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神様にお願いされた151歳 【仮】  作者: なるる
第2章 ぶらり途中下車の旅編
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第二十八話 「なぜか卵が大人気で困っています」

いつのまにかユニークが2000越えました。

皆様、ありがとうございます。

ラルチェとアリスをたっぷり可愛がった翌日、わしは先日の戦利品「人鳥ぺんぎん魔鳥の卵」を見ていた。


卵の大きさは2mもあり、色は紫と黒のマーブルで毒々しかった。

明らかに食欲を無くす色をしていた。


ーーー看破&鑑定ーーー

アイテム 魔の卵


100日間魔力を込めながら温めると温めた魔物の姿で生まれる。

人が食べると様々な状態異常になるが、薬の材料にもなる。

ある事をすると聖の卵になる事がある。

ーーーーーーーーーーー


アイテム扱いなのか、それとある事とはなんじゃ。

ラルチェとアリスに聞いてみたが知らなかった。

あまり頼りたく無いがルル様に相談した。


「ルル様。今よろしいでしょうか。」


「あら。タケルではないですか。どうしましたか?

 そちらは連絡も出来ない程、忙しいようですね。」


「なっ。すみません。

 こちらはルル様のダンジョンと違って色々と生活が大変なもので連絡が出来ませんでした。

 少々、困ったことがありまして、ルル様なら教えて頂けると思いまして連絡いたしました。

 早速ですが、人鳥魔鳥の卵を手に入れまして聖の卵にするのはどうすればよいのですか?」


「ふぅぅ。タケル。わたしを何だと思っているのですか。

 聞きたい時だけ連絡を寄こして・・・わたしは便利な女ではありませんよ。

 まっ。いいでしょう。

 魔の卵を聖の卵にするには、数日間、極級光魔法を使い続ければ出来ます。

 タケルはまだ、中級までしか魔法が使えないので別の方法を教えます。

 心友の証を装備した状態で再生魔術を卵に使いなさい。時間がかかりますが聖の卵になるでしょう。

 ただ、卵が孵ってしまうと失敗しますので、アリスの上級時魔法も必要ですよ。」


「ありがとうございます。ルル様。助かりました。今度は頻繁に連絡します。

 それでは早速取り掛かりますので失礼します。」


「あっ・・・タケル。もうせっかちですねぇ。これは、後でお仕置きがしなければ・・フフフ。」


卵に夢中で最後の方は聞こえなかったが今は気にしてられない。


ラルチェとアリスを呼んで卵について説明をしてから、念の為、ラルチェとわしで卵を庭まで移動させた。


わしらはいつもの装備に加えてルル様とアリタの心友の証も装備した。


早速、アリスが上級時魔法を使い、魔の卵の時間を止める。

保険として上級空間魔法で卵を閉じ込めた。

わしは、その状態で再生魔術を卵に使った。


暫らくすると卵が激してく揺れだしたので、慌ててラルチェが押さえてくれる。

ルル様は時間がかかると言っていたので10日位はかかるのかもしれん。

時も止められるので慌てずじっくりやる事にした。


それからわしの生活の一部に魔の卵に再生魔術をかけることが加わった。


わしの1日の流れは大体こんな感じじゃ。


ーー朝ーー

・アリスに起こされる。

・わしとアリスでラルチェを起こす。

・アリスが作った朝食を3人で食べる。

・裁判者のゴーレムから報告を受ける。


ーー午前中ーー

・ストレッチと乾布摩擦をする。

・魔の卵にわしが再生魔術をアリスは上級時魔法と上級空間魔法をかける。


ーー午後ーー

・村を散歩がてら見回りをする。

・途中出合う審判者のゴーレムの仕事をチェックする。

・各区の代表者達と話をする。

・時々、湖で釣りを楽しむ。ラルチェとアリスは薄着で泳いでいるので鑑賞する。

・ケガ人が出たら、再生魔術で直す。

・乳牛や乳山羊の女性達の相手もする。

・村人から野菜や魚のおすそ分けをもらう。

・時々、貿易都市の商業ギルドマスターに行商の催促を入れる。


ーー夜ーー

・ラルチェがメインでアリスがサポートで作った夕食を3人で食べる。

・魔の卵にわしが再生魔術をアリスは上級時魔法と上級空間魔法をかける。

・ゴーレムが沸かした風呂に3人で入って1日の疲れを取る。

・ラルチェとアリスの愛を確かめ合う。

・ルル様・アルタ・眷属達が乱入する事があるのでお相手する。



あれ?いつの間にか領主をしているではないか、ゴーレムを作ったら旅立つはずなのに。

これは、卵の所為じゃな。

イヤそれだけではあるまい、わしが日本人特有の真面目さで村人をほっとけないのであろう。

この村は住みやすいのでついつい力を貸してしまう。


いかんのぉ。早く卵が聖に変わり孵ってくれんかのぉ。


わしの願いに答える様に卵が日々変化していた。


 2 ~ 9日目 徐々に毒々しい色が薄くなっていく。

10 ~12日目 完全に毒々しい色が無くなり、少しずつ七色の輝きが増す。

13 ~17日目 さらに七色の輝きが増して卵が小さくなる。



18日目 午前中 わしは50cmまで縮んだ卵に再生魔術を使っていた。

そこにたまもちゃんとおさきさんが訪問した。


「タケル。久しぶりです。色々やっているのは聞いているのです。その卵があれば面白い事ができるのですよ。だから頂戴です。たまもちゃんとおさきちゃんとタケルの為です。」


「お久しぶりです。タケルさん。大分稼げるようになりましたね。でもまだまだです。せめて巨大都市のトップになりませんとわたしは安心できません。」


「お断りします。面白いのはたまもちゃんだけじゃろ。

 それに、おさきさん、あなた何を言っておるのじゃ。あなたまでおかしな事を言ったら誰がたまもちゃんを止めるのじゃ。」


「たまもちゃん。おさきちゃん。こんにちは~。」

「たまもちゃん。おさき様。お久しぶりです。」


たまもちゃんは断っても断ってもねだって来る。そして、おさきさんはわしを品定めをするように全身をくまなく見ている。何があったのじゃ。

それにしても、何故こんなにも欲しがるのじゃと思っていると奴が来た。


そう。ルル様じゃ。このパターンは絶対暴れるぞ。絶対わしにも被害が出る。


「何をしているのですか玉藻前!その卵は明日タケルから貰うようにとアルタさんも含めて昨日決めたではないですか。・・・抜け駆けですか・・。」


「あれ?そうだったですか?たまもちゃんは今日だと思っていましたのです。」


「ぬけぬけと!いつもいつも貴女は!!そうやって・・・あの時も!!!」


何も聞いていないぞ・・・・・しかも・・没収は確定なのじゃな。

わしを置いて二人が睨み合う。その影響で空には雷雲が立ち込め大地が揺れ始めた。


これは・・いかん。巻き込まれたらわしでも死ぬ。

確実なのは卵が壊れる・・・ついでに村も壊れる。


卵が惜しいが・・・わしの命の方が大切じゃ。よし!


「二人ともいい加減にするのじゃ!!そんなに欲しいならくれてやる。どうじゃ」


わしは空に向かって卵を投げた。


「えっ(あっ)。」


「もらったです!」

「ちぃ。」


一瞬早くたまもちゃんが卵を取るとおさきさんが転移陣を用意して二人は消えていった。


「逃がしませんよ!たまも!!」


ルル様も転移陣で消えていった。



取り残されるわし・ラルチェ・アリスはお互いの顔を見合わせて、大きなため息をついた。



卵が強奪されてから数日が過ぎた。

卵については諦めたが、うれしいサプライズがあった。

なんと再生魔術のレベルが70になり、ついにわしも上級魔法を使えるようになった。

どうやら、相当経験値が良かったらしい、わしにとっては金の卵じゃったわい。


いいかげん旅を続けねばと思っているうちにボロボロな行商がやって来たと村人が屋敷に駆け込んできた。


事情を聞くために行商達をわしの館へ招いた。

ラルチェとアリスにはお茶の用意をさせた。


行商達が来ると商人らしき男が3人、護衛の傭兵達は5人で中には手足が無い者もいる。


全員のギルドカードの色を確認してから行商だけ館の中に入れた。

行商の中でもボロボロだが一番仕立てがよい服を着た男が説明をする。


「領主様、お招きありがとうございます。このような格好で申し訳ございません。

 途中、魔鳥の大群に襲われてしまい、荷物をすべて奪われました。

 本来なら引き返して改めてお伺いするのですが、商業ギルドマスターからの命令もあり、このような姿になってもご挨拶だけはと思い、なんとか村までたどり着きました。」


やはり、人鳥魔鳥の本隊は近くにいたのか、それにしてもこの商人1は演技ぽいな。

だが、ギルドマスターに言われたからと言って護衛が減り命の危険が増えたのにもかかわらずここまで来たのは評価できる。

疲労しているのに満面の笑みを浮かべて、わしに挨拶をするのは中々の商人根性がある。それに引き換え、後ろの2人は疲れきっていて今にも死にそうなのにラルチェとアリスを見て鼻を延ばしておる。


「うむ。道中災難じゃったな。その様な理由なら商品については仕方あるまい。

 魔物に襲われてもここまで来た、そなた達の心意気。気に入った。

 怪我をしている者はこちらが治療するので申せ。 

 安心せい、金などとらん。

 それとゆっくり休めるように今、村人に言って宿の準備をさせておる。後で案内させよう。」


「そう言っていただけると助かります。これでギルドマスターの顔が潰れずにすみます。

 治療については、本当によろしいのですか。

 私達のケガは軽いのですが。護衛達の中には、重傷者いますのでかなりの高額になります。」


「かまわん。わしが治すので問題ない。

 いいから、怪我をしている者をすべて屋敷に連れて来なさい。

 館が汚れてもかまわん。外では辛かろう。」


後ろの商人たちが慌てて外の傭兵達を呼んだ。


傭兵達は玄関まで来たが中々入ろうとしなかったので、わしが「早くせい!」と怒鳴ると顔を見合わせて意を決った様な顔をして入ってきた。


自分で歩けるものは、気絶している仲間を抱えながらヨロヨロと館に入ってきた。

傭兵達は皆どこか欠損していていたが血が流れていなかった。

傭兵の中に1人いかにも司祭のような服を着ていた女性がいた。

顔全体を包帯で巻いているので美人かどうかはわからないが魔法の使いすぎなのか気絶していた。


わしは怪我がひどいものから再生魔術で治癒していった。


商人や傭兵達も欠損した部分まで再生して貰えるとは思っていなかったのか、大いに驚いていた。

これ位の事が出来なければルル様の拷問で何度も死んでいるわい。


「ありがとうございます。」

「これで何とかなる。」

「神よ。感謝します。」


わしに何度も感謝をして、泣きながら喜び、抱き合っている。

顔を怪我した女性は自分の顔に手を当てて泣き伏せていた。



宿の準備が出来たと村人が入ってきたので、商人や傭兵達を案内させた。

今はゆっくり休み、そして泣くなら部屋で泣けばよい。


「領主様。いえ。タケル様。まさかここまで高度な再生魔術が使えるとは思いませんでした。

 このお礼は必ずします。」


「この程度の事で・・。それでは明日の午後、もう一度館で着てもらうぞ。

 商売ついて話がしたいのでな。」


翌日、商人達と各区の代表者を呼んで必要な物や値段の交渉をした。


交渉が終わると商人1がわしと二人で話がしたいと言って来たので明日の午後もう一度来るようにと命じた。

読んで頂きありがとうございます。


書けば書くほど私の力不足を感じてしまいます。

それでも書いていくうちにうまくなると信じて頑張りたいと思います。

出来れば応援して頂けるとありがたいです。

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