見えない根
リアナの訓練の翌晩、アデルとアレクシアは眠れなかった。
二人は共有の部屋で、ベッドの上で向かい合って座り、一本のろうそくに火を灯していた。
宮殿の静寂が二人を包み込んだが、二人の間には真の静寂はなかった。
アレクシアは床を見つめ、腕を組み、眉間にしわを寄せていた。何か本当に悩んでいる時はいつもそうだった。
「また彼女のことを考えているのね」とアデルは静かに言った。
アレクシアは顔を上げた。
「彼女のことだけじゃない。
私たちのことも」
アデルは頭を下げ、待った。
アレクシアは深く息を吸い込み、まるで壁に聞こえるかのように、静かに話し始めた。
「私が子供の頃…母は、私が攻撃的すぎると言ったの。
このままじゃ誰も私を愛してくれないって。
母が去ってから…私一人だった。
そして、先に攻撃しなければ、攻撃されるだけだと学んだの」アデルは少し近づき、アレクシアの手を取った。
二人の指は、まるで千回もそうしたことがあるかのように、自然に絡み合った。
「私も怖かったの」とアデルは告白した。
「でも、私の場合は違ったの。
声が大きくなったり、大声で笑ったりしたら、周りの人に『普通じゃない』って思われるんじゃないかって怖かった。
拒絶されるんじゃないかって。
だから、ずっと黙っていたの…あなたに出会うまでは。」
アレクシアはアデルの手をそっと握った。
「そして、初めて会った日、私はあなたに怒鳴ったわ。
あなたは優しすぎるって。
押しつぶされちゃうって。」
アデルは優しく微笑んだ。
それでもあなたはそばにいてくれた。
あなたは私に、自分のために立ち上がることを教えてくれた。
そして私はあなたに…一人でいてはいけないって教えた。」
アレクシアは握り合った二人の手を見つめた。
彼女の声は柔らかくなり、まるで弱々しく聞こえた。「リアナが現れた時…嫉妬を感じたの。」
彼女を愛していなかったからじゃない。
ただ、突然、他に誰かが現れたから。
「もしアデルがもう私を必要としなくなったらどうしよう?」って思ったの。アデルは首を横に振り、アレクシアの額にそっと自分の額を近づけ、優しく触れさせた。
馬鹿な子ね。
あなたは私の根源よ。
リアナは…違う。
後から来た妹。
でも、あなたは…
あなたは最初からここにいた。
世界が怖かった時から。」
アレクシアは一瞬目を閉じた。
目を開けると、その瞳には不思議なほどの優しさが宿っていた。
だったら、私を置いていかないで。
たとえ彼女がもっと強くても。
たとえ女神たちが彼女の中に宿っていても。
たとえ宮殿が私たちを丸ごと飲み込んでしまっても。
私と一緒にいて。
アデルはもう片方の手を上げ、指の甲でアレクシアの頬を撫でた。
「いつだって。
たとえ世界が終わっても。
たとえ女神や貴族と戦わなければならないとしても。
あなたと私。
まずは。」
二人はしばらくの間、顔を合わせ、同じ空気を吸いながら、そうしていた。
キスはしなかった。
必要なかった。
二人の間の百合は、まだキスをする段階ではなかった…
それは約束であり、決して離さない手であり、暗闇の中でだけ打ち明けられる恐怖だった。
やがて、アレクシアはため息をつき、アデルの肩に頭を預けた。
「明日…彼女の訓練を手伝うわ。
でも今夜は…私たちだけ。」
アデルは頷き、ろうそくの火を吹き消した。
暗闇の中、二人の手は繋がったままだった。
リアナとここまで来てくれてありがとう。
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