戦闘訓練 其の六『三日目』
大量の武器を見て唖然とする。こんなもの何処から?
「もともとここにあった物といろんな所を探索していたらあったものだ」
「物騒ですね」
「そうだな」
想像を遥かに越える量に口が開いて戻らない。
「十分後にまた来る。それまでに選べ」
「・・・」
黙ってしまう。ここには凶器の数々。命を守る為に失われた命やそうじゃ無い命を絶つものだ。簡単には決まらない。
ガサゴソして武器の山から直感に触れるものを探す。あ、これとか。あれもいいな。何がいいのかわかんないけど。
~十分後~
「それでいいのか?」
「はい」
僕の腰には、所謂『刀』と呼ばれるものが携えてある。それ以外何とて変わっていないが。ナイフと銃は、壊れるまで使い続けることにした。世話になってるからね。
「それじゃ、行くぞ」
「はい!」
桜葉さんについていく。ハイペースだが体力が少しついてきたのか、あまり疲れを感じない。
「体力は温存、ゾーンはできるだけ抑えろ。できるだけ居合で済ませるんだ」
「分かりました」
ついたのは、住宅街。あれ?ここ見覚えある気がするんだけど?思い出せないからいいや。
遠くから何か聞こえる、耳を澄ます。集中だ。
今まで感じたことない気配だ。ほとんどないに等しいような。
「ヴァ~」「ア~」「ウ~」って唸っている。これ確実に・・・
「ああ、ゾンビの行列だ。昨日言った通り、今日はあいつらの討伐だ。ゾンビは脳味噌を潰さなきゃ意味がない。覚えておけ。最後に忠告だ。躊躇するな。そいつらは死んでいる、人じゃないんだ。躊躇うな」
「・・・がんばります」
二分後、奴らは僕らに気づく。
桜葉さんは屋根に上り、狙撃。
僕はまだ何もしない。目を瞑りただ奴らの気配に集中する。
僕は耳がいい。足音で距離を測る。
最前列が僕の間合いに入ったらすぐに一閃。後ろのやつを巻き込むがそいつらはまだ浅かった。
後ろにバック転して距離をとる。あいつらは再生能力はない。
脛から下を斬れば動けない。バキッと、斬る時の感覚とは違う嫌な感触を感じる。
頭を潰す。躊躇している暇なんてないほどに、雪崩のように押し寄せてくる。
刀の特性は引くときに斬る。ということは回りながら斬りつけると引き斬りとなる。
舞うような動きをする。
返り血は少ない。血が凝固してしまっているようだ。
皆聞いて?取り敢えず悪臭しかしない。
次戦闘訓練ラストにします(誓)。間違っても伸ばしたくない。
楽しいけど完結が見えなくなっていきそう。




