終わりの予兆
そいつは栞士と名乗り、裏切るのは無しと念を押す。
裏切ったら分かってるなと威圧をし、奴のもとに行く。
「にしても、身の丈に合わない装備だね、それ」
「ん?・・・ああ。あの人から貰ったんでね・・・」
その人を裏切るんだけどな・・・と思いつつ、あるものを渡す。
「これ使いな」
「ん?・・・大鎌か?」
「うん、よく分かんない人倒した時の武器だね」
「これ、六芒星の一人の、武器のはず・・・」
「へぇ~」
「お前・・・まあいい。行こうか」
「最初っからそのつもりさ」
桜葉さんに、今までの旅で手に入れた無線を使ってこのことを説明する。
「・・・わかった、俺も後から向かおう」
「お願いします」
ツーーーッーーーー
地面を蹴り、祖父の家に侵入。
知っていた祖父の家は改造され、トラップもあるようで、それをひとつ残らず潰す。
内部をある程度知ってる人間がいると安心する。
が、油断もできない。
十分後、家の最奥部、にある部屋に入る。
「おうおう、ずいぶんな登場だな」
「・・・そのようだね」
部屋の奥には椅子がありそこにふんぞり返る、忌まわしいやつの姿がある。
周りには、五人の気配。
「栞士、お前がしてることは・・・わかってるな」
「ヒッ・・・・わかっ・・・てます」
「そうか・・・それなら仕方ない」
「まあ、いつまでもふんぞり返っていていいのかな?」
「お前が来るのは想定内だからな、俺も対策するさ。来いッ!『六芒星』ッ!」
予想通り、五人の殺し屋。
ただ、熟練の気配。
「栞士、行くよ」
「・・・う・・・」
「今覚悟を決めるんだ、自分で選べ。あっち側に戻るなら戻る。こっちにいるならいる。自分の命の天秤は自分で持つんだ」
「・・・わかった、行こう」
「・・・ああ」
「余裕ブッコ抜いてると死ぬぞ」
「そんなの覚悟の上だ」
「そうか・・・かかれ!」
すると四方から、棘鉄球、戦斧、鉄槌、大剣が降る。
真上に飛び回避すると、左右から、鎖鎌と、投刃剣が飛んでくる。
素早く、刀を左手で引き抜いて弾く。
着地先には、さっきの四人がいる。
素早く天井の柱に手をかけて、方向を変える。
天井を蹴り、下に向かって斬りかかる。
手練れ連中は後ろにステップ回避。
さぁ、終わらせよう。
栞士と書いて、『カンジ』と読みます。
補足程度に・・・




