ラスボス封印解除フラグ
「魔神器の周りの首尾はいいか?」
『はい。転移を目撃した騎士からの証言で神隠しだという結果に落ち着きました』
周りに鎧が動いた痕跡もなく、その場にいた騎士が消えたと証言しているのだからそう始末をつけるのが妥当か。
「悪しき意思を持った魔神器が相手で、完全に破壊するには同じ魔神器でしかないなど、クソな設定を練るものだ。しかもなんだ結末は主人公は死んで、寿命を削り続けた強化騎士たちが全員戦いの終了後一年未満で全員死亡して、一切の争いの痕跡が絶えた世界でヒロインが微笑むとは……。ヒロインはサイコパスか、何かか?」
魔神器を回収することになったのは、『アーマード・ファンタジー』の続編ーー『アーマード・ファンタジー2 〜ベストオブヘル』の結末を知ってしまったからだ。
なんでこんな救いのない結末で主人公含めて、周りの奴らが全滅していると言うのにヒロインは笑ってるんだ。
なんとなし最後に胸糞にしすぎたから、ヒロインの笑顔で誤魔化そうとしたと言った感じだろうが、冷静に見たらヒロインが邪悪なサイコパスにしか見えない。
『ゼイン・フラガメントを戦いから解放したことで、これ以上ストーリーは進行不可能のためその結末が実現することは極めて低いのでご安心ください』
「今あるものだけ物事を考えるな。ストーリーは大勢の人間を巻き込んで進むからな。主人公が動かずともストーリーを進む可能性は十分あるし、胸糞スキーがプレイした以上にアーマード・ファンタジーのシリーズやDLCがあった場合は抜け道がある場合がある。この世界には少なからず転生者がいることを考えればそういうことも十分に起きる可能性がる。たとえ危険性がなくとも最悪が起きることに備えることを忘れるな」
『承知しました。マスター』
2のラスボスの対抗手段としての魔神器は確保したが、できればストーリーが進行する可能性を抹殺するために2のラスボスーー意思のある魔神器は先んじて葬り去っておきたい。
そのためには2のラスボスは封印を解かないと、攻撃が当たらない仕様であるため、一度封印を解く必要がある。
封印を解くには2のサブヒロインたちの魔力ーー亡国の王族の魔力と純血の獣人の魔力がいるが、それはユノとアナベルで代用できるもので開けることだけ自体は問題はない。
ここまで大丈夫なのだがその先の倒す段階で、2のラスボスの仕様から問題が生じる。
2のラスボスの意思のある魔神器は仕様として敵対者側の仲間の鎧を操り、手下にして攻撃してくるのだが、、効果の範囲によっては現場にデマキをよこさずとも操って、現場に召喚し、2体1で圧殺しようとしてくる可能性があるのだ。
流石にデマキは初代のラスボスーー俺に対して特攻兵装を積んでいるので、何も弄らず素の魔神器で相手するとなれば戦闘はかなりグロッキーなものになる。
そうなってしまえば、普通に操作ミスによる事故死も十分あり得る話だ。
回避するためにはデマキ攻略を想定に置いた魔神器のパーツ変更ーーアッセンブリを行うのは必須。
「ひとまずパーツ集めからか」




