胸糞を潰すことで芽生える信頼
言わずもがなこの学園もこの胸糞ゲーの一部なので、上級クラスや下級クラスなどというクソみたいな組み分けがある。
上級クラスーースタークラスは神聖国含む大国の有力貴族の子息令嬢が集められたクラス。
下級クラスーーダストクラスは小国の貴族や庶民などがごった煮にされたクラス。
と言った具合に成績ではなく、生まれもった家柄によって組み分けが行われ、お約束のように上級クラスが下級クラスが威張り腐る構図となっている。
そんなクソみたい扱いをされるのを確約されていても小国や庶民から入学が絶えないのは、この学校に通えることに宗教的に大きな意味があり、国内外にいるギャリング教徒の繋がりが得られるからだ。
ほとんどの国の有力者にはギャリング教徒が多く存在しており、ここに通うということはたとえダストクラスであっても国を制すると言っても過言ではない。
まあ皇国においてはギャリング教徒がほぼ存在しないため、エスターにとっては皇国と神聖国の友好を示す意味合いしかないのだが。
「ダストクラスですか」
「デススター皇国は小国だからな。前は眼中にもないという形で招待が来なかったことを考えれば大きな躍進だ。半分ほどは庶民の血が流れている貴様でも待遇は他の姫よりも良くなることは間違い無いだろう」
「ヴィラン、口調が」
「門前での行動で貴様に最低限の信頼をおいてもいいと判断した。……何者かにマークされているな。始末するぞエスター」




