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来襲するヒロイン
「ちょ、ちょっと攻撃してきてる」
マリスは見慣れぬ場所で風魔法に襲われ、困惑しつつ逃げ惑う。
ヴィラン伯爵領でクリアの母からクリア本人から恋文が自分宛に届いてると言われ、なぜと思った瞬間に景色の見慣れぬ場所に来ていた。
それゆえ精霊の羽を使って飛翔して、逃げるしかないのだ。
「早くこちらに」
赤い瞳と黒髪が特徴的な女性に匿われ、転移するとそこには四人の女性たちがいた。
「マスターは照れ隠しで暴走しています。それを止められるのはあなた方の包容力だけです」
ーーー
「やはりもう一つの体を使って、妨害してきたか」
一堂に介した刺客たちを一掃するために、竜巻を発生させて昏倒させようと思うと、もう一体のオートマタのデマキが出てきて、刺客もろとも姿を消した。
こちらから見つけようとするとかなり骨だが、デマキ側には俺にどうしても接触しなければいけないので、待てばあちらから姿を見せるはずだ。
「そこで全てを終わらせるか」




