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思い当たった絶望の事実

あった。


『プレストン王国 フィリーズ公爵家 家系図』


プレストン王国もロズウェルと同じころにできており、両国は時にはけん制しあい、時には仲よく、時には実際に剣を交えて互いを高めあって今ここに存在している。

国力としては同じくらいだ。

ただ、今はロズウェル王国の国王が少し頼りなく、ウィルバートがいなければ確実にロズウェルの方が格下に成り下がっていると思われる。

まさにウィルバートのおかげでこの国は保たれているのだ。


プレストンを支えているのも近衛騎士団だが、その団長がエイダンだと言っていた。

家系図をたどると、下の方にエイダンの名がある。


あら?結婚していないわ。

エイダンの兄ブランドンは現公爵で結婚して公子や公女が四人もいる。

だが、エイダンの横には夫人の名はない。

ということは日記の主は?

捨てられたの?


それとも……。


考えてぞっとした。

もしかしてもう死んでいる?


待って。

そこで最も重要に違いないあることに思い当たった。

以前呼んだ加護の本の中に、同じ神の加護者は同時には存在し得ないと書いてあったではないか。


ということは……。


絶望が襲う。


ハンナが今クロノスの加護者なのだから、この日記の相手はもう今はこの世にいないということではないか。

だから家系図から消えている?


ああ……。

ひどい。

年齢からすると今も生きていてもおかしくないのに…。

なのに…。


ただ日記でやりとりしているだけなのに、それなのに、彼女が今存在を消されていることや、死んでいること。

そしてあの天真爛漫な少し適当なところもあるレディがこの世から抹殺されてしまっていること……。

許せない気がした。


エイダンと幸せにしてあげたい。


絶対に死なせたくない。


何か方法はないのか?

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