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混ざり会う世界~テイマーになったらテイムされた~  作者: からかさ


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191.密着(18日目)

朝、目覚めて、朝食を食べてログインする。

今日の朝ご飯は、ちょっと豪勢でコーヒーとベーグルサンドだった。ベーグルはもっちりとして、間に挟まってる具はレタス?っぽい葉っぱとアボカドと分厚いベーコンと半熟卵だった。ソースは酸味があり少しハーブの香りがするやつだった。凄い美味しかった。

ベーグルは、どこで売ってるのかな?ショッピングモールか食堂か。それとも太郎さんが作ってくれたのかな?パン屋があるなら、行ってみようかな。

また今度作って貰おう。


そう決意しながらログインした俺は、昨日と同じ体勢だったが、昨日よりモフモフに囲まれていた。顔にもモフモフがあり光をさえぎって真っ暗。左右の手にはそれぞれ違うモフモフの感触。左頬には小さなモフモフがあっている。多分これはエリマキのモフモフだな。で、俺の図体に乗っかってるのが狼。

顔と左右の手のモフモフは誰だろう?多分、フレッド、ウィン、ウィル、エリルだろうけど、それぞれがどの位置なのかは分からない。

よくこれで潰れなかったなと少し感心する。


「ちょっと皆さん、どいてもらって良いですか?」


俺が声を上げると、顔にいたモフモフと左右のモフモフはどいてくれた。やっぱり少し圧迫感があったのか、呼吸が楽になった。

目の前が明るくなり、顔にいたのはフレッドと分かった。身体を起こせば左右にはそれぞれウィンとウィル、足元にはスネアテとエリルがいたのを見た。

狼は全く動かない。まぁ、狼は重くないから良いんだけど。


とりあえず俺は、一服する。ふぅと煙が空に昇る。

それから狼の頭を撫でて、狼の名前を告げる。


「お前の名前はワダカミ。良い?」


今までつぶっていた目を少しだけ開けて、またすぐに瞑る。狼から伝わってくる感情に拒絶や不快感は無く、胸を少しだけ暖かくするような感情が伝わってきた。


「よろしく、ワダカミ」


ワダカミはまた深く眠ってしまったようだ。俺はワダカミの身体を横にずらして、立ち上がる。軽いストレッチをして、背中にワダカミを背負う。前足を肩にひっかけ、頭は左肩に置く。後ろ脚は引きずってる状態だが、ワダカミも俺も気にならなかった。

意外にも、バランスが取れていて、前足を掴んでいなくても彼の身体が俺の背中から落ちることは無かった。


「ミャー」


エリマキが鳴き、伝わってくる感情が微笑ましくて、口角が上がる。


「良いよ、おいで」


手招きすると、エリマキは器用に俺の首に巻き付く。それを見ていたスネアテも羨ましく思ったのか、足に巻き付いた。


こんだけ密着しているのに、暑さは感じず、逆に適温で心地よく感じた。

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