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地獄の世界で僕らは行く  作者: 三上 空
13/26

地獄の狭間

 「これで終わりです」

 「よし次に行くぞ」

 「ちょっと多いですね」

 「そうかもな…」

 

 一日に二つくらいの都市を回りつつ、物資を探す。

 ぶっちゃけそんなに残ってはいないのだが探すだけでも収穫はある、と思い探す。

 そんなことを考えれば次の都市につく。


 「着いたな」

 「そうですね。…気配は二百ってところですね」

 「…ここは少ないな」

 「まあ…、そうですね」

 「行くか」

 「はい・・・」

 

 スゥー、ハァー、スゥー、ハァーと深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。

 刀の柄に手をおき、目を閉じ、気配を()()

 先頭が居合の間合い圏内に入る。

 目は閉じ、もう一度深呼吸をする。さらにもう一回。

 

 十分に据わった。一回の居合に巻き込める人数は、十人。

 最大人数が射程に入ったので柄を握る。

 その刹那に下げた右足で地面を蹴る。

 時間が引き延ばされたようにスローで動く景色に入る彼らを切り伏せる。

 極限状態になるゾーンは、継続使用は大変体力を消費するが一時の使用は差しての問題はない。 

 が、それにするための精神統一に少々時間がかかる。

 ので開幕一回目が使いやすいところだ。

 居合が終わったらすぐ通常の状態に戻る。

 そのため終わるコンマ数秒前にある程度の気配を見る。

 居合が終わりすぐにしゃがみ込み周辺の彼らの足を払う。

 後ろに倒れる彼らの頭蓋を横に薙ぐ。

 刀は縦の力に対しては強いが、横から来る衝撃には恐ろしく脆い。

 それに注意するのは忘れず、彼らの動きを先読み。

 首が胴体と離れると彼らは少しの間動けない。

 それを利用し次々と頭蓋を割る。

 ・・・とても穏やかではないが、しょうがない。


 

 幾分経ったであろう。

 僕は、彼らの山の上に立っていた。

 途中から意識が無いが体だけが動いていたようだ。

 乾いた血がべったりな刀を払い、勢いよく鞘に落とし込む。

 何があったかは不明だが、取り敢えずの所、桜葉さんがいないので探し行こう。

 と思った矢先、視界は暗幕を下ろし、光を入れることを拒み、意識は闇の底へと沈み、自らそのまどろみに抗う力が抜けていった。


_________________________________


 「……っは!」

 「起きたか」

 「桜葉さん?」

 「ああ、とにかく聞け。ここはたぶん奴の(アジト)だろう。」


 よく手足を見ると拘束具が、しっかりと付けられていた。

 これは抜けられなさそうだ。


 「今は取り敢えずここから脱出する」

 

 いやいや、無理ですよ。何を言ってるんでしょう。この殺し屋は。

彼ら=ゾンビ君達

奴ら=竜騎関連

で統一します。

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