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逃げすぎた魔法使い  作者: ぱんどーる


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エミリアとやっと2人きりになれた。

エミリアが俺の膝の上に登ろうとしてくる。


「よいしょ、よいしょ」


はは、やっぱり可愛いな。

手を伸ばし、エミリアを抱き上げて、抱きしめる。


「ふぅー。やっとぺぺとゆっくりできる。ねえ、キスして」

「ああ」


ここまで来るのに大変だった。だが、やっと手元に戻ってきた。本当に、皆に感謝だ。


「んふ・・・ぺぺ・・大好き」

「!」


珍しいな、エミリアが素直に気持ちを言うのは。


「ああ、俺も大好きだ」

「ふふ、うれしい。 もっとして?」

「ぐっ・・・」


エミリアが、上目遣いでお願いしながら首をかしげる。そんなのどこで覚えてきた!?


色々と話をするつもりだから、今日はキスだけだっ!と思っていても、なぜか俺の手は、勝手にエミリアの胸元や腰に伸びてしまう・・・。


がっつくな!と自分に言い聞かせ、手をどうにかエミリアの背中に回し、抱きしめるだけにする。


「・・・え? なんで?」

「・・・今日はまず話をしないとだろ?」


口を突き出し、不貞腐れるエミリア。


「俺だって我慢してるんだ」

「・・・・・・・・・・・・・・・わかった」


おいっ! 渋々がすぎるだろ! まったく・・・。



茶を飲み、喉を潤し、改めて話を始める。


「まず、エミリアがいなくなってから、俺は子供達に俺と行くか、ギャッツと待ってるかをーーって、おい!」


「ん? 聞いてるよ? それで?」


「・・・絶対に聞いてないだろ? 俺の体をなでなでするな!しかも際どすぎる」


っていうか、完全に触られているな・・・。


「・・・ダメ?」

「~~~~っ!」


あーもう! ダメだ! ムリだ! こんなに求められちゃ、我慢できない!


エミリアを抱き上げてベッドに向かう。


「終わったらちゃんと話をしような」

「ん、わかった。 我が儘を聞いてくれてありがとう、ぺぺ」


俺の首に手を回し、胸に顔をすりすりするエミリア。

あー、クソ、可愛いな!!

参りました! 降参ですよ!



***



ダメだな・・・。


久しぶりすぎて、俺が止まれませんでした。

俺が落ち込み、反省していると、


「ふふ、話をしよ? ぺぺ」

「・・・体は大丈夫か?」

「うん、平気。 さっきよりちゃんと聞ける」

「はは」


その後は、ちゃんと話をした。

順番にあった事を話した。

俺が魔法を使えるようになった経緯は、興味津々だった。

それから子供達の事。

予定外に成長してしまったが、俺達の大切な子供達。レティシアは、レオンに出会った時から夢中だったとエミリアに話したら、笑いながらそんな気がしてたと言った。2人が想い合っているなら、反対はしない。が!・・・俺は邪魔はすると思う。

アルに対しても、本人がやりたい事をやらせる。心配はするが、反対はしないと決めた。


それからエミリア。 男に抱きつくことは絶対にダメだと言い聞かせた。 それでもエミリアは、レオンの尻尾に包まれたいと言うから、1度だけ、俺が近くにいる時と約束させた。


心の狭い野郎と思われても構わない。

エミリアは、俺だけのエミリアだ!


だいたい話したいことはお互いに伝える事ができたので、寝る事にした。エミリアを後ろから抱きしめながら眠る。

あー、これこれ、やっと日常に戻れたと感じ、眠りについた。



翌朝、ドンドンとドアを叩く音で目が覚める。


「パパ!、ママ! 起きて!」


ん? レティシアの声か? 何かあったのだろうか。


エミリアは、レティシアが騒いでいるのに起きない。

はは、相変わらずでホッとする。

ベッドから出て、ドアを開ける


「どうした?」

「外を見て!!」

「は?」

「いいから来て!」


手を引かれ、外に出た。


「はあーーー!?」


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