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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生 模擬戦団体編
739/747

団体戦5番手 団体戦授賞式

急いで準備を行ったがやはり国の人間として準備に対する動きは手馴れたもので想定よりも早く授賞式の準備が整いグラン王子が選手一同に声をかける。


「この度は素晴らしい戦いを見せてくれてありがとう。私と変わらないどころかもっと若い選手がこれだけのレベルの高さを見せてくれたというのはこの国にとってとても素晴らしいことだ。」

グラン王子はとても満足した様子で団体戦の10人に向けて話す。


「出来ることなら全員に授与したいのだがそうもいかないので今回の勝者である魔法学院の5人に賞を渡す。個人戦では剣だったが団体戦で5人に剣を渡すと大掛かりになるので形は小さくなるが賞としては変わらないものだと思って欲しい。」

グラン王子は魔法学院の5人に向けて声をかけてそれぞれに小さなメダルを渡していく。

アクト王子もグラン王子の傍でそれぞれに小さな箱を渡す。


「その箱には指輪が入っている。それを持つものは学院を代表する素晴らしい生徒だと表すものだ。特別に何か効力を発揮するものではないが記念に持っておいてくれ。無理につける必要もないから無くさないようにしておくだけで良い。」

グラン王子はアクト王子がそれぞれに渡した箱の中身を説明して記念品であり特別に何かしらの効力を持つものではないが保管しておいて欲しいと話す。

その言葉に5人は大事に抱えるように箱を優しく取り扱う。


「観客の皆さんも長々と授与式を見てもつまらないだろうし今日の話を見ていない人にしたいだろう。時間をかけても仕方ないのでこれにて授賞式を終了する。」

それぞれに品物を渡したら時間をとっても仕方ないと会場に授賞式の終了を宣言するグラン王子。

その言葉にバレッグは司会の勤めとして観客に向けて声をかける。


「グラン王子の宣言を持ちまして本日の学院間模擬戦を終わりとさせていただきます。観客の皆さんは落ち着いてゆっくりとご帰宅ください。本日はご来場ありがとうございました。」

バレッグは司会として観客に向けて最後の挨拶をする。

その言葉を皮切りに観客はどんどん会場から出ていく。

出張の飲食販売はまだ行っているのでご飯を食べ損ねた観客は普段食べていないものを購入してその場で今日の模擬戦の話を始めたり、持って帰る形にして足早に帰宅し家族とご飯を食べながら模擬戦の話をする姿が見られた。

3年に1度の模擬戦なので既に何度か模擬戦を見ている観客もいるが今年のレベルの高さは今までと比べて異常に高いのでその事について大いに語る声がその日は都市内に響き渡っていた。


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