護衛任務開始
「光栄ですわ。ヴィラン様。今回貴方のような英雄に護衛して頂けるなんて」
「こちらこそ感激の至りであります。エスター様」
皇都に辿り着くと早速城に案内されて、この護衛対象である第五皇女エスターと引き合わされた。
皇国貴族らしく威圧感の強い姉のダリアとは違い、柔和そうな感じで典型的なお嬢様と言った感じだ。
「娘を頼むぞ。ヴィラン辺境伯」
「お任せください。陛下。この身に替えても御息女をお守りします」
皇帝から激励の声をかけられたのので、準備は完了と言ってもいい。
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『ヴィラン様、改めてよろしくお願い申し上げますわ』
挨拶が終わるとすぐに軍の施設に案内され、鎧に搭乗することになった。
エスターは馬車に乗って移動するかと思ったが、白と金を基調にした皇族専用鎧--バールに搭乗しており、これで移動するようだ。
「こちらこそよろしくお願い致します。陛下。道中では私に遅れないようについて来てください」
『わかりましたわ。ヴィラン様。でも私も道中に道草をして迷子になるようなじゃじゃ馬ではなくってよ』
「それは失礼いたしました。では出発しましょうか」
開発より与えられたスピアより肉厚だがスティンガーよりは身軽な新型量産鎧--ランサーでエスターを先導すると護衛任務が始まった。




