じぃ
さあ、何日同じことを繰り返しただろうか。
もはや記憶の残りページがわずかな気がしてならない。
疲労は取れるどころか蓄積に蓄積を重ね、体にとても重い重石をしているかのようだ。
それは桜葉さんも同じようで、顔は頬がこけてきている。
僕もそうだがあまり安眠が出来ていないから、早く終わせたい。
少し有名な私立高校に行くため、中二の頃から勉強して、その私立高校には、首席。
特待生制度で、授業料等が多少浮く。
そのためだけに頑張った。
何でこんな話をするのかというと、僕が特待生を目指して勉強したのは竜騎のせいだからだ。
奴は、自分の親の借金を、僕の親に丸っと、肩代わりをさせた。
それは怖ろしい額を。単位は億。
生活が厳しくはなったが、兄は頭の出来はよろしくなかった。
それでも必死に勉強もしていた。
家は土地を買っていたので問題はなかったが、食費と学費が削らざるをおえない状況となった。
僕は私立主席だし、援助も出てる。
生活保護は出ているがそんなのは雀の涙。
これっぽっちも贅沢なんかできない。
けれど幸せだったと思う。
家はいつも笑いに包まれていたし、疲れているのは目に見えていたがそれでも僕たちの前では笑顔を絶やさない両親。
そんな過酷だがそれでも幸せな生活を送ってきた。
一度なら我慢できた。
それを二度も壊された日常を壊した張本人をどうして許せよう。
父や母、兄ならもしかしたら、許せたかもしれない。
だけど僕はそんなに優しくない。
「スゥ~、ハァ~」
いつものように短いようで長い深呼吸をする。すぐさま居合を放つ。
相手には見えないスピード。正確に相手の頭蓋骨を割る作業にぬかりはない。
最後の一人の頭蓋骨を割ろうとして僕は寸でで体を捻り、無理に体の向きを変える。
そのため肩から地面に落ちる。
すぐに立たないと。
「なにやってる。早く立て!」
分かってますよ。そんな風に思いながら、立ち上がろうとする。
が、後ろから迫ってくる気配を感じ地面を蹴り、前に回避。
振り返ってそこにいたのは、さっきの寸でのところで止めたゾンビだ。
「じぃちゃん・・・なっちゃったか・・・」
そう、目の前にいるのは紛れもなく、祖父であった。
毎年帰っていた、母型の祖父。
昔から優しくして貰っていたので、覚悟はしていたがやはりきついものがある。
「ごめんなぁ、じぃちゃん、僕じゃ助けられんよ、せめて上で静かに生きてくれぇ」
そう言い終わると同時に、刀を横に一閃。
骨が断ち切られる嫌な感覚が刀を伝い、手首を登り、全身に駆け巡る。
そして更なる怒りが沸き起こる。
「竜騎ぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
叫び次に聞こえたのはあの忌々しい声だった。
「そんな喚くなよ。爺一人死んでも意味はねえだろ。どうせ生きてても意味ねぇんだから」
おそばせながら、あけましておめでとうございます。今まで何してるんだって言われると何とも言えないのですが・・・
今年もよろしくお願いします




