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地獄の世界で僕らは行く  作者: 三上 空
3/26

戦闘訓練 其の零

 「動物っぽいのというのは?」

 「ウサギに牙つけてみたり、牛に翼生えてたり・・・」

 「あっ、もういいです。」

 

 話変えたら結構、ファンタジーだな。まあそれはさておき、

  

 「この後どうします?」

 「まずはお前の戦闘訓練」

 

 うん?今物騒な事言った?残っていたスープを飲み干した桜葉さんに聞く。

 

 「戦闘訓練ってなにするんですか?」

 「いくらボディーガードをすると言っても、ある程度生きていくのには限界が出てくる」

 「だからする?」

 「そういうことだ。明日がある、今日は寝ろ。」

 「はい。」

 

 外を見れば真っ赤な空にいやに黄色い月が二つあった。

だがそんなことに突っ込む前に、急に瞼が重たくなり景色が横倒しになった。

 

_____________________________________


 「こら!俊介。起きなさい」


 うん?かあさん?生きてたんだ。

 父さんは?優香は?翔馬は?瑠璃は?あれ?

 なんか意識が…?おかしいな?


 『あれは誰だっけ?』

_____________________________________


 「うっ?」


 あれ僕は夢を見てて?頭が痛いなぁ?


 「やっと目を覚ましたか。今日は戦闘訓練をするぞ。そのまえに顔、洗ってこい。飯はできてる」

 「分かりました」


 外に出て顔を洗う。此処は井戸水があり、とても冷たい。朝一にはとても気持ちいい。

 そして中に入る。


 「いただきます」


 昨日とは違い黙々と食べる。おいしいが、淡々と。


 「ご馳走様でした」


 皿を持って外に行き、井戸水で皿を洗う。皿は、まとめて中に持っていく。

 

 「終わりましたっ!」

 「ああ、ご苦労、それじゃあ外に出るんだ」

 「はいっ!」

 

 外に出てストレッチをして・・・

 

 「それでは戦闘訓練を始めるのだが、本来ならば、基礎体力鍛錬から入るのだがそんな時間も正直、惜しい。そんなわけですぐに実技に入る。」

 「はい」

 「これがいわゆるピストル、片手撃ちでも撃てなくは無いが、」

 「『正確性がないから両手で撃て』?」

 「その通り」


 こうして僕らは三日に亙る戦闘訓練が繰り広げられた。


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