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腑に落ちない何か2

今までわかったことをまとめるとこうだ。


【・双子への教育が厳しすぎる

 ・双子がびくびくしている

 ・使用人たちは双子がひどい扱いを受けていても無関心

 ・厨房がウィルバート閣下が戻ると同時に全部入れ替えられたかもしれない

 ・ウィルバート閣下が戻ると同時に私設兵士団が設立された。

 ・厨房の職員と兵士たちからは違和感を感じない】


このくらいか……。


うーん……。


なぜ双子たちはこんなにもびくびくしながら高度な教育を受けさせられているのか。


やっぱり考えれば考えるほどわからない。


机の前で頭を抱えていたらコツコツと扉をたたく音がした。


「もうすぐ夕食の時間でございます。閣下もお戻りになられるそうです」


リードの声だ。扉の前で護衛をしてくれている。


「わかったわ。ニアを呼んで」


「はい」


まとめた用紙をどこかに隠しておかねばと思った。

このままその辺にほうっておくわけにはいかない。誰に見られるかわかったものではないからだ。


机の引き出しで鍵がかかるところを探してみる。


手当たり次第に開けているとあった。

机の一番上の引き出しを開けた中にさらに引き出しがあり、そこに鍵がついていたのだ。鉄でできた頑丈な鍵が刺さったままだ。


ここに入れておこう。


ハンナは引き出しに今の用紙をすべらせると鍵をかけた。

鍵は肌身離さずつけておくために、紐をつけて首から下げておこう。

持ってきた荷物の中から適当な紐を探し出し鍵に通した。


この引き出しは『秘密の引き出し』と呼ぶことにしよう。


そう決めてからハンナは「よし」と掛け声をかけて鍵を通した紐を首からぶら下げ、階下に急いだ。

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