ホストクラブ「Yamato−nadeshiko」(y、2008/2/3)
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○あらすじ
世界有数の繁華街ーーー不夜城neo−新宿。neo−歌舞伎町随一のホストクラブ「Yamato−nadeshiko」を舞台に、様々な魅力を持ったトップ・ホスト達とハイソサエティな客達が繰り広げる華やかな夜の遊戯(BL要素はありません)また、夜の世界設定は20年前です。イラストなどをサイトに掲載しております
○登場人物
翔……「Yamato-nadeshiko」(なぜ全角なんだよ?)一位のホスト。女性的な美貌の持主だが、時に男らしい冷たさを見せる。
黒男……アフロで浅黒い肌の巨漢。
弥子……翔の元に通っている少女。元々は社会活動に熱心だったらしい。社会勉強のためYamato−nadeshikoに入ることになったらしい。
暴……黒男の双子の弟。劉丁一の懇意の相手。
劉丁一……大売れのサスペンス作家。ペンネームに対してれっきとした女性である。
○感想
ホストクラブだなんて、僕にとっては全く未知の領域に属するものだ。男女の逢引という要素がなかなかうまあじあって良い。深いものがあるな。秘密を抱えた女性たちが男たちに外では言えない悩みを打ち明ける。こういったやりとりは、相当の人間というものへの洞察がなければ書けないものだろう。色々な過去はあるが、誰もが薄暗い闇を抱えている。その闇を乗り越えて生きようとする強くがある。どちらかというと胡散臭さの漂うアングラな雰囲気だからこそ、突くことのできる心理があるのだろう。
一つの固定した舞台に多くの人々が入り乱れる。出入りしては様々な経験をして、それまでのこの外の世界に関してはさほど深く掘り下げられないし、彼らも別に気にしているそぶりはない。ネオという接尾辞が付くからには明確にこの作品の世界は近未来なのだが、そういったものが全て無意味になるくらい登場人物の言動や性格に外連味があふれている。時折後書きの部分で作者が自分の知っている作品を挙げているが、作品を作ろうとする欲求を強く感じる。後半になると突如地の文が乏しくなり、登場人物の名前が明示されなくなる。これはなかなか実験的な手法だ。
劇画調の挿絵が実に粋だ。作者が描いたのだろうか? 一部のキャラだけに用意されているので、他のキャラクターたちの絵も見てみたかったのが心残りではある。
この作品には多くのスピンオフがある。続編も存在するものの、こちらはr18だ。




