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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生 模擬戦団体編
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模擬戦後 対処法

「ちょっと焦ったがな。なるほど...魔力による筋力の向上か。俺より魔力の使い方が上手いな。反応速度で何とか対処したがミーファの言う通り大抵の相手なら終わってたな。」

ノアオはミーファの実力を見誤らないようにしっかり観察する。


「なっ!そんなに見るなんてエッチですね!」

ミーファは体を手で隠しながらじっくり見てくるノアオに対して恥ずかしがる。


「悪いけど油断するつもりはないからな。こっちの観察する時間が増えれば増えるだけ対処の方法を考えつけるからな。」

ノアオは恥ずかしがるミーファに対してふざける余裕も無く真剣に観察して対処方法を考える。


「ちょっと!うら若き乙女が照れてるんですからもう少しはのってきて下さいよ。」

ノアオが真剣に観察しているの見て攻撃に移るミーファ。


「大丈夫だ、もう対処法はわかったから。」

ノアオは攻めてくるミーファに対して速さを活かして距離を詰めてミーファの左首を狙う。


「速い!?この速さに何とかできる気がしないんですけど!」

ミーファは足を止めてノアオの剣を防ぐ為に首元に構える。


「一閃 双背撃」

ノアオはお得意の双背撃でミーファが守っている方と反対側の首を狙う。


「しまった!...なーんてね。ノアオさんの技は知ってますよ。」

ミーファはやられる素振りを見せながら実際には風の魔法でノアオの一撃を守って見せる。


「言っただろ?対処法はわかったってな。」

ノアオは魔法での守りを読んで魔力剣を発動してミーファの風の守りを破ってみせる。

守り切れると判断してカウンターの攻めを考えていたミーファは魔力剣を防ぐ手立てがなくそのまま負けてしまう。


「どうして私が魔法で守るってわかったんですか?」

負けたミーファは悔しそうにしながら自分の魔法が読まれていた理由を確認する。


「魔力の使い方からして騎士というより魔法使いの魔力の流れに近いのを観察して理解したからこちらの双背撃をくらうように見せて魔法で守ると予想したのさ。見事に正解だったみたいだから普通に勝てたって感じだな。ちなみにクロノだったらあそこで油断せずに魔法で吹き飛ばすか、近寄って刃が当たらない距離に来て防いで見せただろうな。」

ノアオは日中にクロノと戦ったことで魔法使いの発する魔力の流れを目でも肌でも感じていたのでミーファが魔法を使うことは予想できていた。

クロノとの戦いで魔法使い相手の対処に魔力剣が通用することはわかっていたのでそれで魔法を破って勝ったと語るノアオ。


「うーん!!理解も納得もしますけど悔しいです。次は絶対に勝ってみせますから!」

ミーファは悔しそうに唸って見せたあと次は勝つと宣言してノアオから離れて行った。

なんだかんだミーファを優秀だと判断したノアオはこれからが楽しみだと笑顔になってみせる。

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