ヨモ草の実力
それから明は部屋の中で濡れた洋服を着替え、作った茣蓙の上にヨモ草をできるだけ重ならない様に並べる。
使わせてもらっている部屋から椅子を持ってきてロッキングチェアーに掛けてあった洋服をそちらに掛け直し、物置から出した針と糸でシートの端を折り返し縫っていく。
「なかなかまっすぐ縫えてるんじゃない?…痛」
慣れないことなため調子に乗るとすぐ指をさした。
「これで…よしっと‼︎」
最後の一枚に球止めし終える。8枚のタオルをなんとかつくり終えることができた。
「すっかり手がボロボロだ…」
血は出てないものの針が刺さった跡が指についている。
「あ!!ヨモ草を使ってみよう」
ヨモ草を載せてみるも特にしみるわけでもなく特に聞いている感じがしない。
「こんなものなのかな?このままだと動きにくいからな~」
指に載せた状態だといろいろやりにくい。
「乾かして使うってことは成分が凝縮されるってことでしょ?となると大けがの時しか使えない気がするんだけど…あ!!水で戻すのか!!今日お茶にしたやつを掛けてみよう」
苦くて一口しか飲めなかった残り物を指にかけてみる。
「おーーーー」
コップ一杯をかけ終わると怪我などなかったかのようにすっかり傷が癒えていた。
ストックが無くなったので月木更新に戻します。
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