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日本side-2 山中さんの場合

日本に残されている人達の外伝、日本side(短編)シリーズです。

 私は山中心晴(やまなか こはる)


 十四歳で今年から中学二年になる。


 ちなみに風紀委員だ。


 今日も朝から校門の前で挨拶運動と服装チェックをしていると、彼が登校して来た。


 緊張してきたので、自分の身だしなみが問題ないか今朝から数えて十三回目の確認をしておく。


 よし、大丈夫そうだ。


 最初のきっかけは些細なことだった。


 名前を続けて読むと山中湖のようになってしまうことをクラスメイトからいじられて気にしていた私に、山中湖っていいとこだし僕は山中湖行くの好きだよと言ってくれただけ。


 我ながら単純だと思う。


 なんて少しだけ思い出している間に、挨拶しようと思っていた彼は既に他の風紀委員に服装チェックされてしまっている。


 なんということだ、私の毎朝の日課が……。


 ショックでうつむいていると、視線を感じた。


 視線の主は彼だ。


 おや、なんだか視線が左右に揺れている。


 いったいどういう…?


 いやまて、もしかして私のポニーテールを目で追っているのでは?


 試しに少し強めにポニーテールを揺すってみると、思った通り揺れに合わせて視線が左右に動いている。


 彼はどうやらポニーテール好きのようだ。


 この瞬間、私は毎日ポニーテールにすることを決めた。


 今年は運良く彼の前の席を確保出来たし、それなら私のポニーテールでゆゆゆゆうわわく、おっほん。誘惑とやらをしてみよう。


 ……少しは気にしてくれるかな。

外伝をもっと読みたい!という方はぜひご意見くださいませ!

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