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地獄の世界で僕らは行く  作者: 三上 空
12/26

旅の手前

 「なぜ俺も?」

 「だって後ろに居ますよ。あいつの手下」

 「っ!」

 「て言うことにもなりかねますしね」

 「遊ぶな」

 「すみません」


 だが冗談抜きで、複数の人間の気配がこの周りにあるのは本当だ。

 いつ襲ってきてもおかしくない。

 そんな緊張感がある。


 「桜葉さん」

 「ん?なんだ?」

 「下の名前。教えてください」

 「ああ。そういえば言ってなかったな。俊介だ。お前と同じだ」

 「へ~。って、ええぇっ!?」

 「そんな驚く要素無いぞ」

 「へ~。まあいいや。それで相談なんですけど」

 「ああなんだ」

 「・・・・・・・・」

 「・・・・・・・・」


 長くなったので解説すると、ここは危なくなるかもしれないので、旅に出て、ついで奴(竜騎)も倒しちゃおう的な感じで行くことになった。

 さらについでに黒幕探そう的な感じになった。

 さらについでに、殺し屋になった(桜葉さんに誘われたとき、心臓飛び跳ねた)。ついでに、桜葉さんは、殺し屋ランキングは二位らしい。


 さて、ときは過ぎ去りまた、次の朝がやってきた。

 朝とかわかんないんだよね。

 ずーと空が赤いから。夜は、怪しげな赤に変わるくらいの差だ。

 時計見てなんとか時間を把握していただけだから少々気分が悪い。

 何かに逃避したいのはやまやまだが、勘当されたとは言っても親戚が絡んでいる可能性がある以上、余り無視できない。

 待ってろ、竜騎め。今にも、一発殴ってやる。


 昨夜話していた通り、あいつを探すため日本列島を探し回る。

 ここは、埼玉の秩父。

 取り敢えず、東京を通り過ぎ、千葉、神奈川、関東を巡り、東北、関西、中国等を回り、いつでも戦闘できるようにしておけとのこと。

 刀の手入れをして、銃の中の残弾量と安全装置の確認をする。

 バックに、二か月程度の食料。

 替えの弾。

 研ぎ石。

 磁石。

 地図。

 そこそこに重い。

 これが、二組。

 そうしても、準備してる間にも僕らを監視しようとしてるけど、僕らが索敵ができないはずもなく、一回戦闘勃発。

 二人逃がしてしまったが、多少は問題ないだろう。

 一応、一度無力化した手下と思われる奴らから情報を多少手に入れようとしたが、奥歯に仕込まれていた毒、噛んで死んだ。

 自ら。

 

 さて、竜騎よ。

 昔の借り、返してやる。

 

 ・・・待ってろ。

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