戦闘訓練 其の零
「動物っぽいのというのは?」
「ウサギに牙つけてみたり、牛に翼生えてたり・・・」
「あっ、もういいです。」
話変えたら結構、ファンタジーだな。まあそれはさておき、
「この後どうします?」
「まずはお前の戦闘訓練」
うん?今物騒な事言った?残っていたスープを飲み干した桜葉さんに聞く。
「戦闘訓練ってなにするんですか?」
「いくらボディーガードをすると言っても、ある程度生きていくのには限界が出てくる」
「だからする?」
「そういうことだ。明日がある、今日は寝ろ。」
「はい。」
外を見れば真っ赤な空にいやに黄色い月が二つあった。
だがそんなことに突っ込む前に、急に瞼が重たくなり景色が横倒しになった。
_____________________________________
「こら!俊介。起きなさい」
うん?かあさん?生きてたんだ。
父さんは?優香は?翔馬は?瑠璃は?あれ?
なんか意識が…?おかしいな?
『あれは誰だっけ?』
_____________________________________
「うっ?」
あれ僕は夢を見てて?頭が痛いなぁ?
「やっと目を覚ましたか。今日は戦闘訓練をするぞ。そのまえに顔、洗ってこい。飯はできてる」
「分かりました」
外に出て顔を洗う。此処は井戸水があり、とても冷たい。朝一にはとても気持ちいい。
そして中に入る。
「いただきます」
昨日とは違い黙々と食べる。おいしいが、淡々と。
「ご馳走様でした」
皿を持って外に行き、井戸水で皿を洗う。皿は、まとめて中に持っていく。
「終わりましたっ!」
「ああ、ご苦労、それじゃあ外に出るんだ」
「はいっ!」
外に出てストレッチをして・・・
「それでは戦闘訓練を始めるのだが、本来ならば、基礎体力鍛錬から入るのだがそんな時間も正直、惜しい。そんなわけですぐに実技に入る。」
「はい」
「これがいわゆるピストル、片手撃ちでも撃てなくは無いが、」
「『正確性がないから両手で撃て』?」
「その通り」
こうして僕らは三日に亙る戦闘訓練が繰り広げられた。




