9話 天童とは
楽しんで!
「そんなこと、ここに住んでいたら誰だってわかる。ラリラの名も知らんようだし、
普通の人は最初に天童様と言う。天童の意味がわかっていないな。天童のことについて話そう。天童とは精霊王の第一の騎士のようなものだ。
天童は子供の時からそれぞれ別の天才的な力を与えられた人たちのことだ。彼女らは
精霊王の人数と同じ数この世界に存在する。
そしてラリラは五人目の天童だ。つまり今回5人目の精霊王が出てくると言うことだ。
今までは四人の精霊王たちがそれぞれの領地を収めていた。
我々と精霊王たちをまとめているのがこの世の神と言われている
大精霊ネミラ・ヴィバーラここまでのことはわかったかな?ざっと説明しているが
次は領地のことで説明をする。世界は五つの国に分かれているそれぞれの国には精霊王の領地と私たち人間の国を合わせて一国と呼んでいる。だが唯一まだ精霊王がいなく魔女たちがいる国ブルーシャだ。ブルーシャは今、魔王に支配されている。おそらく5人目の精霊王の領地になるだろう。説明は終わりだ。食事をしよう。」
めっちゃ話が長かった。
まぁ、多少ではあるが理解はした。
食事をするとところに着いた。
「遠慮なく食べてくれ食べて休んだらこの国、ミストラルのダンジョンに行ってもらうからな」
今、初めてこの国の名前を知ったなぁ。
この国の名前はミストラルって言うのか。
それはそうと先に食べていたリアの顔がさっきよりも良くなった。
その顔色と表情にどこかほっとした。
「具合は?」
「良くなりました」
「その敬語やめてくれない?ほら君の方が歳上だし」
リアは驚いた表情でこっちを見てくる。
「あなたは、人を歳で判断するんですか?今の私の年齢はエルフで言うと十七歳で
あなたと同じですよ。しかも主人にタメ口を言ったら叩かれます。」
誰がこんな可愛いくて美しいリアを殴れるんだ?世の中は不思議な人が多いな。
「俺は絶対そんなことしない。この命よりリアの方が価値があるからな」
「いったん信じてあげる。あなたは他の人と違う。」
「ありがとう。タメ口で話していてやっぱりこっちのほうがいいよ」
「はぁ。そうですか。」
「わざっと敬語いわない」
リアは頷き、納得してくれた様子だった。
食べ始める時に城の中から声がした。
「きゃっ」
周りの人が一人二人と集まって来た。
声がした方を見ると転んだだけのメイドさんがいた。
膝から血が出ていた。
「消毒はありますか?傷口から菌が入るといけないので」
一人のメイドと王であるクリトさんが同時に答えた。
「消毒とはなんだ?」
「なんですかそれは?」
この世界には消毒はないのか。
「お酒でもいいです。消毒の効果があります。」
なぜ敬語で喋っているのだろう。まぁいいけど。
メイドはお酒の入った瓶を駆け足で持って来た。
「どうぞ」
瓶を受け取り傷口にかけた。
「少しヒリッとしますね。」
「まぁね」
その後に水で濯ぎ布を巻いで手当てを終えた。
クリトさんが話しかけて来た。
「スエ、君に医療の知識はあるのかね。少しでもいいのだが見てもらいたい。もし知識があるのなら」
たかが擦り傷の手当てで何が起こった。
「少しなら医療の勉強をしましたが・・・どうかしました?」
クリトさんは軽く頷いた。
「実は私の娘のミキアが少し熱を出してな・・・だんだんよくはなっている」
なるほどね。
自分の娘が熱を出したらどこの親も心配するのと一緒かな。
「わかった。見るだけ見るよ。その代わりこの国をもっと良くするために俺から一つの提案があるんだが話を聞いくれ」
リアのよう人が少なくなるように頑張らないと。
「無論、迷うことはないな。」
クリトさんの返事は即答だった。
「よし、案内してくて」
クリトさんが歩き出した。
周りのメイドたちが震えている。
これは俺の予想だが本来この役目が彼女たちなのだろう。
クリトさんはメイドに向かってしゃべった。
「今日のことは気にするな」
そう言い残しまた歩き始めた。
しばらくレッドカーペットを歩くとでかい扉が見えた。
他の扉より三倍以上大きかった。
クリトさんはそこに留まり扉を開けた。
これからもよろしく!




