十話 ♢ エピローグ~拝啓~
試験の後、校医のフォルモさんが私の怪我を診てくれたのですが、目立った傷は無いようで、ジオラス――いや、アモネに関してもそれは同じでした。
そして、アモネの精霊であるシレイアは風と光の二重属性精霊だということが精霊学の教師によって判明しました。更には上位精霊だそうです。
今でこそ父上の教訓が身にしみます。
シャワーを浴びて制服に着替えて外に出ようとすると興奮気味のウィンが私に詰め寄ってまくし立ててエリカに叱られていて、やはり少し変な子だと思いました。
本当は生徒たちもごったがえしていたそうなのですが、それは教師たちの苦労のお陰で食堂へと返されたらしいので休みがあけたら感謝を伝えておこうと思います。
アモネは下の兄弟がいる長女のようで、アモネが私をヘザー呼びした時の彼らの顔はちょっとした見ものでした。
「ということで、なんだかんだあったけど、私はお腹が空いてます!!今夜も美味しい夜ご飯が食べれることに感謝して!」
「それにモネ姉とヒースレイさんの試験一位通過の祝いの気持ちを込めて?」
「いただきます!!」
「「「いただきます!」」」
「いただきます…!」
アモネと弟妹達は一緒に食を囲むようです。私達も混ぜてもらいました。
アモネの挨拶で一斉に挨拶する姿は幼い頃の姉様と私達そっくりで親近感を感じました。
姉様は元気にしていますでしょうか?きっと姉様のことです。たくましくやってることでしょうが、話していないので別で手紙を書こうと思います。
実技試験は前述の通り2750点で2位のエリカとそのペアから750点を引き離した一位でした。ですが、1人で戦おうとして魔力切れになるというのは恥ずべきことだと反省しています。
それでもアモネと組むことができたのはお互いにとって成長になったので今になってはあの教師には正直、頭があがりません。
成績が既に出ている試験はすべて一位でした。後ほど他の試験についても別で詳しく綴ります。
ところで今回の休暇についてなのですが、ウィンとアモネに勉強を教えたいのと、私も学園の卒業に向けてもう少し詰めたいので寮に残ろうと思います。
母上にもよろしくお伝え下さい。
ヒースレイの名にかけて。
敬具 ヘザー・ヒースレイ
こんにちは!輝星ねこです!
ふらわりーでいりーぷらいまりーは気に入っていただけたでしょうか?
貯めていたストック10話を全部出してしまったのでしばらく動けませんが、続きは執筆中です。
次の章ではヘザーの恋愛を描こうと思っております。
10話まで読んでくれてありがとうございます!
本編ではないのですが、次のエピソードに別のキャラクター視点の番外編を書いたのでもしよかったらそちらをどうぞ!




