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青い海のナギ 潮のゆりかご  作者: 村松希美


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7 ナギの空回り相談室




 青とナギは、放課後の教室でまだ机を片付けていた。

 同じクラスの京子が、うつむきながら青たちの机のそばにやってきた。


「ねえ……ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」

 京子の声は小さく、少し震えていた。


 ナギはすぐに座り込み、目をキラキラさせて言った。

「もちろん! 何でも話して!」


 京子はため息をつき、悩みを話し始めた。

「最近、朋子とケンカしちゃって……どうしたらいいかわからなくて」


 ナギはうなずきながら、アドバイスを次々に口にした。


「そういうときは、まず朋子さんに謝るのよ。それから、次に会ったら笑顔で話すといいの。あと、手紙を書いてみるのもいいかも!」


 京子は眉をひそめ、肩を落とした。

「う……うーん……なんか、全部やらなきゃいけないみたいで、余計にしんどいかも……」


 ナギは初めて人から「しんどい」と言われて、目がうるんだ。

「えっ……そんなつもりじゃ……」


 その様子を見ていた青は、ナギの肩をそっと叩いた。

「ナギ、大丈夫だよ。京子はただ、誰かに聞いてほしかっただけなんだ。アドバイスは必要なかったんだよ」


 ナギは目をぱちぱちさせ、そして小さく笑った。

「そうか……私、ちょっと空回りしちゃったんだね」


 青はにっこり笑って、ナギの頭をなでた。

「でも、その優しい気持ちはちゃんと伝わってるよ。ナギらしいってことさ」


 ナギはうれしそうに目を輝かせた。

「ありがとう、青。やっぱり、青に慰めてもらうとほっとするね」


 二人は教室を出ると、夕陽に照らされた校庭を一緒に歩きながら、シロのように無邪気に笑い合った。


アイデアを出してAIが書きました。


こういうことって大人でもありますよね。

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