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神様にお願いされた151歳 【仮】  作者: なるる
第4章 冒険したいお年頃編
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第五十五話 「夜空に咲く」

祝40,000PV 5,000ユニーク 頂きました。

皆様ありがとうございます。

 ランプルによる水人族の情事を味わったが・・・・死ぬかと思った。

 勢いよく深海までを潜った時は、内臓が飛びだしてしまったわい。

 間違いなく再生魔術がなければ死んでいた。


 しかし、もう一度経験したいと思える程、気持ちが良かった。

 地上では味わえないアクロバティックな動き。周りの海水がまるで意思を持つかのようにわしの弱点を的確についてくる。わしとランプルだけなのにまわりの海水も参加している様で、複数プレイを楽しめた。


 なるほど。水人族が他の種族とあまり結婚しない理由が良く分かったわい。

 陸の種族では、耐えられん。水人族も陸上での子作りが出来るが、海での行為を知ると地上だけでは不満が出るじゃろう。

 ちなみに火人族は溶岩の中でするのでナンパする時は気をつけなければならん。


「ふぅぅぅ。良かったぞランプル。また、頼むぞ。」


「フフフ。今度はもっと頑張りますね。えへへ。

 そうだ。次は深海からそのまま外海へ出ましょう。きっと楽しいですよ。

 外海はここよりも広いし、住んでいる魚や貝も多いですからとても綺麗ですよ。」


 ランプルよ。流石に深海を数百~千kmも進めば、流石のわしでも死ぬぞ。

 まっ。本当に連れて行かれてもランプルの【能力】で何とかなってしまうじゃろうがな。


「流石は、王様です。まさか、水人族の子作りも出来るなんて・・・。

 これで諦めがつきました。ランプル様をお幸せにして下さい。

 では、俺達は帰ります。そう言えばシャークさんはどうしたのですか。」


 水人族の若者の中でも一番体格が良い者がわしらに言うと尾びれを振っている。

 どうやら、水人族の若者達は見ていたようで、しきりにわしを称えている。

 これで、一安心じゃ。水人族が認めれば地上のバカ共も納得するじゃろう。

 そう言えば変態鞭も見えんな。


「シャークは、居残りで説教するので君たちは、帰りなさい。」


「はい。それでは失礼します。」


 さてと、シャークと変態鞭の姿は見えないがそろそろ戻るとするか。

 戻るのが遅いと心配しているじゃろうからな。


 わしが泳ぐより、尾びれがあるランプルの方が早い。そこで、わしはランプルに運んでもらう事にした。

 ただ運んでもらうのも勿体ないのでランプルの胸に顔を埋めながらアリス達の元へ戻った。


 海から上がるとランプルをお姫様抱っこで皆の元へ移動する。

 移動中に生活魔法で体を綺麗にするとランプルの尾びれが綺麗な足に変わっていく。

 わしは、皆の所まで移動するとランプルを降ろす。

 ランプルは、料理をしているメルの処に走って行った。


「ただいま。今戻ったぞ。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・ガルル・・・ガルル」


 これはかなり怒っているようじゃな。

 アリスとおさきは完全に無視を決め込んでいる。ラルチェとメルは、返事をしないがチラチラとわしを見ている。おっ。目が合うと直ぐに目を逸らされた。

 エリザベスはわしを親の仇の様な目で睨みつけて唸っている。近づいて頭を撫でようとするとサッとかわされてしまう。


「うむ。返事が無い。ただの屍の様じゃな。小腹が空いた。メル。何か食べ物が無いか。」


 椅子に座り、待っているとメルが何かを運んでくる。わしの前に来るとドンとドンと大きな音を立てながら食べ物と飲み物を置いていく。

 礼もせずに戻ろうとしたのでメルの尻尾を掴んで止める。


「キャ。あっ。」


 メルは尻尾が弱い。付け根が特に敏感で感じやすい。尻尾を手繰り寄せると抵抗しようとする。

 無駄じゃぞメル。ほれほれ。わしが尻尾を撫でる度に声が漏れる。

 メルの抵抗もむなしく、わしの膝の上に座らせることに成功した。


「メル。食べさせてくれ。」


「あっ。タケル様。そこは。そこはダメです。」


 顔を赤くしながら必死に耐えている。可愛い奴め。わしの手は、尻尾から体に移す。


「どうしたのじゃ。早く食べさせてくれ。」


「はぁぁ。スプーンが・・・持てません。手をどけて下さい。」


 無視をした罰じゃ。もっと虐めてやるぞ。さてさて次はどうしてやろうか。

 フフフホォホォホォ。


 ボキ!!


「おっ。イタァァァァ!」


「いい加減にしなさい。タケル。何考えてるんですか。」


 おさきじゃ。おさきの尻尾がわしの右腕を握りつぶした。

 エリザベスがメルの手を引いてわしから遠ざけていく。

 メルが居なくなった瞬間に全身におさきの尻尾が巻き付くと次々に大きな音がする。


 ボキ!ボキキ!!ポッキ!!!


 全身の骨が砕かれる音を聞きながら必死に再生魔術で治癒していく。


「タケル様。シャークさん達との戦いが終わってから随分時間が掛かり待ったね。」


「楽しかったですか~。ランプルの肌がツルツルですよ~。」


「なんで!あの変態鞭の封印を解いているのですか!!!」


「はぁぁ。はぁぁ。もう。タケル様ったら。」


「・・ガルル・・・ガルル・・。」


 女性陣達がそれぞれの武器を持ち出してわしに迫ってくる。

 終わった・・・・・・。

 諦めかけた時に海から飛び出して来た。


「ただいま参上しました。ご主人様。」


 飛び出してきたのは、シャークだった。しかも、変態鞭がシャークを器用に亀甲縛りをしている。


「キャャャャ!!! 変態!!」


 女性が悲鳴を上げている内に尾びれが足に変わる。

 シャークは突然後ろを振り向いて尻をわしらに見せるとさらに悲鳴が上がる。


「ド変態!!! 死ね!! この世から消えなさい。」


 シャークの体に変態鞭が深々と刺さっていた。

 うぉぉぉぉぉ。ゲロゲーーーーロ!!!

 見たくなかったこんなこんな事ならアリス達にボコボコにされていた方がマシじゃゃゃ!!


 アリス達は様々な魔法や投擲武器でシャークを攻撃している。

 わしは、その横でひたすら嘔吐していた。


 シューーーー。パーン!!

 シューーーーーーー。バンパン!!

 

 夜になるとわし・変態鞭・シャークは打ち上げ花火の様に何度も打ち上げられる。

 わしらは、夜の大輪になったのであった。

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