日米首脳、ハワイで互いの胸襟を開いて話し合う。
天皇陛下はハワイで米国大統領ハリー・S,トルーマンからの謝罪を受け入れ、首脳同士の会談で「このハワイという地を日米平和の証とし、文字通りの地上の楽園にしたい。」と述べられた。
出迎えの人々に盛んに帽子を振り、にこやかに挨拶する天皇陛下を案内しながらも、米国大統領ハリー・S・トルーマンは神の気配を身近に感じていた。心地好い雰囲気に包まれたこの方こそ、この世に遣わされた救世主に違いない。何時しか、ハリー・S・トルーマンは天皇陛下に完全に魅了されていた。そして、歓迎セレモニーが無事終わり、天皇陛下は用意されたキャデラックでホテルへ向かわれた。
その後の首脳会談で、米軍による奇襲攻撃が前大統領フランクリン・D・ルーズベルトの独断だったことを謝罪すると、天皇陛下は、それは初めから分かっていたと云われ、フランクリン・D・ルーズベルトは神により地獄へ送られたのだと話された。そして、天皇陛下は首脳二人だけの時間を希望された。その中で、このハワイという地こそ人類の平和の礎に相応しい、このハワイという地を日米平和の証とし、地上の楽園にしたい。そのためには、このハワイを非武装中立国として独立させる必要があるが、貴方は米国大統領としてどう思うかと述べられた。




