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神様にお願いされた151歳 【仮】  作者: なるる
第4章 冒険したいお年頃編
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第五十四話 「わしの鞭がこんなに変態なわけがない」

遅くなりました。

普通は、国王に危害を加えればそれだけで重罪になる。

しかし、わし自らが「いつ何時誰の挑戦でも受ける」と宣言しているので国王に危害を加えても問題ない。しかし、今回の不意打ちは、拙い。

何が拙いのかは、怒りでわしが手加減を忘れてしまうからじゃ。

この国の最強は、神々を除けばわしじゃ。そのわしが怒り狂えばどうなるか・・・・。

・・・・・おさきにお仕置きされるので・・・しないぞ・・決して出来ないのではないぞ・。



海面から顔出している水人族の若者達の横でサメ顔のシャークが嘔吐している。

自分から第65代目パトスをわしからもぎ取って置いて!!

・・・許せぬ。

・・・・・・許すわけにはいかん。

第66代目パトスの威厳も関わる。パトス達は、代々、仇討ちをするのが習わしになっている。

流石にルル様などの神々では厳しいが、アリス達等の人には、きっちり仇討ちを達成している。


今のわしは、【龍の飛翔】で海面から上空へ移動している。

さて、どうしてくれようか。

このまま【龍の威厳】で黙らせるのは簡単なのじゃがそれでは、奴らも納得しないだろう。

しかし、海の中で水人族と闘うのは危険じゃ。

10人も集まれば水人族の奥義を使ってくるのは分りきっている。


・・・よし。あれの封印を解くしかないか・・・。

・・・・・大丈夫じゃ。自信を持て。今ならちゃんとやれる。

アイテムボックスから<封>と書かれた札が張られた物を取り出す。


「我が名は、タケル・ヤマト。

 神獣:白面金毛九尾の狐 玉藻前様の心友なり。

 封印されし、汝の名を呼ぶ事で戒めを解こう。

 いでよ!白面金毛九尾鞭:たまもちゃんが世界で一番可愛いです(ハート)!!!」


<封>が破れると中からは白金プラチナに輝く9房の鞭が現れる。


「呼んだ!!ダーリン(ハート)。酷いじゃない行遅れと一緒に閉じ込めるなんて!よくもやったわねぇぇ!!!」


「のぉぉぉ。」


封印が解かれた白面金毛九尾鞭:たまもちゃんが世界で一番可愛いです(ハート)は、わしを縛りあげる。しかも、バイブレーション機能があるのか縛りながらも振動で全身を刺激する。


「いい加減しろ!!中に入ろうとするな!!この変態鞭!!!」


わしの尻を撫でまわし始めたので【龍の威厳】を使う。


「えっ。いつのまに【龍の威厳】を使えるようになったの。ダーリン(ハート)。

 動けないじゃないの。もぉー。チェッ。

 わかったわよ。言う事は、聞きまーーーーす。」


ふぅぅ。これでやっとたまもちゃんに報告が出来る。

白面金毛九尾鞭:たまもちゃんが世界で一番可愛いです(ハート)は、たまもちゃんから頂いた心友の証じゃ。しかし、制御できなかったのでおさきが封印をした。

その代り今までは、九尾鞭を心友の証の様に見せていた。この事は一部の者しか知らない。

※白面金毛九尾鞭:たまもちゃんが世界で一番可愛いです(ハート)を白面金毛九尾鞭or変態鞭に省略します。



封印した時の事を思い出す。

この鞭は、武器の癖に意思を持っている。それどころか自由に動けて、しかも手癖が悪い。男女問わずに襲って無理やり体内に入ろうとする。

体内に入るとHP・MP・SPを吸う。それを元に体内で幻術や誘惑をかけ続ける。最後には、一切文句を言わない完全な奴隷にしてしまう。

ある意味、呪われた武器じゃ。


たまもちゃんから貰った時は、大人しかったのでまさかひんな能力があるとはしらずに寝床に置いてしまった。

その夜にわしとアリスの情事に耽っている時に乱入して来た。後宮に居たおさきが白面金毛九尾鞭の妖気を感じたのかすぐに助けに来てくれた。

あの時のわしでは、奴隷にされていたじゃろう。


「大丈夫ですか。アリス。 

 なんでお前が居るのですか!たまもちゃんが封印していたはずですよ!!

 よりにもよって、心友の証に化けるなんて!!! 」


「なっ。なんで行遅れがいるの?どうして?」


おさきよ。わしの心配はないのか?

しかも、このバカ鞭め。おさきの禁句を言いおったぞ!!


「フフフ。良くも言いましたね。言ってはいけない事を!!!

 幸いまだ封印は残っている様ですからまた封印してあげます。

 今回は幻術のおまけ付でですよ。ホホホ。」


「止めてよ!行遅れ!!そんな性格だから嫁の貰い手がないのよ!!!」


・・・怖い。おさきから殺気が漏れ出している。

部屋の中にいた虫達が床に落ちている。外を見れば空から鳥も落ちていた。殺気だけで生き物を殺している! 

ここまで怒っているおさきは初めてじゃ。幸いにもわしはおさきの後ろにいるので顔は見えないが多分見てしまったら粗相そそうしてしまうじゃろう。


「フフフ。ホホホ。お生憎様です。私は結婚しました。

 もう行遅れではありません。

 では、さようなら。

 九尾狐封印術:縛!!」


「のぉぉぉぉぉぉぉ。覚えてやがれーーーー!

 縛られるより縛るのがスキーーーーーなのに!!」


9房の鞭がうまく絡み合い1房になり<封>の札が張られると動かなくなった。


「これで安心です。タケル。たまもちゃんには私から言っときます。

 タケルは一日でも早く【龍の威厳】を覚えて下さい。

 それで、あの変態も言う事を聞きます。

 あらアリスは気絶している様ですね。

 仕方がありません。今日は私が相手してあげますよ。」


わしを見るおさきは、獲物を狙う肉食獣の目をしている。

・・・・これは、寝られないな。

ふぅぅぅ。汗を流しながらも「タケルが弱いから子供が出来ない」事に対して説教されるのかぁぁ。

・・・・・・心が折れそうじゃった。



「変態鞭よ。かくかくしかじかなのじゃ。取り敢えず、変形しろ。」


「なるなるへそへそ。分ったは、ダーリン。全員を玉抜きにすればいいのね。」


「ちがーーーう。あのサメ顔のシャークだけじゃ。若者達は手加減しろ!!」


「えーー。若いエキスが吸いたいのに!!」


変態鞭を無理やり黙らせると上級水魔法を使い海中でも問題なく呼吸や行動が出来るようにする。

さてと、サメ狩りの開始じゃ。


変態鞭を巨大なヨーヨーに変形さてあのポーズを取る。


「おまんら、許さんぜよ!」


わしが勢いよく海の中に入るとシャーク率いる水人族達も移動を始める。


「王様。ランプルちゃんとの交際を認めて貰います」 × 10


シャークが何か言っているがスルーした。わしは、お前と話す言葉を持ち合わせぬ。



水人族の若者達は、わしを取り囲むと時計周りで移動始める。

わしの移動速度より水人族の方が早いので包囲網は抜け出せない。


暫らくすると若者達の後ろに渦が出来始める。渦は一気に成長してわしに迫ってきた。


「水人族伝統の漁法:大渦網」


なるほど、渦の中にわしを閉じ込めるのか。【視力強化】を使うと大渦の中心にシャークが大きな口を開けて待ち構えている。奴の目からは、何処か余裕を感じる。

舐めおって、海の中ならわしに勝てると思っているのか。

ふん。奴らの自慢の漁法を正面から破れば二度とわしに挑まんじゃろう。

意を決して、大渦網の中に入って行く。


わしは、渦に飲まれて中心部に高速に移動する。その先には、大きな口を開けているシャークが待っている。

巨大なヨーヨーをに中心のシャークに向かって放つ。


シャークは大渦の所為で動けない様で巨大なヨーヨーが迫って来るとものすごく慌てている。目が涙目なっている。


巨大なヨーヨーが見事にシャークに当たり吹き飛ばす。わしは、空いた隙間から大渦を抜け出す。


「水人族伝統の漁法:大渦網。破れたり!!」


水人族の若者達は、よほど水人族伝統の漁法:大渦網に自信があったのか、肩を落として降参した。


「すみませんでした。王様。俺達ではとても勝てません。

 ランプルちゃんは諦めます。」


何人かは泣いている者もいるが、勝者が敗者にかける言葉はない。

何を言っても傲慢に聞こえてしまう。何より全力を出した男同士じゃ。言葉にしなくても分かり合える。


さてと取り敢えず終わった。残るはシャークじゃ。第65代目の敵討ちが残っている。


「おっと。手が滑ってしまった。」


わしは、変態鞭を落としてしまった。自由を得た変態鞭はクネクネと動き出してシャークに向かっていく。


「えーーーーーー」


勝手に動き出した変態鞭に水人族の若者達は驚いている。

うむ。当然の反応じゃろう。わしも勝手に動き出した時は驚いた。


変態鞭は、シャークを捕まえると深海へ移動していた。

何かシャークが言っているが知らん。



「あれ。タケル様じゃないですか。どうしたのですか?」


ランプルが10mは越える魚と5mは越える貝を両手に持って近寄ってきた。


「ランプルか。実は、かくかくしかじかなのじゃ。」


「なるなるへそへそ。流石は王様です~。」


説明中は、今回の賞品のランプルを抱き寄せて体を堪能する。


「もう。王様たっら。すみませーーん。そこの人達これを王妃様の処に届けて下さい。」


ランプルは水人族の若者達に向けて魚と貝を軽く投げる。

もの凄いスピードで若者達に向かっていき、誰も受け止められず吹っ飛んでいった。


「あれあれ?軽く投げたのに?  

 タケル様。賞品のランプルはどうしましょう。」


「それは決まっておる美味しく頂くのみじゃゃゃゃゃゃ。」

このタイトルが使いが為に今回の話を書きました。

2/13 18時頃修正しました。

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