先に神様が居るのか…一体どんな人なんだろ)」

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