僕らを狙う者
昨日、戦闘訓練が終わり、今後の行動について話すことになった。
「僕は、どうしたらいいんでしょう」
「お前がどこに行きたいじゃない、俺らがいくべき場所だ。」
「旅をする」
「却下」
「まあそうですね」
「なぜそう思う?」
「まず、物資の供給が旅に出ると不安定になる。食料の確保。睡眠するときの安全性等々。」
「はなまるだ。そう。まず安全でない」
「その前に一つ」
「なんだ」
「ここは、・・・どこですか」
「はぁ~、とうとう来たかこの質問が。」
「やっぱり・・・ここは・・・」
「ああ、お前の予想通りここは、日本。それも、お前の地元だ」
「ちょっと待ってください。なんで・・・」
「お前は俺のターゲットだ」
「やっぱり。じゃあ、なんで俺を殺さないんです」
「お前にゾンビの説明をしたのを覚えているか?」
「はい?おぼえてます」
「ゾンビになった人々は、謎の病気にかかった。それは、脳内で繁殖する。それによって、人々は、動ける屍となった。というのがわかっているところだ」
「空が赤いのは?」
「そもそもウイルスは、科学者がバラまいた。それの影響何だろう」
「じゃあ、僕たちが動けるのは?」
「わからない」
分からないと来たもんだ。僕も分からない。
というより質問の答えになってないじゃんっ!
「クライアントが死んだのさ。今更依頼を遂行する必要はない。ただそれだけだ」
「それは誰ですか?ああ、守秘義務ありますよね。やっぱりや・・・」
「佐藤 竜騎。お前の従兄弟にあたるはずだ」
「はぁ・・・」
やめておきますと言おうとして僕の口を閉ざさせた名前。
それは、確かに僕の従兄弟だ。
だがとうの昔に、祖父に勘当されていたと思う。
なんでいまさら聞くのだろう。というより、
「どうかしたか?」
「あいつは・・・まだ死んでない」
「そんなはずはない。俺はこの目で見たぞ」
「あいつが死ぬところを?」
「いや、だがあいつの死体なら、ゾンビならいたぞ」
「僕には、竜騎と同い年で似ている、祐介がいます。多分それは僕の兄だと思います」
「ならあいつは?」
「多分今も、狙っています。僕と、ついでに桜葉さんの命も」




