スタイリッシュ・マーシャルアーツ
まず刀を捨てた後に、瞬時に懐に潜った一発。
懐に止まった時の力を体を使って拳に乗せる。
「菫さん、僕を巻き込まない程度の本気であいつを撃ってください」
「その言い方は気付いてるみたいだけど・・・分かったやってあげるわ」
「桜葉さんはいつもどうり、栞士は|I will go with you《一緒に行くよ》」
「「了解」」
隣に来た栞士が
「お前発音良いなぁ」
「一応、高校は主席だしね」
「優等生じゃん」
「今では犯罪者だけどね」
ハハッと二人で笑いながら気を引き締める。
殴った反動で吹っ飛んだ竜騎が立ち上がるタイミングで菫さんに合図を送る。
「今です!」
菫さんのブーメランが投擲されると、炎を纏い二つの翼のように飛翔する。
その姿はさながら不死鳥の如く・・・
それも薄緑色をした障壁に阻まれる。
「ウッ!」
がそのタイミングで竜騎がうめく。
それもそうだ、その不死鳥ははんば気を引き付けるためのものだ。
後ろから跳弾した銃弾が飛んでくるとは思うまい。
これで一つの考察が確立する。
「行くよ、栞士!」
「OK!」
俺は正面から、自己流武芸で、攻める。
栞士は注意を引くように大きくけれど攻撃を避けきれる絶妙なキレのある攻めで竜騎をイラつかせる。
昔っから短気で狡猾なあいつは卑怯者だったが、それを表には見せず子供たちを下に見ては踏みにじるような奴だった。
僕の兄はそれでうつ病になってしまった時期もある。
が、短気なその点を突けばあいつの狡猾さは、意味を失くす。
少しずつ終わりのない消耗戦のように障壁をチクチクと突き続けられれば、それは蚊が同じところを何度も吸いに来るようにイライラするのだ。
「だー!うぜぇ!もっと正々堂々やらねぇか、このノロマどもォ!」
「少なくともお前に言われることでもなく自覚をもってこの戦略だ、問題ない」
そのボヤキをきいて僕は動く。
まず正面に掌底を打ち込むが障壁に阻まれ、反動が肩に伝わる。そのまま上に飛びがり踵落とし・・・をするがそれも跳ね返されたので、身体をのけぞらせ空中でバック宙をする。
ベレを抜きたいが、障壁で直角に跳弾されることも考えるとむやみに抜けない。
そのまま、少しずつ大技を増やし消耗させていく。
ちょっとカッコつけた名前つけました!
絶賛中二病こじらせてますv( ̄Д ̄)v イエイww
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