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地獄の世界で僕らは行く  作者: 三上 空
10/26

戦闘訓練 其の七

腐臭がする。が、きれいな状態なゾンビがいる。


 「キリがない」

 「当たり前だ。俺らをゾンビにするのがこいつらの仕事だからな」

 「うへぇ~」

 

 湧水がごとく出てくる。

 僕は魔法が使える訳では無いから瞬殺っていうわけにいかない。

 かすり傷一つですら危ないだろうと思われる。

 斬るのに躊躇いが無いわけじゃない。けどやらない訳に行かない。

 居合斬りも奴らが集まると厳しくなる。ナイフの出番なし。銃を持つわけにいかない。なら、

 

 「ふぅ~、すぅー」

 「おまえ、ゾーンじゃないだろうな」

 「ゾーンですね」

 「やめておけ、第二波がきたらひとたまりも無いぞ」

 「僕の持続時間は長いので。安心してください。無理はしません」

 「視界が歪み時間が遅くなる。視覚への影響は?」

 「いまのところは」

 

 ゾーンの感覚は昨日覚えた。

 遅くなる時間は動体視力を上げる。

 体が最盛期に近しい僕なら影響は少ない。

 が、無理も出来る事は気を付けなければいけない。

 

 「それでは、行ってきます」

 

 そう言って単騎突入する。

 桜葉さんから見ると人混み(ゾンビ混み)から首が何個も跳ね上がっていることだろう。

 

 取り敢えず臭い。

 

 ~十分後~

 

 「お前・・・お疲れ」

 「お疲れ様です」

 「戻るぞ」

 「はい」


 ~帰宅~

 風呂は無いが、水浴びをする。

 風呂がないのは、貴重な燃料の節約らしい。

 とてつもなく臭い。

 ついでに刀の手入れ。研ぐ。

 血まみれさ。ガッチガチに固まった血がべっとり。それを洗い流して。

 桜葉さんは、兎熊(ラビットベアー)(仮名)を狩りに行っている。

 にしてもなんで服を着たゾンビが?なぜゾンビになったんだ。

 

 僕は何で生きているんだ?・・・・実は僕もゾンビなんじゃないのかな。

 例外なく桜葉さんも。思えば合点がいく。

 桜葉さんは常に手袋をつけている。おそらく今も。

 どうなんだろうか。戦闘訓練で気にしていなかったけどその謎を探してみる?

 これで過酷な戦闘訓練は幕を下ろす。

 

 その後は次となる。

誓いを果たしました。次回、投稿が少々遅れうことが予想されることをお許しください。

文字の間違い在りましたら済みません。それではまた。

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