洗濯をしてみましょ
乾パンと冷たい水で朝食をすませる。
暖炉の時計を見ると7を指しており、丸い窓の中には11と書かれている。
「やっぱり11日ってことだよね」
昨日洗濯ものを入れたバケツを持ちドゥがくれた草を手に外に出る。ウーターリーツは表からは見えなかったものの裏側にも触手を垂らしており、その下に少し泥濘ができている。
水溜めからバケツに水を汲みソプ草を入れるとみるみる泡立った。その泡でごしごしと洗濯ものを洗い泡が無くなったら水路に水を捨て水路入口から水を汲み洗っては捨てるを3回くりかえすとすっかり泥汚れなども無くなっていた。ギュッと絞り物干し場にシーツと洋服を掛ける。シーツからは水が滴っているがこの時間から干せば夜までには乾きそうだ。
「バケツだと小さくてやりにくいなぁ…水飲み場の反対側に洗濯場をつくるか!!」
スコップを手にもう一本生えている触手の下に四角い穴を3つ段違いになるようつくった。薪用の木を全体に敷き詰めそれぞれ上から水が流れるようにし最後の穴からは水飲み場の水路と綱がつよう水路をつくり完成。下の段から洗濯していき上の段ですすぐという寸法の構造である。
「これでよしっと!!若いっていいな~前だったらこんなこと二日もできなかったし筋肉痛だったよ」
ひとりごちりながら洗濯場の出来栄えに満足する。
もう太陽は真上に来ていたため変わり映えのしない昼食をすませる。
「やっぱり食事情を改善しなくちゃな…今日が11日だとして10週間で浄化が終わるという情報を合わせると…8の月の11日か9の月の11日に当たるから、短くても1カ月、長くて2ヶ月間はこのままということになるんだよね…暦の本では季節があるって書いてあったけど…」
独り言をごちりながら今ある情報を考えていく。
「乾パンはそんなに残りが多くないし他に食べられそうなものはこの家にはないから…あ!!さっきドゥが雑草の中からソプ草を取ってきてくれたんだった!!もしかすると他に食べられるものがあるかもしれない」




