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神様みたい

「す、すごい」


「ジャック。大丈夫?」


「は、はい。兄上の剣術がすごすぎます」


「ほんとね……」


ジャックは頬を紅潮させて緊張の面持ちで見入っていたが、なかなか訓練は終わりそうにはなかったし、ジェニファーもこれ以上いると本当に気を失ってしまいそうなので、ここを出ることにした。


ジェニファーはまだ起きなかったのでハンナが抱っこして部屋に戻る。


「僕も授業で剣術をやっていたんです。兄上はすごいって聞いてはいたんですけど、あんなすごいなんて……」


ジャックは本当にびっくりしているようだ。


「兄上はまるで神様みたいですね」


神……本当にそう見えた。

やっぱりあの人は……そうなのかもしれない。


「父上には兄上に勝たなければならないとずっと言われていたんですけど絶対かないませんね」


「ジャック」


「あ、そうだ。おばさま。明日は僕たち何をするんですか?」


双子は今や午後からのハンナとの時間を楽しみにしてくれている。


「何をしようかなぁ……明日になってから三人で相談して決めましょうか。今日はジェニファーが疲れているからもう寝る準備をしましょう」


「僕は大丈夫なのに」


ジャックはそう言いながらも「ふわーっ」と大きなあくびをする。


「あ、でも眠たいや……」


演武場から出て気が抜けたのだろう。


「ジャック。手をつなぎましょう。早く行くわよ」


「はぁい」


このままだとジャックまで途中で寝てしまいそうだ。

部屋へ急ごう。

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