表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様がみてる  作者:
2/8

2.ふたりのおねえちゃん

 

 わたしは、声も出ずに、ーーかたまって……そうして、そのふたつの黒いウロに吸いこまれそうに、……なって


 ーーそのとき、わたしのなかにながれこんできたのは、ひどく、機嫌のよい、それ、だったから


 虚脱したようなわたしの身体のなかにはいりこんで、機嫌よくふわふわする、それ、の意識は、宴のよる。



 ……そう、夏のおまつり、のような、それ。


 それ、は、にいっと笑ったように、みえた



 **


 「……っつる、みつるっ!?」


 ぼんやりと、うかんできたのは、おねえちゃんの、勝ち気な目、とおくからちかくなっていく、おねえちゃんのこえ、



 「……おねえ、ちゃん?」


 わたしは、ぱちぱちと、まばたきをして、ゆっくりあたりを見渡して。


 海風がさわっとわたしのうえにかけられていたタオルケットをまくって、


 わたしのの首元の方から、前髪を揺らす、


 ゆらゆらゆら、辺りは、すっかり夕焼けで


 わたしは、ゆっくりと、身体を起こして



 「もう、美鶴ってば、全然、おきらんで!美鶴の好きなメロンのアイス、溶けちゃうからおねえちゃんが食べてあげました~」


 わたしは、目をみひらいて、おねえちゃんを見つめて


 穴をあくほどにみつめて



 「?どうした?怒ったの?またかってあげるから~美鶴?」



 わたしは、おおきな違和感に身体のふるえがとまらない


 おねえちゃんなのに、おねえちゃんじゃない、それ、を目にしてーー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ