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13話 私たち不運。

楽しんで!!

「狼の魔獣か。できるだけ戦うことは避けたいな」

「たぶん大丈夫。ここは普通の人たちも通るの魔獣と会うなんてよっぽど不運なやつよ。まぁ、魔獣に会いたければダンジョンに行けば会えるけどね」

リアが元気よく喋ってくれてどこかほっとしている自分がいる。

「あっ」

「リアどうしたの?」

「私たち不運だったね」

「えっ」

まわりの草木が揺れ足音が聞こえる。

二つの大きい目がこちらをギョロッと見ており少し寒気がした。

「魔獣だよ。さっき言った狼の。わかった?お前さん、いや・・・名前。いまさらだけど名前教えて」

名前がわからないとリアは俺のことをお前さんって言うんだ。初めて知った。

「俺はスエだ。スエ・セイアッド。今まで名前わからなかったのかよ」

リアは深く頷いた。

「スエ、名前わかった。そっちの女は?」

ラリラがこっちを見た。

「私?ああ私はラリラだよ」

今度はリラが軽く頷いた。

「なるほど。ラリラ、この中で一番強いのはあなたよね。戦う準備をして。スエは弱いから好きにして」

正直に弱いって言われると傷つくな。

「ガサッ」

段々と音が大きくなっていった。

そしてとうとう残り五メートル近くに来た。

突然月の明かりが消え地面に大きな影が映ったと思ったら馬車の前に「ドンッ」と巨大な狼が座っていた。

「我は魔獣ウク。貴様らの敵の存在である」

喋れるのか。

「ウク、なぜ俺たちを狙う。リアの話では滅多に人の前に現れないのに」

「貴様らがいずれ魔王様の敵の存在になるからだ。」

それってラリラのことだな。

よし、俺には関係ない。

「おい、ラリラそいつお前のことを狙っているぞ」

ラリラはにっこりそれも不気味な。


これからもよろしく!

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