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混ざり会う世界~テイマーになったらテイムされた~  作者: からかさ


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181.一歩手前

摘み終わり後は休憩を取り、今度は肉に花を挿す作業の始まりだ。昨日と同じようにスライムに肉を入れて、プスプスと挿していく。花のボールを量産する。

そんなことしていたら、《手作業》というスキルが一覧に加わった。これ、取得したら、器用になるのか?

そしたら、ちょっと嬉しいなぁ。これも次の候補に入れておこう。


「うぅ、手首にダメージが‥‥」


ゲームの中で腱鞘炎になりそう。俺は少し手を止めて、ワキワキと指を動かしたり、手を組んでクルクルと大きく手首を回した。肩も凝りそうなので、肩と首も回し、腕を伸ばておく。


「あ、そうだ。この間に枝を拾ってきてもらおう」


俺はエリマキとスネアテを呼んで、枝を拾ってきてもらうことにした。2人はすぐに来てくれて快く了承してくれた。

その間に焚火を大きくしようかな。いっぱい焼くんだし、昨日の大きさじゃ絶対に足らない。


「って、庭は穴ぼこだらけじゃん。どうしよう」


エミルが全部根を食べてくれたおかげで、綺麗になっているが、穴が塞がれているわけではない。


「いっそこの穴を利用するか!」


俺は閃いてしまったこの穴の使い道を。へへへと、あくどい笑みを浮かべる。

エリマキとスネアテが持ってきてくれた枝をどんどこ一つの穴に入れていく。ウィルも真似をして、枝というか、小さな丸太を入れ始めた。

その丸太は中途半端に穴から飛び出ている。それにつられて、エミルも持って来るようになった。

4人のお陰であっという間に穴は枝と丸太で埋まった。もう少し時間がかかると思ったんだけど‥‥。


「ん~、まいっか」


第一弾としてやってみるか。俺は着火剤として、圧縮木炭を真ん中あたりに放り投げる。ポスンと着地したそれを起点にチリチリと火が着く。圧縮木炭が無くなったら、勿体ない気がするが、ラストエリクサー症候群になりそうなので、ここは覚悟を決めて使った。もし無くなっても、フレッドがいるし大丈夫。

って、最初からフレッドに頼めばじゃん!失敗!!


その火が全体に回る前に、急いで花のボールを等間隔で穴の縁に置いていく。

火をつける前に置けばよかったと後悔しつつも、作った花のボールは全部置けてホッとする。

穴に置いた花のボールは全部で6個。火が通るまでの時間は暇なので、また花のボールを量産。時々、顔を上げて火を確認する。


花の匂いが辺り一面に漂う。満開の花畑にいるようだ。


「ん?」


俺の気のせいか?なんだか、火の勢いがおかしい気がする。徐々に大きくなってるような‥‥?

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