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14話 ペット

「じゃあさ、私と戦うってことだよね。戦う以上勝ったら私のペットになってよ。

それも契約でさ」

ウクは目を大きくし笑った。

「いいだろう。この格好をしたときはな。もしこの私が勝ったら貴様は私の家政婦になれ」

ラリラが少し黙っている。何か考えているようだ。

「いいよ。と言いたいけど私は五人目の精霊王の言うことを聞かなきゃいけないの」

ウクは少し戸惑っている。

「まぁいいさ。勝ったら別のことを聞いてもらうよ」

「わかった」

二人とも・・・いや一人と一匹か。なんか時間が経つたびに殺気が立っている。

殺し合いじゃないよな・・・。

多少の不安と共に戦いが始まった。

どちらも同時に踏み込んで同時に消えた。っと思ったら衝突していた。

ラリラはひたり腕を盾のようにして、ウクは頭でそれぞれぶつかっていた。

強すぎる・・・。

俺は見てることしかできなかった。

「わぁっ」

ラリラが吹き飛んだ。

「私が吹き飛ぶとは・・・油断した。くらえ、烈火の舞」

炎が激しく燃えウクに向かって一直線。

「水龍」

龍の形をした水がラリラの炎にぶつかった。

同じ威力だったのだろう。

どちらの技?も消えてしまった。

「本気出す。最高魔法 風黒炎ブライアッド

黒炎がどんどん大きくなって真ん中に向かって吸い込まれる。

本機になるの早すぎ!あとあれ魔法だったんだな。

「やばい・・・流石に本気というだけある」

ウクが逃げた。

逃げるのが正解だろう。

「スエこっち」

リアが俺を呼んだ。

俺は走った。なかなか前に進まない。

やっと着いたと思ったらリアに腕を引っ張られ馬車の中に入った。

「グローラ」

その途端馬車の周りを木々が生え、馬車を包んだ。

リアも魔法が使えるのか。まぁそりゃそうか。異世界のお約束みたいなもんだしな。

「行くよ。ブライアッド」

ラリラの声がしたと思った直後、地震みたいな揺れが起きた。


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