7話 非常識な主人?
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俺は初めて人?を買ってしまった。
まぁ、日本にいたら当たり前のことなのだが。
エルフは俺たちの前で立っている。
「君はもう自由だから君が行きたいところに行ってもいいよ。」
「いや、途中までは行きます。逃げる時はその後で逃げます。どうなるかはわかりませんが・・・」
「そうか、わかったじゃ名前は?」
「・・・ない」
マジかよ。
「女性に歳をきくのもあれだけど歳は?」
「だいたい五百十歳ぐらい。でも人間の歳だと十七歳ぐらいだと思います。だいたい人の年齢の30倍です。」
やっぱ長生きだな。
「名前はつけてください」
「本当の名前はわからないのか?ならつけるけど・・・」
エルフの表情からおそらく名前は忘れてしまったのだろう。
しょうがない。
名前がないと不便だしな。
そうだな。
シュリアはどうだろう。
それにしよう。
「決めた!シュリアが本名で愛称はリア。本物の名前を思い出すまでの仮だけど」
彼女の目はさっきよりも明るく少しでも生きることが楽になったのかもしれない。
奴隷たちはどんなに酷い目にあっているんだよ。たったこんだけで喜ばれるなんて・・・
リアが笑った。
その笑顔は太陽よりも眩しく見えていた。ちょっと可愛すぎる。
ここは異世界だ!と改めて理解した。
「そろそろ城に行くよ」
急にリアじゃない声がしてびっくりした。
猫耳の人だった。彼女はそう言い歩き始めた。
俺も行こうとした途端リアは少しふらついた。
「大丈夫かリア?」
「大丈夫・・・」
これは栄養失調か。
リアはあまり食べなかったのだろう。
同時にこの清潔感のない空間はいるだけで気分が悪くなる。
リアはキツそうだ。
「リア、俺の背中にこい。おんぶしてやるよ。」
「いや遠慮します」
流石にそうなるか。
このままではキリがないな。
「ゆくっり歩いて。ゆっくりでいいぞ」
リアは歩き始めた。
ふらつきつまずいた。
それを俺が背中で受け止めた。
「やっぱり、俺を頼ってくれ。リアに頼らせてくれ!」
リアを地面に座らせ、土下座をした。
「なぜ私の主人が奴隷の私に頭を下げるのですか?非常識ですよ。」
「それでもリアに元気に良くなって欲しいからだ。当たり前でしょ」
「あなたは他の人とは違うようですね。今回だけです。」
彼女はそう言うと俺の背かかに寄りかかった。
俺は慎重におんぶをした。
少しでも楽にはなったはずだがまだぐったりしている。
とつぜん猫耳の彼女が俺の隣に出て来た。
「こっちだよ。城に行ったらどうにかなるかも」
城に行くって彼女は相変わらず何者なのだ。
「とりあえず食べ物を食べさせれば不足している栄養を取れると思う。あとは休ませるだけ」
俺と彼女は二十分ぐらい走った。
「あとちょっとで城に着くよ」
彼女は指を指した。
五十メールぐらい先に入り口が見えた。
これからもよろしく!




