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地獄の世界で僕らは行く  作者: 三上 空
18/26

終わりの予兆

 そいつは栞士と名乗り、裏切るのは無しと念を押す。

 裏切ったら分かってるなと威圧をし、(竜騎)のもとに行く。


 「にしても、身の丈に合わない装備だね、それ」

 「ん?・・・ああ。あの人から貰ったんでね・・・」

 

 その人を裏切るんだけどな・・・と思いつつ、あるものを渡す。


 「これ使いな」

 「ん?・・・大鎌(サイズ)か?」

 「うん、よく分かんない人倒した時の武器だね」

 「これ、六芒星(ヘキサグラム)の一人の、武器のはず・・・」

 「へぇ~」

 「お前・・・まあいい。行こうか」

 「最初っからそのつもりさ」


 桜葉さんに、今までの旅で手に入れた無線を使ってこのことを説明する。

 

 「・・・わかった、俺も後から向かおう」

 「お願いします」

 

 ツーーーッーーーー


 地面を蹴り、祖父の家に侵入。

 知っていた祖父の家は改造され、トラップもあるようで、それをひとつ残らず潰す。

 内部をある程度知ってる人間がいると安心する。

 が、油断もできない。


 十分後、家の最奥部、にある部屋に入る。


 「おうおう、ずいぶんな登場だな」

 「・・・そのようだね」

 

 部屋の奥には椅子がありそこにふんぞり返る、忌まわしいやつ(竜騎)の姿がある。

 周りには、五人の気配。


 「栞士、お前がしてることは・・・わかってるな」

 「ヒッ・・・・わかっ・・・てます」

 「そうか・・・それなら仕方ない」 

 「まあ、いつまでもふんぞり返っていていいのかな?」

 「お前が来るのは想定内だからな、俺も対策するさ。来いッ!『六芒星(ヘキサグラム)』ッ!」

 

 予想通り、五人の殺し屋。

 ただ、熟練の気配。


 「栞士、行くよ」

 「・・・う・・・」

 「今覚悟を決めるんだ、自分で選べ。あっち側に戻るなら戻る。こっちにいるならいる。自分の命の天秤は自分で持つんだ」

 「・・・わかった、行こう」

 「・・・ああ」

 「余裕ブッコ抜いてると死ぬぞ(・・・)

 「そんなの覚悟の上だ」

 「そうか・・・かかれ!」

  

 すると四方から、棘鉄球、戦斧(バトルアックス)鉄槌(ハンマー)大剣(バスターソード)が降る。

 真上に飛び回避すると、左右から、鎖鎌と、投刃剣(ブーメラン)が飛んでくる。

 素早く、刀を左手で引き抜いて弾く。

 着地先には、さっきの四人がいる。

 素早く天井の柱に手をかけて、方向を変える。

 天井を蹴り、下に向かって斬りかかる。

 手練れ連中は後ろにステップ回避。

 

 さぁ、終わらせよう。

栞士と書いて、『カンジ』と読みます。

補足程度に・・・

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