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オチがある短い話  作者: 佐賀かおり


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うまい話

 A「なあ、聞いたかい? 例の話」


 B「ああ、信じられない」


 A「でも本当だったら最高じゃないか、至(いた)れり尽(つ)くせりなんだから」


 B「ああ、だからこそ信じられない。話がうま過ぎる、デマだろう」


 A「じゃあ、試しに行ってみようよ」




 そして




 A「あれじゃないか?」


 B「マジでありやがった、おい、よせ。むやみに近寄るな」


 A「だって凄くいい香りがするよ、きっと御馳走(ごちそう)だよ。ああ、たまらない」


 B「おい、気をつけろ、おかしいぞ。今まで新聞紙で叩かれたり殺虫剤をかけられたりしていたのに、家を建てて飯(めし)まで用意してくれるなんて、人間のやる事だ、何か裏があるにちがいない。ああ……でもいい香りだ。引き寄せられる……」




 1973年、ゴキブリホイホイの第一号は発売された。



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― 新着の感想 ―
 足がねちょおって、くっついて「だから反対したんだ!」とAに怒るBが見えましたwww 面白かったです。ありがとうございました。
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