戦闘訓練 其の七
腐臭がする。が、きれいな状態なゾンビがいる。
「キリがない」
「当たり前だ。俺らをゾンビにするのがこいつらの仕事だからな」
「うへぇ~」
湧水がごとく出てくる。
僕は魔法が使える訳では無いから瞬殺っていうわけにいかない。
かすり傷一つですら危ないだろうと思われる。
斬るのに躊躇いが無いわけじゃない。けどやらない訳に行かない。
居合斬りも奴らが集まると厳しくなる。ナイフの出番なし。銃を持つわけにいかない。なら、
「ふぅ~、すぅー」
「おまえ、ゾーンじゃないだろうな」
「ゾーンですね」
「やめておけ、第二波がきたらひとたまりも無いぞ」
「僕の持続時間は長いので。安心してください。無理はしません」
「視界が歪み時間が遅くなる。視覚への影響は?」
「いまのところは」
ゾーンの感覚は昨日覚えた。
遅くなる時間は動体視力を上げる。
体が最盛期に近しい僕なら影響は少ない。
が、無理も出来る事は気を付けなければいけない。
「それでは、行ってきます」
そう言って単騎突入する。
桜葉さんから見ると人混みから首が何個も跳ね上がっていることだろう。
取り敢えず臭い。
~十分後~
「お前・・・お疲れ」
「お疲れ様です」
「戻るぞ」
「はい」
~帰宅~
風呂は無いが、水浴びをする。
風呂がないのは、貴重な燃料の節約らしい。
とてつもなく臭い。
ついでに刀の手入れ。研ぐ。
血まみれさ。ガッチガチに固まった血がべっとり。それを洗い流して。
桜葉さんは、兎熊(仮名)を狩りに行っている。
にしてもなんで服を着たゾンビが?なぜゾンビになったんだ。
僕は何で生きているんだ?・・・・実は僕もゾンビなんじゃないのかな。
例外なく桜葉さんも。思えば合点がいく。
桜葉さんは常に手袋をつけている。おそらく今も。
どうなんだろうか。戦闘訓練で気にしていなかったけどその謎を探してみる?
これで過酷な戦闘訓練は幕を下ろす。
その後は次となる。
誓いを果たしました。次回、投稿が少々遅れうことが予想されることをお許しください。
文字の間違い在りましたら済みません。それではまた。




